吉永小百合「涼やかでかわいくて。キリンのように成長されて…」松坂桃李&広瀬すずとの共演を振り返る

都内の終末期医療専門病院に勤務し、命の終わりを真摯に見つめる現役医師でありながら、作家として「サイレント・ブレス」や、NHKにてテレビドラマ化され話題を呼んだ「ディア・ペイシェント」を世に送り出した南杏子による原作を、吉永小百合主演、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行共演で映画化する『いのちの停車場』が、5月21日より公開される。このほど、4月14日に東京国際フォーラムにて完成披露試写会が行われ、キャストの吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、南野陽子、小池栄子、みなみらんぼう、泉谷しげる、中山忍、石田ゆり子、田中泯、西田敏行、成島出監督が登壇した。

ついに完成披露の日を迎えた気持ちについて、吉永は「(コロナ渦の)大変なときにクランクインしましたが、みんなで力で合わせて作った映画の完成披露試写会が出来ました。ホッとしています」と笑顔。初めての医師役ということで、「わからないことばかりだったのですが、監督がいろいろ指示してくださいましたし、映画の中で(吉永演じる主人公の)咲和子が大変な思いをしながら成長していけば良いと言っていただけました」と撮影を振り返った。

成島監督から「太陽な存在でいて欲しい」と言われたという松坂と広瀬。松坂は「そういられるようしっかりと努めようと思って、現場で向き合っていきました」とコメント。広瀬は「太陽でいようとずっと意識しながら。自分が過去のことを話すシーンでは特に意識てお芝居した」ことを明かした。

MCから共演した松坂と広瀬について聞かれた吉永は、「本当にすずちゃんは、涼やかでかわいくて。桃李さんは素敵で、キリンのようにすくすくと成長されて、かっこいい。そんな二人を毎日を見ていられて楽しかったです」と笑顔で撮影を振り返っていた。

『いのちの停車場』
5月21日 全国公開
監督:成島出
原作:南杏子「いのちの停車場」
脚本:平松恵美子
出演:吉永小百合 松坂桃李 広瀬すず 南野陽子 柳葉敏郎 小池栄子 みなみらんぼう 泉谷しげる 石田ゆり子 田中泯 西田敏行
配給:東映

【ストーリー】 都内の救命救急センターで働いていた主人公・白石咲和子(吉永小百合)は、ある事件をきっかけに故郷の金沢へ戻り、在宅専門医として「まほろば診療所」で働き始める。院⻑の仙川徹(⻄田敏行)、亡くなった姉の子・翼を育てながら働く看護師の星野麻世(広瀬すず)、東京から咲和子を追いかけてやってきた医大卒業生の野呂聖二(松坂桃李)も加わり、いつしか「まほろば」は咲和子にとってかけがえのない家族のような存在に。穏やかな時間を過ごすため、自分らしく生きるため、様々な理由から在宅医療を選択した患者やその家族と向き合ううち、咲和子は“命の終わり”に心地よく寄り添う医療とは何か、深く考えるようになる。

©2021「いのちの停車場」製作委員会