【全文掲載】松坂桃李、吉永小百合が「すごいパワーを送ってくれた」、広瀬すず“太陽のような存在”「意識した」

MC:ありがとうございました。本作は、7組の家族が描かれています。それぞれに大変ドラマチックな人生が描かれておりますけども、今日は残念ながらお越しいただきませんでした柳葉敏郎さんの演じる役柄のシーンも印象に残っているんですけど、吉永さん、このシーンはいかがでしたでしょうか?

吉永:柳葉さんとは、山形と郡山に映画のキャンペーンで行ってまいりましたけれども、とっても良い方で、彼とのシーンは忘れられない良いシーンになっていると思います。ほんとうに素敵でした。

MC:ありがとうございました。そして松坂さん演じる野呂青年の生き方を変えるようなシーンだったと思いますが。

松坂:そうですね。細かいことは言えないんですけど、あのシーンの時に僕が勝手に思ったんですけど、吉永さんがすごいパワー送ってくれることをしてくださったんですね。そういったところも含めてぜひ観ていただきたいなと思います。

MC:ありがとうございました。それでは舞台挨拶、最後になりますが吉永小百合さんより今一度ご挨拶をお願いいたします。

吉永:今日はありがとうございました。今、皆さんはお感じになっていらっしゃると思いますけれども、この素晴らしい俳優さんたちとセッションのような現場で撮影をすることができました。そして、今日の日を迎えられたこと、とても感謝しています。ただ、撮影が終わった後で私たちにとって大変大きな悲しい出来事がございました。総指揮の岡田会長が亡くなられたことです。でも、今日お見えになってらっしゃる方もいらっしゃると思うんですけれども、とっても温かい励ましとご援助をいただきました。心から感謝しております。そして、私たちはこれから5月21日の公開まで、この映画をたくさんの方に観ていただけるようにアピールして参りたいと思います。どうぞ皆様もご覧になって、お友達やご家族にお話しいただけましたらうれしゅうございます。『いのちの停車場』、どうぞごゆっくりお楽しみください。ありがとうございました。

『いのちの停車場』
5月21日 全国公開
監督:成島出
原作:南杏子「いのちの停車場」
脚本:平松恵美子
出演:吉永小百合 松坂桃李 広瀬すず 南野陽子 柳葉敏郎 小池栄子 みなみらんぼう 泉谷しげる 石田ゆり子 田中泯 西田敏行
配給:東映

【ストーリー】 都内の救命救急センターで働いていた主人公・白石咲和子(吉永小百合)は、ある事件をきっかけに故郷の金沢へ戻り、在宅専門医として「まほろば診療所」で働き始める。院⻑の仙川徹(⻄田敏行)、亡くなった姉の子・翼を育てながら働く看護師の星野麻世(広瀬すず)、東京から咲和子を追いかけてやってきた医大卒業生の野呂聖二(松坂桃李)も加わり、いつしか「まほろば」は咲和子にとってかけがえのない家族のような存在に。穏やかな時間を過ごすため、自分らしく生きるため、様々な理由から在宅医療を選択した患者やその家族と向き合ううち、咲和子は“命の終わり”に心地よく寄り添う医療とは何か、深く考えるようになる。

©2021「いのちの停車場」製作委員会