MC:ありがとうございます。さあ、映画公開に合わせまして、原作者のかわぐちかいじ先生から、お手紙をちょうだいいたしました。私から読ませていただきます。
『空母いぶき』封切りに寄せて、かわぐちかいじ
「空母いぶき」を実写映画として、なんとしても完成させるという制作陣の意思は、自衛隊を国防という本来の任務で、日本で初めて描くんだという、強い思いだったと想像します。映像にみなぎる緊迫感は、国防という重要な問題を正面から描いている迫力です。原作者としてその映像に接することができ、これ以上の本望はありません。制作に関わったスタッフの皆様、俳優の皆様、本当にご苦労様でした。そして、ありがとうございました。
このようなメッセージをいただきました。西島さん、感想をお願いします。
西島:いやあ、感激しました。本当に嬉しいです。かわぐちかいじ先生のスケールがとにかく大きくて、テーマもとても深いので、実写化するのは相当難しいと言われている中、今回初めて実写化するということで、本当に企画の段階から相当高いハードルがたくさんあったと思います。その中で、この映画が完成して、こうやって先生に素晴らしいお手紙をいただいて、観ていただけるのは本当に感無量です。ありがとうございます。
MC:それでは最後にですね、お一人ずつメッセージをいただきたいと思います。まず、若松監督お願いします。
若松:市原くんがちょっと長目に話したんで、簡単にいきます(笑)。
MC:大丈夫ですよ(笑)、長目にお話ください(笑)。
若松:戦争という材料を借りているんですけど、その先に見据えるものは平和。平和をみんなで考えていただきたいという思いで作りました。公開すると一番気になるのが成績で、どれぐらい人が入るのかなと。それはお金儲けをしたいということではなくて、こういう映画を多くの人に観ていただきたいというのが本音です。意外や良い成績になりそうです。でも、まだちょっと足りない。なんとか皆さんのお力で、拍手をいただいた方々、いろいろと宣伝していただければ幸いです。よろしくお願いします。
MC:ありがとうございます。藤さん、お願いします。
藤:…え? まったくフラれるとは思ってなくて…(笑)。とにかく、ヒット作に出るってことは、僕は映画に150本出てますけど、まあ…ヒットしたのは6本ぐらいですかね?(笑)。ここでね、ヒットの幸せというのを味わってみたいなあと。もう少しですね、監督?
若松:はい(笑)。
藤:はい(笑)。よろしくお願いします。
MC:それでは、深川さん、お願いします。
深川:本当に観終わったあとに、普段普通にご飯を食べたり、友達と会ったり家族と出会えたりとか、そういう時間をより大事にしようと思える作品になっていると思います。ぜひ皆さんが劇場を出た後に、心になにか残るものがあったらすごく嬉しいです。今日はありがとうございました。