MC:そしてこの映画の監督になります、三池崇史監督です。
三池:こんにちは、三池崇史です。今日は本当にありがとうございます。まだ少し時間ありますので、 ゆっくり楽しんでいってください。
MC:ありがとうございました。まずは三池監督、このキャスティングはどんなところで決められていったんでしょうか?
三池:業界の力関係です。そんなことはないですね(笑)。それぞれ台本にあったキャラクターで、もともとみんな俺の目から見ると人間じゃない部分っていうか、妖怪に近い人たち? 本物感を出せる人に集まっていただいて、衣装とかメイクとか普段よりだいぶ大変な仕事になるんですけど引き受けてもらって、すごく嬉しかったです。助かりました。
MC:もう初めからこの妖怪はこの人がいいと、お考えになっていたと。
三池:大体決まってましたね。
MC:とにかく寺田心さんがすごく頑張っていらっしゃった思いますよね。弟(渡辺ダイ)役の猪股怜生さんと一緒に、2人で頑張る姿、兄弟の絆っていうのも描かれてきたわけですけれども、振り返ってみてどうでしたか?
寺田:この映画はCGとか音とか、初めて挑戦したものが多くてアクションもそうなんですけど、CGの時とか基本グリーンバッグが多くて、アクションでは殺陣の方が来てくださって教えてくださったりして、すごく楽しかったし、男の子が一度は持つであろうヒーロー願望を叶えることができて、とっても楽しかったです。
MC:現場で寺田心さんの頑張りぶりをご覧になって、どんな感想をお持ちでございましょうか、杉咲さん。
杉咲:撮影の回を増すごとにどんどんのびのびと楽しくケイを演じられている姿はすごくパワフルで、何か役柄的にもすごく距離感の近い役だったので、私にとっては弟のようにとっても可愛い存在でした。
MC:大沢さんはいかがでしたか?
大沢:現場でいつも太陽のように明るくて、本当にプロだし頼りがいもあるし、一緒に仕事してるときはすごく楽しい時間を過ごさせてもらいましたね。
MC:安藤さんいかがですか?
安藤:みんな、妖怪を演じているおじちゃんおばあちゃんたちは、朝からずっと撮影していると、頭に乗せているものも重いので、だんだん身体が傾いてきちゃうんですよ。目がだんだん死んでくるんですけど、そんな時は心君たちを見て、ずっと全力で頑張ってる姿を見て励まされてまっすぐに立て直しておりました(笑)。ありがとうございました(笑)。
MC:大倉さんはどうですか?
大倉:心君ははつらつとして、とても子供らしいところもあれば、時々同世代じゃないかと思うぐらい、おっさんじみたところもあって、その二面性がとても素敵でしたね。言うことが若干僕より先輩ぐらいの感じでした(笑)。
寺田:いやー、まさか僕が(笑)。なんて言ったらいいか分かんないですけど、お褒めいただきありがとうございます。
大倉:うん、褒めた褒めた(笑)。