MC:そして本郷さん、村上さん。立会人という役どころなんですが、アクションがまた一つの見所だったかと思います。アクションシーンの準備はどのようにされたのですか?
本郷:我々、賭郎の立会人というのは、人間離れした強さみたいのがありまして、なので結構いろんなことがありましたね。夜行さんもワイヤーで吊るされて。ほぼ空飛んでましたもんね。ちょっと、喋りましょうよ!?
村上:本郷くんに任せる。今日ね、私の息子と娘が3人来てるんですよね。あんまりしゃべると良くないと釘を刺されているので(笑)。
横浜:そんなことないですよ、話してください(笑)。
村上:いいの? 話したら止まらないよ? あのお、僕は「仮面ライダー」とか「必殺」とか「柳生十兵衛」とかやってきたんで、立ち回りに自信あったんですよね。練習したら出来ると思ったら、これがイメージ通り全然動かないんですね。それで本郷くんに助けてもらって、スクワットや柔軟をやったりして対処できるようになったんですね。監督とは30年前に僕が主演のドラマで助監督をやられていて、僕全然記憶なかったんですけど、その時「いじめられた」って僕に言うんですよ。
中田:いやいや(笑)。今、面白く話しましたよね(笑)。すごく楽しい現場でしたよ(笑)。
村上:監督とは久しぶりだったんですけど、本郷くんは体がすごい柔らかいんですよね…
MC:櫻井さんは映画初出演ということで、お屋形様・切間を演じられていかがでした?
櫻井:ミステリアスな感じとか、「なんだこいつ?」っていう感じを存分に出さなければっていう感じで演じさせていただきまして。特に流星さん演じる貘と対峙するところは、本当に流星さんの圧と自信がバーッと来るわけでなんですよ。それに負けたらお屋形様は務まらないので、なんとか食らいついていかなければという気持ちで、本当に必死にやらせていただきました。
MC:横浜さん、そうだったんですね?
横浜:でも、勝ってましたよ。本当に良い表情をされてました。お屋形様としていてくれたんで、そこを超えようっていう気持ちになれたので、素晴らしかったです。
櫻井:いやあ、めちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございます。
MC:そして三浦さん、佐田国というこれほどまでの悪役を演じられるというのは三浦さんご自身にとっても初めてだったんじゃないですか?
三浦:悪役なんでしょうね。見た感じはそうなんですけど、佐田国の中にも、なぜそうなってしまったのかというものが根っこの部分があって、信念をもとにそういう人物になってしまったというところを見てほしいんです。悪というよりかは、目的のためにっていうことだけを意識して演じてましたね。
MC:横浜さんと三浦さんの死のババ抜きも圧巻だったんですが、お互いにアドリブがあったとお聞きしていますが?
横浜:アドリブというよりも、原作が現場にあったんで、原作を読んで台本になかったところ、でも原作にあるところをどんどん付け加えたっていう感じです。
三浦:そうですね。都度都度、原作リスペクトの気持ちを持って、監督に確認しながら、原作の世界観と監督の求める世界観というものを、いかにどこまで落とし込むかっていうのを、2人で相談しながらやってました。