堤真一「なんでやねん!」と突っ込みまくる!『決算!忠臣蔵』予告編&本ポスタービジュアル

赤穂藩君主・浅野内匠頭の仇討のため、浪士となった47人の藩士たちの物語の秘話を、主演に堤真一、共演に岡村隆史を迎え、『殿、利息でござる!』、『忍びの国』の中村義洋監督が映画化する『決算!忠臣蔵』が、11月22日に公開される。このほど、予告編と本ポスタービジュアルがお披露目となり、併せて、本作が10月28日より開幕する第32回東京国際映画祭のオープニング・イブ作品として上映されることが決定した。

予告編では、「この間の遺恨、覚えたるか!!!」という浅野内匠頭(阿部サダヲ)のかの有名な“江戸城松の廊下”の絶叫シーンからはじまり、主君への忠義に燃える赤穂浪士たちの精悍な姿が映し出される歴史超大作…と思いきや、まさかの討ち入り資金が持たないことが発覚。予算がどんどん減っていき、大石以下赤穂浪士が右往左往する模様がコミカルに描かれる。ついには町民たちからもまだ討ち入らないのかとバカにされ、メンタルもボロボロ…。果たして赤穂浪士たちは、予算内に討ち入りという一大プロジェクトを決算することができるのか!?大石内蔵助を演じる堤真一が、関西弁で「なんでやねん!」と突っ込みまくる姿も必見だ。

本ポスタービジュアルでは、「経費削減!」「節約上等!」とのぼりを掲げた赤穂浪士四十七士ほか総勢51人が大集合している。

『決算!忠臣蔵』
11月22日 全国公開
監督・脚本:中村義洋
原作:山本博文『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書)
出演:堤真一 岡村隆史 濱田岳 横山裕 妻夫木聡 荒川良々 石原さとみ 竹内結子 西村まさ彦 寺脇康文 上島竜兵 堀部圭亮 山口良一 鈴木福 千葉雄大 滝藤賢一 笹野高史 橋本良亮 木村祐一 板尾創路 村上ショージ 西川きよし 桂文珍 鈴鹿央士 阿部サダヲ
配給:松竹

【ストーリー】 元禄14(1701)年3月14日。事件が起こったのは江戸城・松の廊下。「濁った水を綺麗にする」ことを強く願う清廉潔白な赤穂藩藩主・浅野内匠頭は、かねてより賄賂まみれだった吉良上野介の態度に据え兼ね、斬りかかる。通常であれば喧嘩両成敗となるはずが、幕府が下した結論は、浅野家のお取り潰しと、内匠頭の即日切腹。突然藩主を亡くし、お家断絶となり、赤穂藩士たちは路頭に迷う。要は江戸時代の優良企業倒産事件。現代に置き換えると、藩は会社、武士はサラリーマンということ。筆頭家老・大石内蔵助(おおいしくらのすけ/堤真一)は、嘆く暇もなく、勘定方・矢頭長助(やとうちょうすけ/岡村隆史)の力を借り、ひたすらリストラに励む日々。その努力や幕府への取次も虚しく、お家再興の夢は断たれてしまう。それでも一向に討入る様子のない内蔵助。だが、江戸の庶民たちは赤穂浪士たちによる、吉良上野介への仇討を超熱望。いつの時代も物事を動かすのは、なんとなくの時代の空気感。それは現代でも変わらない。ただそこで発覚した大変な事実。なんと、討入りするにも予算が必要。その上限は9500万円(790両)。討入るのか討入らないのか、迷っているうちに予算はどんどん減っていく。しかし世間の空気的に仇討しないと絶対にまずい。どうする大石内蔵助!?予算の都合で、チャンスは一回。果たして彼らは“予算内”で、一大プロジェクト“仇討”を、無事に“決算”することができるのか!?

(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会