MC:中山さんとは親子関係ということでしたが、共演はいかがでしたか?
髙橋:中山さんと生瀬(勝久)さんがいて、僕はその息子役なんですけど、中山さんは本当にお母さんのように優しくしてくださって。すごく優しかったんですけど、お父さん役の…、ごめんなさい、ちょっと口が悪くなりますけど、生瀬さんって人が結構厄介でして(笑)。本当に厄介なんですよ!
中山:すいません(笑)!
髙橋:いやいや(笑)。撮影の直前まで僕をいじってきて、「お前、今芸歴何年だ?」、「5年です」、「俺は40上だからな。お前より」とか言われたり、「もっと尊敬しろ」とか言われたりとか(笑)。まあ厄介でしたね(笑)。
長野:後半、ツッコんでたもんね。「生瀬さん、止めてください!」って(笑)。
髙橋:生瀬さん、止めないんですよ!? 「必殺、若手潰し」とか言って(笑)。
長野:出る杭だと思われたのかもよ?
髙橋:そうだと嬉しいですけど(笑)。それがですよ、生瀬さんと、大島さんが組むと、本当に厄介なんですよ!
大島:ちょっと! 飛び火が来た!?(笑)。でも、それは愛情ですよ(笑)。
髙橋:そう言うんですよ(笑)。本当にイジられて、それこそクランクインしてまだ2週間だったんですけど、まず僕はよく私服がダサいって、ジャニーズJr.の総選挙みたいなのがあって、「その中で私服ダサいランキングで一位だったんですよ」みたいな話をしたら、その日から数日間ずっと私服のことを言われて。
大島:でも1位だよ? おめでとう(笑)。
髙橋:ほら!(笑)。だから、本当に中山さんといるときが僕の唯一の救いでした(笑)。生瀬さんとはベンツに乗るシーンがあったんですけど、「俺がこれを買ってやると」とか言って、結局買ってくれなかったんですよ。そういう意味ではすごく愛されてました(笑)。もちろん、愛情を感じてました(笑)。感じていたんですけど、直前まで僕は集中したいのに、生瀬さんが急にバッグでドン!とやってきたり…、すごく愛がある現場だと思いました(笑)。
MC:中山さん、息子さん面白いですね(笑)?
中山:面白いんです(笑)。また、お父さんと息子の関係性もすごく微笑ましくて、私は楽しんで見ていました(笑)。
MC:そして事務所の先輩でもある長野さんも、ドラマ初共演ということでしたけど、髙橋さんは現場でいかがでしたか?
長野:歳は倍以上離れていて後輩ではあるんですけど、なんか弟みたいな感じで。スッと懐に入ってくるんですよね。
髙橋:ありがとうございます!
長野:思えば年越しのカウントダウンライブで一緒だったんですけど、僕が裏でスタンバイしていたら、スーッと来てくれて話しかけてきてくれて。
髙橋:ステージの裏で話しかけさせていただいたんですけど、周りにジャニーズJr.がいっぱいいるんですけど、「あいつ長野くんと話しているぞ」みたいな(笑)。俺は最高の年末を迎えましたね。「俺、長野くんに店教えてもらったから」って(笑)。
MC:自慢になりますよね(笑)。最後に監督、ドラマが内田家、富澤家、鴨居家、さらにはその周囲の人物が登場しながら、それぞれの事情や欲望がさらなる化学反応を起こしていくわけですけど、それを現場で見ていていかがでしたか?
深川:一人一人が面白くて。面白い6人が集まって、子どもたちも含めて大きな家族になって最後に向かっていく物語なのかなと思っております。一人一人が面白いので、僕の中では動物園に来たようなイメージで、皆さんが来場者で(笑)。この人、ずっと謝っている人だなとか、この人また違う人に恋しちゃうなとか、二子玉川で動物園に来たと思って観ていただくと、よりこの人達の面白さが伝わっていくんじゃないかなと思っております。
上地:良い例え!
深川:あ、そうですか(笑)。ちょっとポエムじゃなかったですけど(笑)。
MC:ぜひその動物園を皆さんも覗いていただければと思います。では最後に、これからドラマをご覧になる皆様に向けて、中山さんよりメッセージをお願いしたいと思います。お願いします。
中山:深川監督もおっしゃっていましたが、私達、動物一人一人が(笑)演じながら、私自身も演じてはいるんですけど、リアルな関係で皆さんと過ごせていたような気がします。全8話、どうぞお楽しみください。ありがとうございました。
「連続ドラマW 彼らを見ればわかること」
2020年1月11日(土)よりWOWOWプライムにて放送スタート(全8話)※第1話無料放送
毎週土曜 夜10時~放送
監督:深川栄洋
脚本:沢木まひろ
音楽:福廣秀一朗
出演:中山美穂 木村多江 大島優子 髙橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.) 佐久間由衣 七瀬公 中川翼 笠原秀幸 駒木根隆介 堀内敬子 桂三度 片瀬那奈 高橋惠子 片岡鶴太郎 上地雄輔 長野博 生瀬勝久
【ストーリー】 二子玉川に建つ瀟洒なマンション。その最上階に住む内田百々子(中山美穂)は、官能作品で人気を誇るレディコミ漫画家であり、再婚相手・櫂斗(生瀬勝久)と大学生の息子を家族に持つ母でもある。同じマンションには富澤瑞希(木村多江)・一太(上地雄輔)夫婦も住んでおり、友人でもある百々子と瑞希は、馴染みのダイニング・バーでストレス解消も兼ねた近況報告を繰り広げる日々。そんなある日、マンションに新婚の夫婦が引っ越してくる。それは、20年前に百々子が別れた前の夫・鴨居葉介(長野博)と、その新妻の流美(大島優子)だった。元夫婦がそれぞれ再婚し、隣人同士となった稀有な状況。さらに、百々子や瑞希が抱えていた“秘密”が炙り出されていくことになり、3人の妻たち、そして3つの家族の関係は単なるご近所付き合いではすまされない様相を呈していく…。