【全文掲載】松坂桃李、吉永小百合が「すごいパワーを送ってくれた」、広瀬すず“太陽のような存在”「意識した」

MC:ありがとうございます。こちらのトークにも成島監督にはご一緒していただきます。では今回の役を演じるにあたって、監督とどのようなお話をされたのか伺ってみたいと思いますが、田中さん。

田中:以前にも成島監督に出させていただいて、そのときも楽しい記憶が残っておりまして。監督とはお電話でお話ししたんですが、吉永小百合さんというスターのお父さん役ということで、本当に驚きました。(吉永さんとは)同い年なのに…(笑)。ちょっと不安になって「大丈夫ですかね?」って言ったら、「大丈夫、大丈夫」と。映画をご覧になって大丈夫だったか、そうでなかったか、皆さんが決めてください。本当に撮影の期間、必死の思いでした。記憶に残るおそらく残り続ける映画になると思います。お父さん役ということで、あまりそのことは考えないようにしてきましたが、成島監督の言うように大丈夫でした。多分、吉永さんのいかたが、僕をお父さんにさせていたんだろうというふうに思います。感謝です。ありがとうございました。

MC:ありがとうございました。かなり大胆なキャスティングをされたんですね。

成島:本当に素晴らしいお父さんで。泯さんはこの映画で病に倒れるんですが、「撮影の前に5キロ痩せたい」って言うんです。泯さんはダンサーで、絞る肉なんかないんですよ。20代の俳優さんがそれを言うならともかく、泯さんの歳で5キロ、どこ絞るんですかって話で。本当に命がかかっちゃう危険があるから「やめた方がいい」と言ったんだけど、本当に5キロ以上痩せていただいて。その気迫はスクリーンに映ってると思うし、そこまで命削って役を作ってくれた事には感謝の言葉もありません。感謝でいっぱいです。

MC:ありがとうございました。では石田さん、お願いします。

石田:成島監督とご一緒できることが本当に嬉しくて、ただご一緒する前は、監督はすごく厳しい方だといろいろな方から伺っていて、とっても緊張していたんですが、実際現場でお会いする監督は本当にお優しいというか、穏やかであまり多く語られないで、ずっと遠くから見守ってくださっているという印象です。私の役はモデルになる方がいらっしゃって、小川誠子さんという実際にいらした女流棋士の方で。その方の本とか、ビデオですとかを拝見して、もちろん同一人物ではないんですが、小川さんに失礼がないように、実際に小百合さんの友達でもあったので、小百合さんが違和感がないように、そういう話はいたしました。

成島:小川誠子さんとそっくりでした。ここまで乗り移るのかと現場でも驚きました。吉永小百合さんも本当に感情が乗って、2人のシーンは本当に素敵なシーンになってると思います。

MC:ありがとうございました。南野さんは役柄についてはどのような話を。

南野:監督と現場でお話させてもらったのは、監督自身の死生観というか、例えば「安楽死についてどう思いますか?」とか、そういったことをたくさんお話しさせていただいたような気がします。でも監督は、まほろば診療所の先生かなって思うくらい、言うことやることを見守ってくださるというか、よっぽど違ったら「違う」っておっしゃるのかもしれないんですけど、すごく寄り添っていただけたので先生のような感じでした。

MC:ありがとうございました。何かの撮影中のエピソードなどは、どなたかございますか?

南野:私は娘のお母さんでいたいなと思ったので、セットのお家のシーンだと娘の小さい頃からの写真がたくさん用意してくださっていたので、この子はこんな風に成長したんだなとか、そういうのを見るだけでグッとくるものがありました。あとは現場で松坂さんにちょっとやきもち妬いちゃうじゃないですけど、夫役の人なんか、余命を言われたらできるだけ長い時間抱きしめていたいと思うところなんですが、松坂さんの方に自分の子供の気持ちがなびいて行っちゃう。最初は、もやっとしたんですけど、この子はちゃんと生きていて成長しているから、こうやって人のこと好きになったり感情が動くんだなと思うと、行きたいお父さんの手をグッと握るしかなかった。「お父さん、私がいるからね」ってことで握るしかなかったなと思いながら海のシーンを撮影していました。

MC:素敵なシーンでした。では石田さんいかがでしょうか?

石田:私は吉永小百合さんと写メを撮る、携帯で「自撮りしません?」っていうセリフがあるんですけど。写真を撮るシーンがあるんですが、それがすごくうれしかったですね。ずっと吉永小百合さんを10代のころから憧れていて、こういう日が私の人生に来るんだっていう、「何やってるんだろう、私は」って(笑)とても思いました。とても幸せな時間でした。

MC:ありがとうございました。素敵なお話をどうもありがとうございました。それでは続いて、吉永小百合さん、松坂桃李さん、広瀬すずさん、西田敏行さんです。そして成島出監督です。早速ご挨拶をお願いしたいと思います。吉永小百合さん、お願いいたします。

吉永:今日はお足元の悪い中、ご来場くださいまして本当にありがとうございます。みんなの力で作った『いのちの停車場』が今日完成披露試写会をすることができました。本当にうれしゅうございます。ありがとうございます。

MC:ありがとうございます。続きまして松坂桃李さん。

松坂:みなさん、今日は貴重な時間の中、お越しくださって本当にありがとうございます。松坂桃李です。完成披露、だいぶ長く続いてますけどトイレとか大丈夫でしょうか? これから本編が始まるので、ちゃんとじっくりと観ていただきたい作品なので、僕がしゃべっている時にトイレに行ってください(笑)。よろしくお願います。

MC:ありがとうございました。続きまして広瀬すずさん、お願いします。

広瀬:本日はお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。本当に偉大な大先輩のみなさんと、この作品にご一緒できたことがすごく自分にとって宝物のような作品になりました。ぜひ映画を楽しんでもらえたらと思います。私がしゃべっている時もお手洗いに行ってください(笑)。宜しくお願いします。

MC:ありがとうございました。では続いて、西田敏行さん。

西田:ようこそ、おいでございました。ありがとうございます。この映画は、まっすぐな気持ちでご覧いただけたらと思います。まっすぐな映画です。そしてストレートに今抱えているいろんな問題を投げかけている作品でもあります。どうぞ楽しく、そしていろいろ考えながらご覧いただけたらと思います。宜しくお願いします。ありがとうございます。