浜野佐知監督の最新作『金子文子 何が私をこうさせたか』が、ニューヨーク国際映画賞（New York International Film Awards）にて、長編映画部門最優秀監督賞（浜野佐知監督）、最優秀主演女優賞（菜葉菜）、Best Biographical Film、Best Historical Film、Best Indie Featureの5冠を達成した。さらに、本ポスタービジュアルと公開日（2026年2月28日〈土〉よりユーロスペースほか全国順次公開）が解禁された。

1923年、朝鮮人の朴烈と共に逮捕され、1926年に大逆罪で死刑判決を受けた虚無主義者／無政府主義者・金子文子。恩赦により無期に減刑されたが、栃木女子刑務所の独房で自死した――享年23。

本作は、死刑判決から自死に至るまでの121日間を、残された短歌や記録をもとに描く。監督は、300本を超える作品を手掛けてきた浜野佐知。主演の菜葉菜が金子文子の魂の叫びを体現し、共演には小林且弥、三浦誠己、洞口依子、吉行和子ら実力派俳優が集結した。

今回公開された本ポスタービジュアルでは、主人公・金子文子が前を真っ直ぐに見据える凛とした姿が印象的。死刑判決から自死に至る121日間、孤独な闘いを続けた彼女の生き様を象徴するようなビジュアルとなっている。映画のテーマである“信念と反骨”を視覚的に体現した1枚だ。

【浜野佐知監督コメント】
「アメリカという国で金子文子が選ばれたことはとても意義のあることだと思います。この賞を契機に世界中に『Kaneko Fumiko』を届けられるよう頑張ります。ありがとうございました！」

【菜葉菜コメント】
「New York International Film Awardsという素敵な映画賞でベストアクトレス賞を頂けたこと心より嬉しく思います。何より浜野監督と共に受賞出来たことは言葉にならないほど幸せです。金子文子という実在した人物を演じることは心身共に簡単ではなかったけれど、この作品が国を超えて沢山の方々に届いたということを実感し、自分にとっても役者として意味のあることだったんだと思っています」

■作品情報
タイトル: 『金子文子 何が私をこうさせたか』
監督: 浜野佐知
出演: 菜葉菜、小林且弥、三浦誠己、洞口依子、白川和子、結城貴史、吉行和子 ほか
脚本: 山﨑邦紀
撮影監督: 髙間賢治（JSC）
音楽監督: 吉岡しげ美
製作・配給: 旦々舎
上映時間: 2時間1分
レイティング: PG12
公開日: 2026年2月28日（土）よりユーロスペースほか全国順次公開

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