【全文掲載】成田凌&若葉竜也らの“赤フン”ダンスにトータス松本が物申す!「僕の方が上手い」

MC:ありがとうございます。最後に、ここからまた全国に届いていけばいいなという想いも込めまして、トータスさん、成田さん、松居監督に一言ずついただきたいなとを思います。トータスさんお願いいたします。

トータス:本当にモヤモヤっとした、なんとも素敵な映画です。これに僕らが昔書いた曲が関わってるのも嬉し恥ずかしいような、すごいほわーっとした妙な気持ちになったし、新しい曲で参加できたのも最高の自分の思い出となりました。関われて本当よかったです。一人でも多くの人に観てもらいたいです。皆さん今日は本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

MC:ありがとうございます。トータスさん、一個だけ、赤ふんダンスシーンをご覧になった時の感想だけちょっといただいてもいいですか?

トータス:僕らもバンドマンなんで踊りなんか全然慣れてないでしょ? あれずっとすっごい練習したんですよ。みんなで一生懸命練習したんで、変なものがこみ上げてきましたね。僕の方が上手いですけどね(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。成田さん、お願いします。

成田:なんだか僕にとっても青春の思い出のような作品になって。自分でも恥ずかしいなって思う部分があったり、モヤモヤする部分、はっきりしない部分っていうのがあって、それも「まぁいっか」と思えたし。この映画を初めて観た時、みんなとちょっと離れて一人で観てたけど、でもやっぱり人に話したくなるようなものだったし、みんなと一緒に観ている空気もあったしっていう、なんか色んなモヤモヤがあったまま映画が終わっていった感じがあったんですけど。でもさっぱりさせなくていいような、すっきりしなくてもいいような、それでいいじゃないかと。「それが答えだ」というか、それが答えだも、何が答えかも言わないというものなんですけど、そういう若さもありつつ、いろんな人生を経験しながらいろんな人と関わり合いながらも、やっぱり元に戻るとその時間がまたよみがえってきたりとか。それぞれ思うことがたくさんあると思うし、感想でも自分の人生の一個として感想を伝えてくださったりする方が多いので、自分の映画に、観てくれた人のものになったらいいなと僕は思ってますね。まだ届いていない地域もあるんですけれど、焦らずゆっくり一生をかけて届けていけたらいいなと思っております。今日観てくれた方とか、これから観る方も、感想を肉声で大切な人に伝えていってほしいなと思っております。これからどんどん広がっていってほしいなと思っておりますのでよろしくお願いします。今日はありがとうございます。

MC:最後に松居監督お願いします。

松居:はい。すごくこの日を迎えられてうれしいなって思います。ちょっとすいません(涙)。ごめんなさい。友達みたいな映画を作ろうと思って作った映画です。友達って楽しかったり切なかったりとか、よくわからなかったりとか色々するんですけど、意見感想がよくまとまるような、人間って別にまとまってないから、「あいつ何だったんだよ」って思うのが友達だと思うから。モデルになった友達もそうだし、この『くれなずめ』という作品を友達にしてくれたらすごくうれしいです。今週いきなり転校してきたみたいな感じで友達が少なくて、友達作るのが下手なんで、この『くれなずめ』という人は…(涙)。おかしいな…。なんかそこに(友達が)いたような気がして…。なんで、友達になって、よかったら友達にも伝えて下さい。お願いします。あと映画館は感染対策をばっちりやっていると思うので、絶対安全だと思っているので安心して観に来てもらえたらなと思います。本日はありがとうございました。失礼しました(笑)。

MC:松居監督、ありがとうございました!

『くれなずめ』
5月12日(水)より、テアトル新宿ほか全国公開
監督・脚本:松居大悟
主題歌:ウルフルズ「ゾウはネズミ色」
出演:成田凌 若葉竜也 浜野謙太 藤原季節 目次立樹 飯豊まりえ 内田理央 小林喜日 都築拓紀(四千頭身) 城田優 前田敦子 滝藤賢一 近藤芳正 岩松了 高良健吾
配給:東京テアトル

【ストーリー】 高校時代、帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、5年ぶりに友人の結婚披露宴で「赤フンダンス」の余興をやるべく集まった!めちゃくちゃ恥ずかしいダンスをやりきった披露宴と、二次会の間の妙に⻑い時間を持て余しながら、高校時代を思い出す…「しかし吉尾(成田凌)、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの?まあいいか、そんなのどうでも」そう、僕たちは認めなかった。ある日突然、友人が死んだことを。

©︎2020「くれなずめ」製作委員会