『ハリー・ポッター』シリーズを手掛けたクリス・コロンバスが見出したグラフィックノベルを映画化した、襲来する巨人を倒すという使命を持つ少女の苦悩と再生の物語『バーバラと心の巨人』の公開日が10月12日に決定し、このほど、本作の日本公開を記念して、原作の作画を担当したコミック作家のケン・ニイムラによる描き下ろしビジュアルがお披露目となった。
原作は、2009年に発行されるやいなや、アメリカで最も権威ある漫画賞であるウィル・アイズナー漫画業界賞にノミネートされ、第5回国際漫画賞にて最優秀賞を受賞した、ジョー・ケリーとケン・ニイムラによるグラフィックノベル「I KILL GIANTS」。家庭や学校生活における現実と、壮大なイマジネーションの世界観が融合した本作は、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を手掛けたクリス・コロンバスが見出し映画化された。監督は、『HELIUM』で第86回アカデミー賞短編賞を受賞したアンダース・ウォルターが務め、本作が初の長編監督作となる。主人公バーバラを演じたマディソン・ウルフは、本作でその演技を絶賛され、共演には、モル先生役のゾーイ・サルダナ、姉のカレン役のイモージェン・プーツら人気実力派女優が集結した。
現在日本を拠点に活動しているイラストレーターのケン・ニイムラは、「I KILL GIANTS」をはじめ、マーベルコミックのイラストなども数多く手掛け、日本・ヨーロッパ・アメリカのコミックが集結された独特の作風が高く評価されている国際的に活躍するクリエーターの一人。描き下ろしビジュアルには、うさ耳を付けた主人公バーバラと彼女を取り巻く周囲の人々、そして背後にはバーバラを見下ろす不気味な巨人の黒い影が描かれ、ポップなタッチのキャラクターにシックな色合いで物語の想像を掻き立てさせるようなビジュアルとなっている。
併せて、9月7日より、特典付き前売り券(ムビチケ)が上映劇場窓口やメイジャー通販サイトで発売。特典として、描き下ろしビジュアルを使用したオリジナルクリアファイルがプレゼントされる。※価格:¥1,500(税込)、一部劇場を除く。
『バーバラと心の巨人』
10月12日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:アンダース・ウォルター
原作:J.M.ケン・ニイムラ(画)/ジョー・ケリー(作)「I KILL GIANTS」
製作:クリス・コロンバス
脚本:ジョー・ケリー
出演:マディソン・ウルフ ゾーイ・サルダナ イモージェン・プーツ
配給:REGENTS パルコ
【ストーリー】 風変わりな少女バーバラにはある使命があった。それは、やがて襲来する巨人を倒すこと。しかし姉のカレンやモル先生、初めて友達になった転校生のソフィアでさえも、すぐそこに迫る巨人の存在を信じようとせず、「現実から目をそらすな」というばかり。しかし、遂にバーバラの目の前に巨人が現れる。果たして巨人がバーバラにもたらす試練とは―?
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