【全文掲載】吉沢亮、学生時代は「オープンな遊びをしたかった。学校サボって、喫茶店でクラスメイトの悪口を…」、北村匠海「それを遊びとするならヤバい!」

MC:ありがとうございます(笑)。それでは早速お話しを伺ってまいります。皆様には、ここが熱いというシーンを選んでいただきました。まずは北村さんが選ぶ熱いシーンを教えてください。

北村:はい。タケミチとアッくんの自転車2人乗りのシーン。このシーンにたどり着くまでに、タケミチとアッくんの2人の物語はいろんなことが起こるわけですよね。だからこのシーンはタケミチの中では、より一層アッくんに対しての想いというのがすごくあふれるシーンになっていて、磯村君は二十歳の時に共演してからずっと仲良くさせてもらってて、実際の2人の絆だったり作品の中で描かれるタケミチとアッくんの切れない絆っていうのが、すごくリンクした瞬間だったので、僕は撮影の時からすごく好きなシーンではありました。

MC:このシーンで思い出というかエピソードはありますか?

北村:これもたぶん、1回撮影が止まって再開してすぐぐらいに撮影だったんですけど、最後立ち去るときに磯村くんが座ってるんですよ。その座り方がかっこよかった。キメてた。地べたに座ってたんですけど。すごいかっこつけてたなっていう。

磯村:おい、やめろ(笑)。

MC:ということですけど、磯村さん。

磯村:このシーンは、すごい照れくさいシーンでもあったんですよね。これは監督とも話して、「これ照れくさいな」って言ったら、監督が「その照れくさいってところがいいんだよ」って言ってたので、照れながらもタケミチに伝えるんだけど。とにかくかっこつけてごまかそうと思って。

北村:アッくんてキザなキャラクターというか。アッくんが言う一言一言ってすごくストレートで、愛が深いメッセージだったりするんですよ。それが最後に聴けるシーンでもあります。

MC:同じ高校の溝校五人衆はどんな雰囲気だったんですか?

北村:たぶんこの作品でいろいろ動き出した時に、真っ先に溝校の5人が集まって本読して、空気を作る時間を。とにかくテンポだったり溝校だけでもかなり個性が強いので、演じてるとかじゃない、普段一緒にいるからこそ生まれるテンポとか、そういうのを最初にやって、僕がみんなをご飯に誘って、昼から飲んだよね。

磯村:そうだね。

北村:当時まだ自粛に入る前だったので、全然飲めたんですけど。昼から飲んで、気持ちよくなって(笑)。すごく楽しい時間を。

MC:磯村さん、そういう時間というのもかなり役柄にも影響があったんですかね?

磯村:すごい影響あったと思いますね。最初のイン前から匠海がセッティングしてくれたんで、何の迷いもなく溝校5人の空気感が出来上がってインできたので、すごくいい時間を過ごしたなぁと思いますね。

MC:そんないい雰囲気が出ているこのシーンにも注目していただければと思います。続きまして山田さんが選んだ熱いシーンを教えてください。

山田:マイキーのラストのシーンです。本当にどのシーンも素敵で、どのキャラクターも、試写を観た後にみんなすげえなって思ったぐらい、どのシーンも素敵だったんですけど、このシーンは吉沢亮くんが演じるマイキーとドラケンに関わるシーンではあるので、そこでの彼の顔が、こういうふうに人に思われる人間になりたいなっていうふうに思って、個人的になんですけど僕がそうなった時にそういう顔してくれるのかなっていう、二重のうれしさがありまして。すごいいいカットだったんですよ。

吉沢:ちょっと今、何言ってるのか分からなかった。

山田:分かんない!? 個人的に、プライベートでも仲良くしてもらってるから、俺がもしそうなった時ね、亮がそういう顔してくれるのかなって想像しながら観てたから、俺は人より倍に嬉しさがあると。

吉沢:なるほどね(笑)。

山田:そのようにも見えたと。誰かを思って、こういう顔ができる、こういう顔をされる…(周りの笑い声に気が付き)え?なんかおかしいこと言ってる!?

MC:ざわついてますけど(笑)。

北村:だんだん、しっちゃかめっちゃかになってきてる(笑)。

間宮:その調子で行って欲しい(笑)。

山田:伝わってない!? まあ、すごく良いんですよ。このラストシーンが(笑)。だからぜひ劇場で観ていただきたいっていう話です。

MC:何か最強コンビとして意識していたことはあるんですか?

吉沢:あんまりないですね。っていうのも過去にも何回も共演させてもらってて、すごい僕としては友達としても役者としてもものすごく信頼している人なので、あんまり現場でお互いに話して調整するとかっていうよりか、お互い自然に出たものが、フィーリングが何も言わなくても合うんじゃないかなっていう安心感は、インする前からずっとあったので。特に何か話し合ったりしてないね。