【全文掲載】林遣都、中川大志ら「畑の野菜をスマホ使わず当てる」スローな時間満喫も、「現代っ子が出ちゃいました」!?

林:日々こういう姿を見せてくれるので(笑)。毎日みんな幸せを感じながら(笑)。

MC:中川さんはいかがですか?

中川:僕自身は動物たちとここまでガッツリ一緒に共演するという経験も初めてだったので、一緒にお芝居をどうやって作っていけるかなというのは楽しみだったんですけど、犬達がいっぱい奇跡を起こしてくれて、僕らも一緒にをやっていて心を動かされる瞬間が、たくさん映画にも残っているので、そこを観ていただきたいんです。遣都さんのバディのちえちゃんと、僕のバディのきぃは、子犬のときから一緒に連れ添ってきた設定なので、時間がない中で関係性をちょっとでも築けるように撮影が終わった後にトレーナーさんたちと一緒に、青森でロケさせていただいたんですけれども、一緒にお散歩させて頂いたりとか、そういう時間で距離を縮めていったって感じですね。

MC:大原さんは、いかがですか?

大原:皆さんにこれから観ていただくので、ネタバレしない程度ですが、動物ちゃんの身震いするお芝居だったりとか、吠えるお芝居によって、私たちの次のセリフが出てくるっていう流れが多々あって、ちえちゃんとか、きぃとかは、慣れてるんですけど(笑)。お芝居が上手くできないときに何回かテイクを重ねて、「お願い、頑張って!そのお芝居やって!」と願って、テイクを重ねたということはありましたね。

MC:浅香さんはいかがですか?

浅香:お芝居って言っても毎回同じことをやれるわけじゃないので、毎回新しい風を吹かしてくれて新鮮な気持ちで、失敗も笑顔になっちゃうみたいな、本当にずっと楽しかったです。ときには「いいこ、いいこ」とやってるだけじゃなくて、臆病な設定のときは、あえてコミュニケーションをとらずにっていうような工夫をしながら撮影をしていったので。でも動物に助けられながら本当に素敵な撮影でした。楽しかったです。

MC:ありがとうございます。篠原監督は撮影で思い出に残っていることはありますか?

篠原:それぞれキャラクターが犬にもありまして、こういう役割というか、こういう芝居をしなきゃいけないっていうのがありまして。でもみんなちゃんと言うこと聞いてくれるんですよ。最終的には。それは毎回毎回すごく素敵で、俳優たちもそれに寄り添ってワンカットごとにちゃんと応えてくれましたし、とても幸せな撮影だったと思います。

MC:さあ、原案の書籍が「北里大学獣医学部 犬部!」という作品の映画化の企画ですけれども、まずみなさんにこの話を初めて聞いた時は、林さん、どんなお気持ちになりました?

林:もともと動物が大好きで、動物に関わる作品に出られたらうれしいなと思っていて、ぜひやらせていただきたいと思いましたし、「犬部」の存在は知らなかったんですけれども、スタッフの方に準備していただいた資料だったりに目を通して、僕の役のモデルとなった獣医師の太田快作先生にもお会いして、動物に関する難しい問題の題材でしたけれども、その人たちの思いを受けて、責任を持ってやらなければいけないなという気持ちにさせられ。素晴らしい活動をずっとしてきた方々の物語なので、その思いを伝えたいという気持ちになりました。

MC:太田先生はどんな方なんですか?

林:事前にドキュメンタリー番組だったりを観させていただいて、正直、誰よりも動物に対する思いが強い方だと思ったので、半端な気持ちで行ったら嫌な気持ちにさせてしまうと思って、僕も覚悟を決めてお会いしに行ったんですけれども、実際お会いすると内面から動物に対する思いが溢れていて、優しさがにじみ出ていて、僕はこの人が放つオーラをこの映画の中で出さなければという思いにさせていただいて。うれしい出会いでした。

MC:中川さんは、この企画を聞いた時はいかがでした?

中川:最初に脚本をいただいて、太田先生のドキュメンタリーなど、いろいろ観させていただいて、この作品に出会って初めて知ることが多くありました。僕自身も小さい頃から、今も犬を飼っているので、動物愛護に関わってきた方々の姿をこの映画を通してちょっとでも多くの方に知ってもらえるような、そんな機会になったらいいなぁと思いました。