MC：芳根さんはいかがでしょうか？
芳根：よく現場とかでご一緒した方から、今24歳なんですけども「まだ24歳なんだね」ってすごい言われるんですね。役柄もあるかもしれないんですけど、上に思われることが多くて。「しっかりしてるね」って言ってもらえるんですけど、私もしっかりしてないんですよ。
ムロ：でも、出会った時から落ち着いてたから。出会った時は演劇部員と演劇顧問の先生役で…、もう24で、まだ24か…。大きくなって、スーツも着るようになってねえ（笑）。しっかりしてますよ（笑）。
芳根：でも、家だと全然、ずっとグータラしてるし、この前、母親から「あんた、よく頑張ってると思う」って言われました（笑）。昔の私を知ってる人だと、「一人でお仕事行けてるの？」とか、すごい言われるんです。だから、今は頑張ってます（笑）。
MC：宮野さんは、いかがでしょうか？
宮野：なんでしょうねえ…。
ムロ：宮野さんはミステリアスですよね。何をもってキャップと感じるんだろう。
宮野：どう見えてますか？
多部：すっごく優しそうです。
宮野：真っ直ぐな目で言われて（笑）。ありがとうございます（笑）。ギャップ…、泳げないとか。
ムロ：え！？ジムで泳いでそう。
MC：海は浮き輪ですか？
宮野：ブイをつたって行きます（笑）。
ムロ：（笑）。ブイあるとこ深いとこじゃない（笑）。危ないよ（笑）。
宮野：それは、ずっとですね（笑）。あと、自分の声とかも好きじゃないとか。
ムロ：あ、そういうもんなんですか？
宮野：声優に向いてるとか思っていないです。
ムロ：そんないい声してるのに。
宮野：（いい声で）ありがとうございます（笑）。たしかに僕だけミステリアスな感じがありましたね。何を考えてるんだって。
ムロ：この仕事は、つかみどころのない方がいいじゃないですか。宮野さんはミステリアスなんですよね。
宮野：でも人が好きなんで、自分で楽しく話しちゃうから逆に見えないのかもしれないですね。
ムロ：なんでだろう、僕は近づくとすぐ全部見透かされる（笑）。
MC：ありがとうございました（笑）。もう一つあります。皆さんが今の意識のまま赤ちゃんに戻れるなら、どんなことをしたいですか？
ムロ：この映画の宣伝でよく質問されるんです。僕は最初に言っちゃったのはね、この歳だと抱っこされることないじゃないですか。ただ「抱っこされたい」って言っちゃうと、「抱っこされたい」だけが文字に起こされて、これはこの時代ちょっとダメだということで、一回撤回させてもらって（笑）。すでにしゃべってるから、筆が進んでいる記者の方がいますけど（笑）。「ムロ、抱っこされたい」は、おストップしてください（笑）。おストップで願います（笑）。
宮野：でも、されたいはされたいんですか？
ムロ：…抱っこされたい気持ちはあります…（笑）。でも、「抱っこされたい」だけ抜かないで（笑）。違うの（笑）。だから、ちゃんとした答えは「泣き叫びたい」（笑）。お腹が空いたり機嫌が悪くなったら泣き叫んでいいわけだから、それはやってみたい。今やったら、「ムロ、突然泣き始める」みたいなことになっちゃうんでね（笑）。感情のまま全部出してみたい。
MC：多部さんはどうですか？
多部：最近、アルバムを整理して、ちっちゃい頃の自分のことを振り返る機会が結構あって、本当にどの写真を見ても世に出せないぐらいブッサイクなんですよ（笑）。赤ちゃんの頃の顔が。たまにあるじゃないですか、「幼少期の写真を提出してください」って。選べないぐらい全然可愛いのがなくて（笑）。赤ちゃんに戻ったら、今だったらちょっと技術もあるじゃないですか（笑）。だから、そういう写真が残ってたらいいなあと思いますね（笑）。
MC：芳根さんはどうですか？
芳根：いっぱい寝て、いっぱい食べて、褒められたいです。
宮野：可愛い答え（笑）。
ムロ：それが100点の答えだな（笑）。
芳根：やったー（笑）。やっぱり褒められるじゃないですか。「寝るのが仕事」って言われたいです（笑）。「いっぱい寝たね～」って言われたいです（笑）。
MC：宮野さんはいかがでしょうか？
宮野：ティムぐらいだったら、僕は学校では主張する方で目立つ方ではあったんですけど、カリスマに憧れていたので自分から「遊ぼう」って言えなかったんですよ。カリスマは誘われるもんだと思ってずっと待ってたら、誰からも誘われなくて（笑）。で、一人で帰ることが多かったので、積極的に人を誘っていきたいなと思って。友達が欲しいなぁと思いますし。
ムロ：ちなみに赤ちゃんだったら？ 「抱っこされたい」って言って。お願い。言って。分割されるから（笑）。
宮野：そしたら、「ムロ、宮野“抱っこされたい”」になるだけじゃないですか（笑）！？
ムロ：そしたら、宮野さんと一緒なら「そうですよ！」って言えるから（笑）。
宮野：まあ…、赤ちゃんみたいに抱っこはね、され…、されたいですよ！
ムロ：やった。言ってくれた（笑）。優しいですね～。
MCに：ありがとうございました（笑）。最後にムロツヨシさんから代表してメッセージをお願いいたします。
ムロ：代表を任されましたムロツヨシでございます。2021年12月17日に『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』が公開されます。いろいろあった2021年でございます。これからも何が起こるか分からない時代が続くと思いますが、この12月は映画館で100%の状態で観られる可能性が高いと思います。どうか皆さんは2021年残りのミッションの中に、『ボス・ベイビー』を観るというのを一つ入れて頂けたら嬉しいなと思います。2021年の最後に観るには、とても良い内容と雰囲気の映画になっております。誰かを想ったり、家族を想ったり、誰かを助けたり、救いの手を差し伸べたり、それに助けてもらう人がいたり、人って誰かがいないと誰かがいるからできることもあるんだと思わせてくれる映画です。楽しくやっておりますので、気楽にご家族でカップルでお友達と従兄弟と、急に知り合った誰かと（笑）観に行ってほしいなぁと思います。皆さん、『ボス・ベイビー』をどうかどうか、よろしくお願いします。どうか観てください。本日は本当にありがとうございます。
『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』
12月17日（金） 全国公開
監督：トム・マクグラス
製作：ジェフ・ハーマン
声の出演：アレック・ボールドウィン
日本語吹替キャスト：ムロツヨシ 多部未華子 芳根京子 宮野真守 乙葉 石田明（NON STYLE）
配給：東宝東和 ギャガ
【ストーリー】 ボス・ベイビーと兄ティムが繰り広げた、赤ちゃんVS子犬の死闘から25年…。ボス・ベイビーは正真正銘のエリート社長として大成功し、兄のティムはタビサとティナという娘に恵まれ、幸せな専業主夫に。成長した二人はすっかり疎遠になっていた。そんなある日、ベイビー株式会社に、悪の天才博士が世界征服を企んでいるという情報が舞い込む。世界を救うためには再びボス・ベイビー&ティムの力が必要と、二人の元に派遣されたのは、新たに「ボス・レディ」に任命されたティムの娘ティナだった…。「私、ボス・レディ。新たな任務を伝えに来たわ」世界中の赤ちゃんを洗脳し世界征服を企む悪の天才博士を止めるため、ボス・ベイビーとティムはスーパーミルクで赤ちゃん返りし、潜入捜査に向かう。見た目は赤ちゃん、中身は本当におっさんの二人は、世界を救うため史上最大のミッションを達成できるのか…！？
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