【全文掲載】佐藤健、蒼井優に謝罪!「ご迷惑をおかけしました…」、剣心の最大の敵が『るろ剣』公開を祝福!「本当に苦労したであろう撮影」

MC:江口さんはどうでしょうか? 手応えとか。

江口:『part1』から10年やらせてもらいましたけど、『part1』より『part2』、『3』、『4』と、着実にレベルが上がっている感じはすごくありましたね。キャストもそうですけどスタッフの美術とか、衣装の部分ですとか。斎藤一は、最初はどうなるかわからなかったんで、オールバックなんですよ。『2』、『3』でちょっと(前髪を)3本たらしてですね、『4』では4本たらして(笑)ファイナルを迎えたわけですけど(笑)。それぐらすごいスケールの作品だと思います(笑)。エクステですけどね(笑)。こういった時期ですけど、音楽とか映画は人を解放する力がありますから、路上で飲むのは我慢して、エンターテイメント映画を観て酔いしれてもらいたなと思います。

MC:監督はどうでしょうか?

大友:僕が10年前に会社を辞めて始めたときにどちらかと言うとはぐれものみたいなスタッフを集めたんですよ。若くて、まだ染まってない奴らを、暴れん坊スタッフを集めて、アウトサイダーみたいな奴らが10年経っていろんなことを覚えて、ものすごい成長して。僕がいちいちギャーギャーいわなくて、細かいことをいろいろやってますんで。とりあえずアクションの部分がめちゃくちゃすごいんで、アクションに皆さん驚かれると思います。その次に美術とか衣装とか照明とか本当に手を抜かずにやっているので、大画面で観ていただければ 全部伝わると思うんです。そういうスタッフの努力を、見逃さないでいただきたいですね。

MC:ありがとうございます。それでは皆さんにお聞きしますが、皆さんの中で妥協しなかった、細かすぎるけどこだわった部分はありますか? 佐藤さん。

佐藤:あ、ここはシンキングタイムはないポジションですね(笑)。…着物の袖の親指がどこまで隠れるかとか…、分かります?

新田:僕は分かりますよ。

佐藤:一歩の、つま先がギリギリ引っかからない袴の丈とか。そういうところを衣装部の皆さんに妥協せず作ってもらいました。

MC:武井さんはいかがですか?

武井:衣装部さんがこだわってくださった薫のお着物なんですけど、本来お着物で仕立てお洋服で着るような分厚い生地だったんですね。お着物って巻きつけて着るじゃないですか。衣装部さんたちが着せるのに汗だくになりながら着せていただいて。着ている側からするととても苦しく、動きやすいことはなかったかなと(笑)。だから、作品の為に最後までこだわったってことです(笑)。

MC:新田さんはいかがですか?

新田:縁はところどころで衣装チェンジをしていて、色が違うんですよ。監督とも相談したんですけども、ラストの殺陣はこの色の衣装を、なぜならばこの色は○○だから。

佐藤:クイズ? 俺、知らないからワクワクする(笑)。

新田:(笑)。何色だったか覚えてますか?

佐藤:白っぽい?

新田:そうです。それはなぜなのか。

佐藤:めっちゃ面白いじゃん。ちゃんとした理由があるんだ。それは…、ちょっと後でやろうぜ。

新田:(笑)。

佐藤:正解を(笑)。

新田:白は『The Beginning』で巴が着ている衣装の色なんですよ。だから最後の、言ってしまえば縁は最後の殺陣のために生きてきたみたいなものなので、そこに全てをぶつけるという思いで。

新田:この一騎打ちの為に生きてきたんだもんね。

佐藤:なるほど、いい話じゃん(笑)。

新田:ありがとうございます!

MC:ありがとうございます。さて、次は佐藤健さんの自分しか知らない一面をここで暴いてもらいたいと思います。武井さん、ありますか?

武井:隠しがちですよね…(笑)。なかなか見せないですよね(笑)。

佐藤:ないんじゃないかな…、隠してるわけじゃなくて。

青木:俺ありますよ。アクションとか大変だったので、各地方で焼き肉を一緒に食べに行ったりして、精をつけていたわけですよ。で、焼肉屋に行ってハラミを頼んだときに、偶然その焼肉屋さんにハラミがなくて「すいません、ちょっと切らしてまして」って言ったときの顔! さっきまであんな良い面構えをしていたのに、顔の神経が全部ブチ切れたみたいな。

佐藤:出てた?(笑)。

青木:だっら~って全部とろけ出てましたから(笑)。「ハラミのない焼肉屋って…」って言ってたの覚えてます(笑)。

佐藤:『part1』のときですすよね? だからもちろんすっかり忘れてたんですけど、今そのエピソードを聞いているだけで腹立ったもん(笑)。

青木:表情がすごかったんですよ(笑)。

佐藤:ハラミはほしい…。

蒼井:私も『part1』のときに、私が誕生日だったからというので、京都で撮影終わりで香川照之さんとか、みんなでご飯行くかみたいになって、佐藤さんが予約をとってくれて。私はその電話を横で聞いていたんですけど、「個室ありますか?」と聞いてくれてたんですけど、会話がうまく噛み合ってないみたいで、個室とか頼む人いないのかなと思ってたんです。それでタクシーに乗ってみんなで行ったら、そのサイトに載っている住所と電話番号が間違っていて、寺に着いたんですよ(笑)。

青木:あったあった!(笑)。

佐藤:申し訳ない…誕生日に?

蒼井:誕生日に(笑)。で、一生懸命予約してたのは、祈祷のお願いで(笑)。

佐藤:思い出した(笑)。寺に着いて、せっかくだから寺に行って(笑)。

蒼井:こんな完璧に見えても、実は抜けてると言うか(笑)。

佐藤:いやあ、それは申し訳ない(笑)。慣れない京都のロケ中だったので、その節は大変ご迷惑をおかけしました。

蒼井:いえ、全然、ありがとうございました(笑)。