【全文掲載】岡村隆史「保留にいたしました!」、石原さとみ「私は給料制なので…」事務所との契約に迷い!?

MC:そういうことですか!ありがとうございます。早速皆さんにご質問です。いろんな見どころがあるんですけれども、それぞれ皆さんが一番好きなシーンを、今日ご覧になった方々なので、お話いただければと思います。苦労したシーンでもいいですし、ご自分の出ていないシーンでも構いません。では堤さんから。

堤:(竹内結子演じる)理玖が山科のほうに行くところで、岡村くんが「籠つこたらええのに」という、あっこが好きです(笑)。

MC:岡村さん、どうですか?「好きです」と言われて。

岡村:はい、私も好きです(笑)。

MC:何か工夫されたところはあるんですか?

岡村:ノー工夫ですけれども、監督さんからこういう感じで言ってくださいと言っていただいたので、全て監督さんの指示に従って、言い回しは柔らかくとか、ここはちょっと抑えめでとか、いろいろ指示していただきました。

中村:でもあそこ、台詞変えてましたよね?もうちょっと僕よりは関西っぽく、僕は関西圏ではないので、「関西だったらこういう言い方ですけど」って、「つこたらええのに」になったんですよね。「へぇ~」って思いました。

堤:そうだよね。

岡村:そう…ですね、あの~…。

横山:絶対覚えてないですよね(笑)。

岡村:覚えてます!思い出しました!あの~…「つこたらええのに」と「使ったらええのに」ですかね。

中村:「使ったらええのに」って書いてあるんですね。

岡村:台本は「使ったらええのに」って書いてたんですけれども…まぁ、そこだけです。若干の口答えは、監督に対して。

中村:「へぇ~、台詞を変えられたぁ…」と(笑)。

岡村:違う!(笑)。そういうつもりではくて、関西弁の場合「つこたら」と言うと思うんですけれども…。

中村:とってもよかったです!とってもよかったですよ。

岡村:唯一の口答えです!そこだけです!台詞で。「ちゃいますかね?」と言うたのはそこだけですね。

MC:監督は脚本も書かれていますので、台詞を変えることは勇気がいることだと思いますが、皆さん、ご自分の台詞を変えたという方はいらっしゃいますか?

中村:いないと思いますね。

横山:さすがムービースターです!

岡村:ほんとですか…?

中村:ほんとです。よく覚えてますもん。でも、よくなりましたよ!あれで。

MC:褒められてるんですよ、岡村さん。

岡村:いや、岳くんは変えてたと思います。

濱田:僕は変えません。さすがだなぁ、岡村さん。

MC:では、岡村さん。お好きなシーンを。

岡村:僕は最後のほうにありました、堤さんを筆頭に皆さんがおそばを食べるシーンがすごくよかったなぁと思います。本来ならあそこに僕もいたかったなっていう思いがあります。

MC:ありがとうございます。そして濱田さん。

濱田:裏話になっちゃうんですけど、唯一のアクションシーンと言っていいほどの、数右衛門がワーッ!ととびかかる、あの時のテストの時に、弥左衛門(役)の小松(利昌)さんがなんでか、そろばん方のくせに刀を抜いて切り込みにいったんですよね(笑)。

中村:横山くんを抜いたんだよね(笑)。

濱田:横山さんを抜いてまで!

中村:覚えてます!

横山:監督がめっちゃ怒って!

濱田:めちゃめちゃ怒ってた!

横山:「お前は違うよな?」って、監督が(笑)。

濱田:そう!「お前は強いのか?」って怒られてるのがすごく印象的で(笑)。

横山:気持ちが入っちゃったんでしょうね!

MC:ありがとうございます(笑)。そんな横山さん、お好きなシーンは?

横山:個人的になりますけど、僕はやっぱ池に落ちたところがめちゃくちゃ覚えてて、めちゃくちゃ寒かったですよ!2月のど真ん中で、京都で、また雪降ってて、雪待ちみたいなのもあって、スタッフさんが配慮していただいて「あったかいお湯、用意してますんで!」って言っていただいたんですけど、風呂場行ったら熱すぎて全然入れなくて!(笑)。30分ぐらい水入れて、ずっと!寒かったのものすごく覚えていますね。

MC:大変でしたね。石原さん。

石原:私も堤さんと同じシーンだったのでどうしようかなと思うんですけど、私、横山さんのトップシーンが好きでした。出てくるシーン。あそこの、シャッ!シャッ!ていう。

横山:これはもう普通に嬉しいやつですね!(笑)。

石原:普通にかっこいいなっていう。

横山:ありがとうございます。

岡村:かっこつけて。

横山:かっこつけたりしてないですよ(笑)。監督の演出でやらせていただいたんですよ。

石原:そこが印象的でした。

横山:ありがとうございます。嬉しいです。

MC:橋本さん。

橋本:僕も横山くんの殺陣のシーンですかね。殺陣してるとこ、13、14年ぶりに見たので。衰えてなかったっていう。

横山:ありがとうございます。

橋本:すごいかっこよかったです。

岡村:かっこつけて。

横山:かっこつけてないですよ(笑)。そういう演出なんですよ。ありがとうございます。嬉しいです。

MC:横山さんに集中していますけれども(笑)。寺脇さん。

寺脇:いっぱいあるんですけど…岳くんの、スーッと目を細める…あの芝居はすげぇなぁって見てたし、あと堤さんの芸者遊びのところで行き切ってる感じ。あんな遊びをしてみたいな俺も、というところも好きでした。あと、僕らが宴会をして大騒ぎをしているシーンがありましたよね。あそこは自由にみんなで飲んで騒いで、5分ぐらい長回ししましたよね。観てみたら、ほわーんほわーんってスローモーションになってすぐ終わっちゃいましたね。だから、使わなかった理由を今ここで聞きたいなと思って。

中村:いやいや、西村(まさ彦)さんと寺脇さん、さすがだなと思いました。あれは嘘です。スローモーションになるって知っていらっしゃったんでしょ?

寺脇:知りませんよ!編集まで知りませんから(笑)。

中村:スローモーションになった時に、どういうふうに動いたら一番いけるのかというのを二人でやってたので…。

寺脇:やってません!

中村:すごいなぁと思いましたよ。

寺脇:…ありがとうございました!

MC:監督、負けてません(笑)。中村監督、ご自分で書かれて撮られてお好きなシーンがいっぱいあると思うのですが、監督はどこに注目されますか?

中村:もうそれは全部だし、こんなに皆さんがいる中で誰って言えないですけど、レッドカーペットを六本木でやった時に、テレビの取材で仇討ちしたい理由みたいなのを話しているのを聞いて、だいぶカットされたと愚痴を言っていた俳優が2名ほどいたんですよね。今日ここに来ていない妻夫木くんも言ってて、江戸に行く前のシーンをまるまるカットされていたというのと、もう一人、殺陣をすごく頑張ったんだけど…。

横山:これは軽はずみにものを言ってはいけないなと、今日僕は教訓しました!

寺脇:自分も3人目に入りましたからね、今(笑)。