【全文掲載】天海祐希「2人で会う時は、ドルっとどすっぴん」私生活では“裸の付き合い”の友人とは?

2011年に刊行され34万部突破した垣谷美雨のベストセラー小説を、天海祐希主演で映画化する『老後の資金がありません!』が、10月30日より公開される。このほど、10月21日に日本橋三井ホールにて完成披露プレミアイベントが実施され、キャストの天海祐希、松重豊、新川優愛、加藤諒、石井正則、若村麻由美、毒蝮三太夫、草笛光子、前田哲監督、サプライズで氷川きよしが登壇した。

MC:まずは天海さん。今回は節約をモットーとする普通の主婦である後藤篤子を演じられました。今回、公開が1年延期となってようやく今日公開を前に、お客さんを入れてイベントを行えることになりましたが、今のお気持ちをお聞かせください。

天海:ハッピーですね。すごく幸せに思っています。ありがたいと思ってます。安心して皆様が映画館に足を運んでいただけるようになるには、まだ大変なこともいっぱいありますけれども、「是非いらしてください」って言えるようになって、すごく良かったなぁと思っています。

MC:そんな篤子さんの夫を演じました松重さん。お金の使い方はすべて妻に任せて、会社の倒産で無職になりますが、どこか能天気な夫・章を演じられました。夫婦役を演じるにあたって、お二人で相談されたことはありましたか?

松重:特に相談もなく、現場に行くと天海さんがいつものセレブリティじゃなく貧乏臭い顔していたんで(笑)。こういう家庭なんだと思ってワクワクして楽しく日々を過ごしてましたね。撮影が2年ぐらい前なんで、記憶が薄れてきているんですけれども、こういう幸せな彼と家庭が僕の前世にあったんだなと思えるぐらい幸せで、ハッピーな日々でしたねえ。

MC:やっぱり皆さんからハッピーという言葉が聞こえますが、天海さんはいかがですか?

天海:私は松重さんが現場にいてくださると、本当に心強くて。とても冷静にいろんなことを見ていてくださったので、後ろから支えて頂いていた気がしています。

松重:天海さんが真ん中にピシッと立ってたから、僕も大きいから腰を曲げてでも支えたいっていう気持ちになるんですよ。お金の話ですけれども、天海さんが演じた篤子さんの愛に包まれていく話でございます。だから観てよく分かったでしょ? そういう話になってますので、良いし宜しくお願いします(笑)。

MC:そしてお二人の娘である新川さん。ある日、突然結婚相手を連れてきて結婚資金を親に頼るという、ちゃっかり者の娘・まゆみを演じました。そしてそのご主人役の加藤さんのビジュアルを、最初見たとに思わず笑ったということを伺いましたが、共演されていかがでしたか?

新川:そうですね(笑)。お衣装を着られて、髪の毛をセットされた加藤さんを見た時に、すごくかっこいいですし、可愛いらしいですし、ちょっとクスッとしてしまうようなところもあり(笑)。こんな素敵な方が旦那さんなんだなって思って嬉しかったです。嬉しかったです!(笑)。

加藤:ありがとう(笑)。

MC:そして加藤さん。まゆみの結婚相手で年収150万のヘビーメタルバンドマンという松平琢磨を演じました。新川さんとの夫婦役はいかがでしたか?

加藤:そんなに、「こうしよう」みたいなことをしなくても、自然と僕たちだけの空気感が作られていったんじゃないかなと僕は思っていて。生前葬で歌を歌うシーンがあるんですけど、すごく緊張してたんですよね。で、撮影の前とかも妻に歌を聴いてもらって確認してもらって。

新川:はい、そうですね(笑)。ずっと現場で一緒にいたんじゃないかなと思いますね。

加藤:ずっと歌を聴いてもらってましたもん(笑)。

MC:なんか映画の中とは違って、今はちょっとよそよそしい感じもありますが?

加藤:ええええええ!? なんで!?

新川:え⁉ いや、全然全然。会場に来るまでの移動中もずっとお話しさせていただいたりとか。

加藤:そうですね。共通のお友達の話とかね。

新川:はい、してました(笑)。仲が良いんです。