【全起こし】西島秀俊「平和を改めて感じてほしい」『空母いぶき』初日舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:市原さん、お願いします。

市原:もし自分の周りで、窮地に立たされている方がいらっしゃったら、その方が赤の他人だったら、その方に優しくしたりその方を助ける最初の一歩を踏み出せるかどうかということを、自分は考えさせられました。ぜひ、人種も国も超えて、周りで悩んでいる方とか、苦しんでいる方を、赤の他人であっても支え合うことができるような未来になって欲しいなと改めて感じさせていただきました。ありがとうございます。

MC:ありがとうございます。本田さん、お願いします。

本田:当たり前の日常を守ってくれる方々がいるという、それだけでちょっと自分の日々が前向きになれるような、そんな気持ちに私はなりました。そんな感想とかを、周りの方々に伝えていっていただけたら幸いです。この『空母いぶき』という映画に興味を持ってくださる方が、一人でも多く増えてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします!

MC:ありがとうございます。佐々木さん、お願いします。

佐々木:かわぐちかいじ先生が、取材でこの原作を書かれた時に怖さというものをとても大切にしたいと、怖さを描きたいと、怖さを感じて欲しいと。それはもし戦争が起こった場合の、武器であるとか人間の怖さであるとか、いろいろな種類があると思うんです。僕がこの映画に参加する時に、その怖さとは違うかもしれないんですけど、やはりちょっと怯みました。怖いなと思いましたが、今日初日を迎えて、このように大勢のお客様を前にさせていただいて、この船に乗って良かったなと感謝してますし、誇りに思ってます。本日はありがとうございました。

MC:ありがとうございます。では、西島さん、お願いします。

西島:皆さん、本日は本当にありがとうございます。この映画に関わって、実際にできあがった作品を観て、改めて今こうやって自分が平和に毎日楽しく過ごしているのは、平和を守ってくださっている人たちがいるんだなということを改めて実感しました。ぜひ、この映画を観終わって、映画館を出て、平和な街を見てその時に改めて平和の大切さ、かけがえのなさを感じていただけたら本当に嬉しいです。そしてもしできたら、自分の大切な人に連絡をしていただいて、大切な人との平和を改めて一緒に感じていただけたら嬉しいです。今日は本当にありがとうございます!

『空母いぶき』
5月24日(金)全国ロードショー
監督:若松節朗
原作・監修:かわぐちかいじ「空母いぶき」(小学館「ビッグコミック」連載中、協力:惠谷治)
脚本:伊藤和典 長谷川康夫
音楽:岩代太郎
出演:西島秀俊 佐々木蔵之介 藤竜也 村上淳 石田法嗣 戸次重幸 市原隼人 平埜生成 金井勇太 工藤俊作 千葉哲也 山内圭哉 和田正人 玉木宏 横田栄司 髙嶋政宏 堂珍嘉邦 袴田吉彦 渡辺邦斗 佐藤浩市 益岡徹 中村育二 吉田栄作 三浦誠己 本田翼 斉藤由貴 片桐仁 土村芳 中井貴一 深川麻衣 伊達円祐 小倉久寛 岩谷健司 今井隆利
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 世界が再び「空母の時代」へと突入した20XX年。日本の最南端沖で起こった国籍不明の軍事勢力による突然の発砲。日本の領土の一部が占領され、海保隊員が拘束された。未曾有の緊張が走る中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とする護衛隊群を現場に向かわせる。空がうっすらと白み始めた午前6時23分。この後日本は、かつて経験したことのない一日を迎えることになる―。

©かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ