吉永小百合「一歩でも前に出てみようと考える」、松坂桃李「とことん落ちる」、広瀬すず「一旦寝る」それぞれの悩み対処法に会場爆笑!

都内の終末期医療専門病院に勤務し、命の終わりを真摯に見つめる現役医師でありながら、作家として「サイレント・ブレス」や、NHKにてテレビドラマ化され話題を呼んだ「ディア・ペイシェント」を世に送り出した南杏子による原作を、吉永小百合主演、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行共演で映画化する『いのちの停車場』が、5月21日より公開中。このほど、6月30日に新宿バルト9にて、お客様御礼記念舞台挨拶が実施され、キャストの吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、原作者の南杏子、成島出監督が登壇した。

西田による本作の応援歌の歌唱から始まった本イベント。応援歌「いのちの停車場」を歌い終えた西田は、「人様の前で初めてこの歌を歌わせていただきました。緊張して呼吸が困難になっちゃって(笑)」と照れ笑い。壇上に姿を表した吉永は、「どうしてもこの歌を皆様の前で、西田さんに歌っていただきたいという思いで、今日の会が開催されたんです! ありがとうございます!」と客席に感謝の言葉を送った。

悩みながらも決断し未来に向かって歩き出していく診療所のメンバーにちなみ、「悩みや壁にぶつかった時、どのように乗り越えているか?」という質問が。自分を「根明」だと表現した吉永は、「とにかく一歩でも前に出てみようと考えるタイプ」だと自分の性格を考察した。

同じ質問に松坂は「とにかく、ひたすら悩みに悩んで。大きな壁があったとしたら、どう乗り越えようかと思いながら、どんどん落ち込んで、とことん地に着くぐらいまで落ちて。開き直るぐらいのところまで到達したら見えてくるものがある。それをひっかかりにして、壁をよじ登ったり迂回して越える」と独特な考え方を披露。

一方、「一旦寝ます(笑)」という笑顔の広瀬。「私は行動しないと頭が働かなくて(笑)。考えたり想像したり、努力はするんですけど、あとは時間から解決してくれると思って。一旦寝ます(笑)」と悩んだときの対処法を明かしていた。

『いのちの停車場』
5月21日 全国公開
監督:成島出
原作:南杏子「いのちの停車場」
脚本:平松恵美子
出演:吉永小百合 松坂桃李 広瀬すず 南野陽子 柳葉敏郎 小池栄子 みなみらんぼう 泉谷しげる 石田ゆり子 田中泯 西田敏行
配給:東映

【ストーリー】 都内の救命救急センターで働いていた主人公・白石咲和子(吉永小百合)は、ある事件をきっかけに故郷の金沢へ戻り、在宅専門医として「まほろば診療所」で働き始める。院⻑の仙川徹(⻄田敏行)、亡くなった姉の子・翼を育てながら働く看護師の星野麻世(広瀬すず)、東京から咲和子を追いかけてやってきた医大卒業生の野呂聖二(松坂桃李)も加わり、いつしか「まほろば」は咲和子にとってかけがえのない家族のような存在に。穏やかな時間を過ごすため、自分らしく生きるため、様々な理由から在宅医療を選択した患者やその家族と向き合ううち、咲和子は“命の終わり”に心地よく寄り添う医療とは何か、深く考えるようになる。

©2021「いのちの停車場」製作委員会