【全起こし】西島秀俊「平和を改めて感じてほしい」『空母いぶき』初日舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:西島さんも、やっぱり初日というのは特別ですか?

西島:そうですね。映画は観客の皆さんに観ていただいて、完成すると言われていて、僕自身もそう思っているので、観ていただいてからやっと映画ができると思っています。だから今日は緊張もしてますし、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。

MC:藤さんは群司令として、艦長副長と対峙する緊迫感溢れる見応えたっぷりのシーンが続いたんですが、振り返って西島さん、佐々木さんとのシーンというのは。

藤:西島さん、佐々木さんも、準備万端整って、初日のワンカットから撮影が始まってから一ヶ月ぐらい経っているぐらいの密度の深さ、テンション。緊張感。完璧でしたね。一番驚いたのは、海上自衛隊の軍艦に窓が無いんですね。やっぱり海が見たいじゃないですか(笑)。部屋は計器ばっかり、スクリーンばっかり(笑)。戦況を目視する時代じゃないんですよね。これは驚きました。

MC:西島さん、藤島さんから準備が完璧だったというお言葉がありましたが。

西島:今回、本当にたくさんの自衛官の皆さんに、お話を聞くことができまして、事前の準備をたくさんさせていただいて、この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。本当に、お話はもちろんですけど、護衛艦に乗せていただいたり、作品のために力を尽くしていただいたという感じです。

MC:本田さんは、いぶきに乗り込む女性唯一の存在ということで、本田さんが発するメッセージがこの作品のエンディングに向かってとても重要なポイントになる役どころでしたね。完成しました作品をご覧になって、いかがでしたか?

本田:私はもともと原作にいないキャラクターなので、この映画のオリジナルキャラクターだからこそ、映画にオリジナルで出ていることの意味と言いますか、ちゃんと自分の役割というものを、きちんと見つけてそれをやり通せないといけないなと言う気持ちで撮影には臨んでいまして、観てくれた方が私の役があって、この映画がより見やすくなったなと思えてもらえたら幸せです。