【全文掲載】岡村隆史「保留にいたしました!」、石原さとみ「私は給料制なので…」事務所との契約に迷い!?

MC:ありがとうございます(笑)。それでは、初日をお祝いしまして、今日はこんなものをご用意いたしました。鯛の塩釜焼きでございます。『決算!忠臣蔵』は赤穂浪士たちの物語ですけれども、堤さん、岡村さん、どうですか?

岡村:お塩が有名なんですよね。

MC:そうなんですよ。兵庫県赤穂市といえば塩で、赤穂の塩と鯛を使った塩釜焼きということでして、今回、学校法人服部学園の服部栄養専門学校のご協力で、特別に特大サイズの鯛が入っておりまして、映画でも出てきますけれども、赤穂藩は江戸時代に塩づくりで栄えていたので、今回は塩釜焼きということになりました。それでは、おめでたい鯛の塩釜焼き、初日に際しまして塩釜開きと参りましょう。私が「皆様ご一緒に」と言いますので、「せーの!」と全員で大きな声を上げてください。それで一気に開いていただきます。それでは参りましょう。『決算!忠臣蔵』公開をお祝いしまして、皆様ご一緒に!

キャスト陣&監督&観客:せーの!!(塩釜焼きを木槌で開く)

MC:おめでとうございます!さらに砕いていってください!岡村さん、この中の鯛、おいしそうですよ。

岡村:おいしそうというか、あんま見えないですけれども。昆布で巻いてありますから。

MC:昆布で巻いてあるので、さらに旨みが出ているらしいですよ!

岡村:鯛はまだ全然見えてないので。

MC:ごめんなさい(笑)。僕がちょっとよくわかってなくて(笑)。司会者ってそういうとこになりがちなんですよ。すいません!あとで皆さんで食べられるということなのでよろしくお願いします。

岡村:ありがとうございます。

MC:それでは最後にご挨拶を、堤さん、岡村さん、中村監督よりお願いしたいと思います。寺脇さん、どうしました?

寺脇:(塩釜焼きを割って)ちょっとでも顔が見えたらなと。

岡村:見えて参りました。大きな鯛です。

横山:ありがとうございます!

岡村:誰か頭、叩きすぎたんじゃない?

堤:ぐちゃぐちゃやん!粉々やん!

(会場爆笑)

岡村:跡形もなく!

MC:殺陣が得意な横山さんがやっぱり…(笑)。寺脇さん、ありがとうございました!それでは最後にお三方からご挨拶をお願いします。まずは岡村さんからお願いします。

岡村:本日観ていただいたとは思うんですけども、今まで見たことがない忠臣蔵に仕上がっていたと思います。もう一度事細かく隅々まで観ていただいたら、いろんな表情、いろんなお芝居をしているところがまた見つかると思いますので、2回、3回、劇場に足を運んでいただけたらなと思います。そして今日観ていただいた方はお友達とかに面白かったよと、『アナなんとか』というのは後ほどでいいんじゃないかなぁ、みたいなことを言っていただけたら。まぁ、今混んでるでしょうし、よかったらそのように伝えていただけたらなと思います。よろしくお願いいたします!

MC:ありがとうございます。堤さん、お願いいたします。

堤:どうも、今日はありがとうございました。映画が公開されて、これで僕たち役者は全てが終わります。この映画が自立していくというか、少しでも多くの方に観ていただければと思っています。皆さん、よろしくお願いします!

MC:最後に中村監督、お願いします。

中村:今日は本当にどうもありがとうございます。見渡すと意外と若い方が多くて、気に入っていただけたらお家に帰ってお父さん、お母さんにおすすめしていただいて、お父さん、お母さん世代の方はお家に帰ったらお子さんにおすすめしていただけるような、家族で観るような映画はもう1本やっていますけど、こっちも家族で観られる映画になっていると思います。今後ともよろしくお願いいたします。今日はありがとうございます。

MC:ありがとうございました。これにて『決算!忠臣蔵』舞台挨拶を終了いたします。皆様、盛大な拍手でキャストと監督の皆さんをお送りください。ありがとうございました!

『決算!忠臣蔵』
11月22日(金)より全国公開中
監督・脚本:中村義洋
原作:山本博文『「忠臣蔵」の決算書』
出演:堤真一 岡村隆史 濱田岳 横山裕 妻夫木聡 荒川良々 石原さとみ 竹内結子 西村まさ彦 寺脇康文 小松利昌 沖田裕樹 上島竜兵 堀部圭亮 山口良一 鈴木福 千葉雄大 滝藤賢一 笹野高史 橋本良亮 木村祐一 板尾創路 村上ショージ 西川きよし 桂文珍 鈴鹿央士 阿部サダヲ
配給:松竹

【ストーリー】 今から約300年前。江戸城・松の廊下。赤穂藩藩主・浅野内匠頭(阿部サダヲ)は、かねてより賄賂まみれだった吉良上野介に斬りかかる。通常であれば喧嘩両成敗となるはずが、幕府が下した結論は、赤穂藩のお取り潰しと、内匠頭の即日切腹。吉良へはお咎めなし。突然藩主を亡くしたことで、浅野家は断絶、藩士たちは路頭に迷う。筆頭家老・大石内蔵助(堤真一)は、嘆く暇もなく、浅野家復活を願い出て、ひたすら残務整理に励む日々。しかし、御家再興にも当然、お金が必要。内蔵助は、幼馴染の勘定方・矢頭長助(岡村隆史)の力を借りて、亡き内匠頭の妻・瑤泉院(石原さとみ)の化粧料(嫁入りの時の持参金)をかき集める。その金額は、およそ800両(9500万)!しかし、金の使い道がわからない内蔵助は、長助らの助言も聞かず、行き当たりばったりの大盤振る舞い。金はどんどん減っていく。一方、浪人となった藩士たちは、宿敵・吉良への仇討ちを勝手に計画。加えて、江戸の庶民たちまでもが、赤穂浪士たちによる仇討ちを超熱望。やがて、大金をはたいた甲斐もなく、御家再興は幕府の決定であっさり却下。「なんでやねん!」ようやく討ち入りを決意したものの、もはや予算残高は、微々たるものに…。討ち入るのか討ち入らないのか、迷っているうちにも予算はさらに減っていく。前線基地として購入した屋敷も火事で全焼。浪士たちの日々の生活費や食費に家賃、江戸までの旅費、武器の購入等々、お金は出ていくばかりで、プロジェクトは超難航。挙げ句の果てには、やる気満々の浪士たちのリストラも余儀なくされる始末。一方、自分の金を勝手に使われている瑤泉院の怒りもエキサイトして…。果たして彼らは“予算内”で、一大プロジェクト“仇討”を、無事に“決算”することができるのか!?

(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会