【全文掲載】成田凌「永遠に敵いません」、井上真央「小さな箱って…?」、周防組の“常連俳優”が『カツベン!』舞台挨拶で大暴走!

MC:ありがとうございました。そしてその靑木館の商売敵がタチバナ館でございますが、そちらの琴江を魅力的に演じられました井上さんですけど、今回周防組に初参加ということで、撮影はいかがだったでしょうか?

井上:私は活弁もアクションもなかったので、楽をさせてもらったというか。単純に周防組を楽しませてもらいました。監督からは「モガのファッションを思い切り楽しんで欲しいと言われましたし、贅沢にも登場するたびにいろいろな衣装を着させていただいて。私は庶民の役が多いんですけど(笑)、ドレスをきれいに見せるとか、きれいに立つとか、あんまりそういうことを意識する役がなかったので、すごく新鮮でしたし、勉強になる部分も多かったです。

MC:そして、竹野内さん。これまで見たことがないくらいコミカルな役を演じられていて、そこも魅力的だったんですけど。

竹野内:そうですね、私自身、そんなにコミカルにやっているつもりはなかったんですけど(笑)。正直ですね、念願の周防監督作品に出られるということで、最初に撮影現場に行くときにすごく力んで行ったんですど、竹中さんとか渡辺えりさんとか、周防組の住人の方々は本当に自由に伸び伸びとされている姿を見て、自分も楽になったというか。監督と話し合いながら、もっと楽に自由に肩の力を抜いて遊び心を持ってできたらいいなと思ってやってました。

MC:とくに竹中さんを見ると、そういう気持ちになるんじゃないかと。

竹野内:あのー、私は真面目な顔をしてましたけど、笑いを堪えるのが本当に大変だったんですよ。現場で、監督にセリフ確認を竹中さんがされてたんですよ。監督が竹中さんに「それでお願いします」となって、本番になったら竹中さんが全然違うこをやりだして(笑)。もう本当に笑いを…、真面目な顔をしているのが大変でした(笑)。

MC:そんなことが、竹中さん、あったんですね?

竹中:僕はその場のノリで動いているので、全然覚えてないんですよ。何をしたのかとか。役のこととか考えたことないですからね(笑)。監督の眼差ししか見てないので(笑)。

MC:ありがとうございました(笑)。そして本作、『カツベン!』は、夢を叶える俊太郎が主人公の物語ですが、皆さんの来年に叶えたい夢をそれぞれ伺いたいなと思います。成田さんからうかがいましょうか。

成田:俺、(高良)健吾さんと九州で遊ぶって約束をしたんですよね。それをやりたいですね。

高良:それやろう(笑)。

MC:何がしたいんですか?

成田:何をするかは分からないんですが、健吾さんにお任せ九州旅をやりたいなと。

高良:福岡と熊本なら。美味しいもの食べて。お願いします。

MC:それはどなたかに頼んでいるということですか?

高良:キャンペーンです(笑)。大人の方々に。

MC:黒島さんは、なにかしたいことはありますか?

黒島:来年は、登山をしたいなと思います。東京の近くの山で、日帰りで行ける山が結構あるみたいなので。

成田:行ったことないってこと?なんかやってるイメージがあるけど。

黒島:一昨年に富士山に登ったくらいで。でも、もっといろいろな山が、面白い山があるので、それにチャレンジしたいなって思っています。

MC:富士山を超えるということではないですよね?

黒島:富士山よりも低いけど、すごいステキな山に行きたいなと。

MC:アクティブです。永瀬さんは、来年叶えたい夢というのはありますか?

永瀬:ちょっと乗っかっていいですか? 僕も九州で、活弁士をやったので(笑)。熊本から宮崎まで降りて(笑)。参加させていただきたいです(笑)。

成田:最高ですね(笑)。

MC:いよいよ現実的になってきたんじゃないですか? 東映の皆さん、いかがでしょうかね(笑)? 高良さんも…

高良:そうなってくると、僕は古い車に乗っていて、新車が欲しいと四駆がほしいなというのが来年の夢なんですけど、その車で行ければ交通費はいらないので。

MC:どんどん現実的になってきました(笑)。竹中さんは、いかがでしょうか?

竹中:(少女のような可愛らしい声で)小さな箱を50個作りたいの。って何言ってんだってコイツってね(笑)。何言ってんだ!? 「小さな箱50個」ってなんだ?って感じだよね(笑)。ごめんなさい、デタラメで。何も考えたことないです、僕(笑)。デタラメなことを言ったらどうかなと思ったけど、意味なかった(笑)。

MC:何かが降りてきたのがちょっと見えた気がしました(笑)。成田さんが涙を流して笑ってますけど(笑)。

成田:敵いません(笑)。永遠に敵いません(笑)。

MC:ありがとうございます。井上さんはいかがですか?

井上:小さな箱ってなんだろうと思って(笑)。なんでしょうね。あ、オリンピックを生で観たいです。スポーツ観戦はなんでも好きなので、チケットが今の所一枚も当たってないので、まずは当てて、なんでもいいから観たいです。

MC:なかなか当たるものじゃないんですね、ありがとうございます。竹野内さんは、来年叶えたい夢は。

竹野内:なんだろうな。子供の頃に川とか山とか、そういう場所で遊ぶのがすごく多かったんですけど、最近全然自然と触れ合うことをしてないので、そういう時間が少しでも作れたらいいなという感じですかね。

MC:キャンプとかでかね?

竹野内:ひとりキャンプとか言い出すと、ちょっと危ない人みたいになるけど。でも、ひとりキャンプも良いですけどね。楽しそうですね。

MC:一緒に九州とかはどうですか?

竹野内:九州でひとりキャンプですか(笑)?

MC:ひとりになっちゃいましたけど(笑)。

竹野内:九州も一度行ったことがあるんですけど、すごい良い場所ですよね、ご飯もすごく美味しいですし。ぜひ参加させていただけたらと思います。

MC:旅の仲間が増えました(笑)。

永瀬:行きましょう!

MC:ありがとうございます。周防監督は来年、叶えたい夢というのはありますか?

周防:ずっとここ20年ぐらいの夢なんですけど、草野球でパーフェクトゲームをやることですね。パーフェクトゲームができたら、野球をやめると宣言してるんですけど、それはできないことを知っているからで、困った夢だなと思いますが、ぜひパーフェクトゲームをピッチャーとして、一本のヒットもひとつのファーボールも許さない試合をしてみたいです。

MC:来年に限らず、生涯の夢という感じですかね?

周防:来年できたら最高ですけどね(笑)。

MC:ありがとうございます。さて、成田さんは最近も映画賞を受賞されていたり、今年たいへんめざましい活躍をとげていらっしゃいますけど、成田さんの俳優としてのベースはどういったところにあるんでしょうか?

成田:難しいなあ…、恥ずかしいな…。なんか、あんまりなんにも考えないと言うか…。なんなら、この作品をやったことによって、すべてが変わってしまったといいますか。賞をもらったのは前までのやつなんですけど(笑)。今は、本当に楽しむ。この方々を見ていて、周防監督を見ていて、ものすごく楽しい現場なんですよね。ものすごく楽しい現場にするっていう、これからも主演をやっていきたいので、やっぱり楽しい雰囲気に自分がするぞという気持ちで責任感を持ってやっていきたいなと思ってますね。

MC:影響をもらっている方はいらっしゃいますか?

成田:ここにいる皆さんです。本当に思ってます。

MC:ありがとうございます。それでは最後に、作品を代表しまして、成田さんからメッセージをお願いしたいと思います。

成田:本日は本当にありがとうございます。口上もやらせていただいて、こんな機会はないのでとても嬉しかったです。できた作品を観ていただいたので、観ていただいたものが全てと言ったらおしまいなんですけど、100年前に娯楽の王様と言われた活動弁士というものに、初めて触れた方も多いかと思いますが、その責任感もちゃんと持って、私達はやったと思っていますので、観ていただいて本当に嬉しいです。帰って「楽しかった」と言ってもらえれば幸せです。歓喜雀躍、身の幸せでございます。誠にありがとうございました!

『カツベン!』
12月13日(金)より全国ロードショー
監督:周防正行
脚本:片島章三
エンディング曲:奥田民生「カツベン節」
出演:成田凌 黒島結菜 永瀬正敏 高良健吾 音尾琢真 竹中直人 渡辺えり 井上真央 小日向文世 竹野内豊 池松壮亮 成河 酒井美紀 山本耕史 草刈民代 城田優 上白石萌音 シャーロット・ケイト・フォックス
配給:東映

【ストーリー】 一流の活動弁士を夢見る青年・俊太郎(成田凌)は、小さな町の映画館「靑木館」に流れつく。隣町のライバル映画館に客も、人材も取られて閑古鳥の鳴く靑木館に残ったのは、「人使いの荒い館主夫婦」、「傲慢で自信過剰な弁士」、「酔っぱらってばかりの弁士」、「気難しい職人気質な映写技師」と曲者揃い。雑用ばかり任される俊太郎の前に突如現る大金を狙う泥棒、泥棒とニセ活動弁士を追う警察、そして幼なじみの初恋相手!俊太郎の夢、恋、青春の行方は…!俊太郎の活弁がうなるとき、世紀のエンターテイナーの物語がはじまる。

©2019 「カツベン!」製作委員会

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