【全文掲載】岩田剛典「現場でもムードメーカー。助けていただいた」、“聖母マリア”篠原涼子に感謝!

MC:まず篠原さん演じる金魚妻・さくらは、安藤さん演じる夫、卓弥の献身的な妻として華やかな生活を送っています。しかし実際は、卓弥の浮気、モラルハラスメント、DVに悩んでいました。そんな時、岩田さん演じる春斗と出会い、本当の愛や自分自身と向き合っていくストーリーでしたけれども、篠原さんはさくらを演じられてみていかがでしたか?

篠原:内に秘めて、自分の言いたいことがはっきりしないキャラクターだったんですけれども、どこか強いところをしっかり持っている女性像も作りたいなと思って、意識してやらせていただきました。春斗と出会うことによって、自分自身の見えなかったところを切り開いてくれて、そういうところもすごく見どころがあるなぁと思いますよね。

MC:ありがとうございます続きまして、改装妻・ゆり葉役の長谷川さん。一見自由奔放に生きるたくましい女性なんですが、メイクで隠している大きなあざが顔にあって、自分を押し殺した生活を送っています。長谷川さんは、この役を演じられてみていかがでしたか?

長谷川:顔に大きなあざがあるんですけども、生活の中で虐げられたりとか圧迫感を感じるっていうところで、逆に強気に出てるんですけども、心の中の繊細な部分を少しでも限られた時間で表現できたらなぁと思ってやらせていただきました。オープニングから結構センセーショナルなシーンがあると思うんですけども、私がやらせていただいた回で彼女のキャラクターがしっかりと描かれてると思うので、流れで観ていただけるとすごく嬉しいなと思います。

MC:実は他にも4人の妻が物語に登場いたしますので、ご紹介してまいります。まずは、すっかり友達のようになってしまい異性として見てくれない夫との関係に悩み、元彼との刺激的な行為に夢中になる中村静香さん演じる外注妻。 2人目は、夫の願望を満たすためある要求を我慢し受け入れますが、ひょんなことから自分の知らない願望が芽生えていく瀬戸さおりさん演じる弁当妻。そして3人目、自分のためと夫に仕事とやりがいを搾取されていくうちに無気力になっていく石井杏奈さん演じる伴走妻。そして4人目、「不倫」の言葉を聞くとひどい頭痛に襲われる潔癖な性格ですが、ある日川辺で出会った男に強烈に惹かれていく松本若菜さん演じる頭痛妻、という妻たちが登場します。そして、篠原さん演じる金魚妻、長谷川さん演じる改装妻がいるわけなんですけれど、皆さんはどの妻が印象的でしたか?

篠原:私は弁当妻ですね。想像を絶するというか、びっくりしましたね。想像もつかない感じだったので、作品を観たときにびっくりさせられたという感じです。

長谷川:私も弁当妻だったんですよ。もちろん他の妻も興味深いんですけど、弁当妻は本当に意外だし、ちょっとコミカルな仕上がりになっていて、私がやらせていただいた回とは、全く違う毛色のお話だったので、すごく面白かったです。

MC:岩田さんはいかがですか?

岩田:弁当妻です(笑)。男性目線的なところで言うと、旦那さんを演じている藤森慎吾さんのキャラが、本当にぶっとんだキャラクターで、すごいクセの強い旦那さんというか。こんな愛のかたちもあるのかなって考えさせられてしまうのもあったりして、ストーリーもかなり変化球な感じで面白かったですね。僕は爆笑しながら観てました(笑)。