【全文掲載】佐藤健、蒼井優に謝罪!「ご迷惑をおかけしました…」、剣心の最大の敵が『るろ剣』公開を祝福!「本当に苦労したであろう撮影」

MC:ありがとうございます。本作は映画界最大規模の作品です。改めてこのスケール感を感じた撮影時のエピソード、そして本編の手応えを佐藤さんから伺っていこうと思いますが。

佐藤:大友組はクランクイン初日から、コレコレっていうようなサプライズと言いますか、スケールの大きさで我々を圧倒してくれて。そうすると自然と勝手にテンションが上がって、モチベーションが上がって、やってやろうという気に。その気にさせるのが上手いんですよね、監督が。まんまとその気になった我々は、人生をかけてこの役を全うしようと頑張るわけですけど、さらにその努力をちゃんと汲み取ってくれて、細かい心理描写に汲み取ってくれて、編集してくれると。非常に役者冥利に尽きると言いますか、役者をやっていてこんなに幸せな現場は他にないと、日々感じております。その中でも最高の映画が出来上がったじゃないかと思っております。いつも言えないけど、監督、いつもありがとうございます!

大友:こちらこそ、ありがとうございます!

MC:監督、佐藤さんがこんなに褒めてますけど。

大友:お互い照れくさいですからね(笑)。褒められ慣れてないです(笑)。

MC:武井さんはどうでしたか? スケール感を感じたところとか。

武井:私は今回、すべて行ってはいないんですけど、地方にお邪魔させていただいて撮影をしたときに地元の方々がエキストラで参加してくださって、町中の人が作品のことを知ってくださっていて。同じ熱量で大友組に参加してくださっていて、それがすごくビックリしましたし、その時まだ『るろうに剣心』というのは発表されていなくって、“佐藤健主演の超大型アクション映画”で募集されていたんですけど、それでも多くの方々が参加してくださって、この映画ができたと強く思っています。

佐藤:本当にそうですね、地方の皆様には本当に救われました。皆様の熱量がそのまま画に映っていると思うので、ぜひ劇場で確認してもらえればうれしいです。

MC:新田さんはどうでしたか?

新田:監督は本当に物を壊してます。建物を壊してます(笑)。

大友:いやいや、壊して良いやつしか壊してないよ!?

新田:そうですよね(笑)。ちゃんと建てて、ちゃんと壊してます。それを目の当たりにしたときには、すごい作品だなと思いました。

大友:宮大工が作ってくれた…、観ていただきたいんですけど、それを壊すことに決まって(笑)。

新田:ビックリしました。建物が壊れるときの縁の攻撃は、剣心じゃなくて、あの建物を壊しに行ってますからね(笑)。

MC:すごいシーンです。青木さんはいかがですか?

青木:『part1』から考えると北海道から九州まで周りましたし、関わってくださった方の人数って本当にとんでもない数字だと思いますし、国内外そうでしたしね。感慨深いですよ、だって10年だと、『part1』の製作時はマッケン(新田)14歳だったわけでしょ!?

佐藤:その時とあんまり変わってないよ。

新田:どうでしょうね?

青木:変わってないと思う(笑)。でも感慨深いですよ、10年というのは。

MC:蒼井さんはいかがですか?

蒼井:私は撮影が割と早く終わって、普通に他の作品をやらせていただいて、街を歩いていたらたまたまスタッフさんにお会いして、「そろそろ『るろうに剣心』できる頃じゃない?」って話したら、「まだ撮ってるよ」って言われて。普通の感覚でいったらもう出来上がっても良いタイミングでまだまだ全然撮影が続いてるっていうの知ったときに、本当に妥協のない映画作りを続けられているんだなと感じました。

MC:これはネタバレにならないと思うんですけど、恵が薫の背中を押したりするシーンも印象的でしたけど。

蒼井:そうですね、10年経って薫の悩みが変わっていて。「もう良いんじゃない?」って言えるような悩みじゃなくなっていて、どう声をかけて良いかがわからなかったですね。

武井:恵さんとのシーンは、確かに一作目からは想像できないシーンになっていると思います(笑)。