寛一郎、山下リオ、菜葉菜らが登壇!『君がまた走り出すとき』川口先行上映記念舞台挨拶レポート

川口市が埼玉県と共催する「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018」の15周年記念オープニング作品として製作され、寛一郎が主演を務める映画『君がまた走り出すとき』が、2月8日より埼玉・MOVIX川口にて先行公開され、このほど、2月9日にMOVIX川口にて川口先行上映記念舞台挨拶が行われ、主演の寛一郎、共演の山下リオ、松原智恵子、菜葉菜、辻本祐樹、綱島恵里香、中泉裕矢監督が登壇した。

満席の劇場に登場した主演の寛一郎は、「寒い中、雪の中、そして三連休の初日にご来場いただきまして、ありがとうございます。川口市製作で、全編川口市で撮影させていただいきました。川口の映画だと思っているので、川口市で最初に公開できたことがすごく嬉しいです!」と、川口市の観客に向けて感謝を伝えた。監督は「川口で公開が始まったことが嬉しいですし、今日、この6人と集まれたのが嬉しいです」と再会に喜びを隠せない様子だった。山下は、「朝はやくから、雪の中を来てくださってありがとうございます。撮影現場はキャスト、スタッフともに仲が良く、撮影を進めていきながら絆が生まれた感覚がある映画です。私にとっても大切な作品になりましたので、川口の皆さんに観ていただけたことが何より嬉しいです」と笑顔で挨拶をした。

松原は、「寒い中劇場にいらしてくださってありがとうございます。私の撮影は家のシーンが多く、川口の街中には出ていかなかったのですが、撮影中に近所の方とお会いすると気さくに話してくださって、川口の方は優しいのだなあという印象があります」と撮影を振り返り、印象に残っているシーンを聞かれると「お寺さんで寛一郎さんと2人で話したり、ワラジを結わえつけるシーンが印象に残っています。走らなくてはいけない時、また何か一歩踏み出す時に、このお寺さんで願掛けをしていただき、ワラジを結んでみるといいと思います」と、川口市民に川口の名所をPRした。辻本も映画の中で自身がランナーとして走るシーンを振り返り、「土手を走っている時、勿論気持ちよかったのですが、川口市民ランナーの方に走り方を教えていただきました。川口市民の方に教えていただけたことがスクリーンにのせられてよかったです」と、市民の皆さんに“ランナー”に仕上げていただけたことを明らかにした。綱島は「シックスタートルズが結成され、ここにいらっしゃる出演者の皆さんたちで話をするシーンがありますが、私は病室にいることが多い役だったので皆さんと外で撮影できた時、“お芝居をしているなあ”という気持ちが深まった思い出のシーンでした」と、共演者との思い出を語った。

菜葉菜は最後に「川口市の皆さんと一緒に作った作品だと思っています。川口から発信して、いろんな方にひろめていただいて、一緒に盛り上げていっていただけたら有り難いと思います」と頭をさげ、監督は、「寛一郎さんが、日に日に自分の演出がいらなくなっていくことがよい作品になる手応えで、最後のシーンは、撮影前に寛一郎さんに“いけるよね?”と聞くと、“大丈夫です”と頷いたことが蘇ります。作品を一緒につくっているんだなあと実感していました。思い出の詰まった本作は、川口の映画だとおもっておりますので、この映画を楽しんでいただけたらと思います」と観客に伝えた。

『君がまた走り出すとき』
2月8日(金)よりMOVIX川口にて川口先行公開
3月2日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督:中泉裕矢
脚本:岡芳郎
出演:寛一郎 山下リオ 菜葉菜 辻本祐樹 綱島恵里香 安居剣一郎 長谷川初範 浅田美代子 松原智恵子
配給:キャンター

【ストーリー】 翔太(寛一郎)は訳あって逃げ込んだ民家で、老婦人・多笑(松原智恵子)から孫だと勘違いされ、成り行きでそこに住むことに。しかし数日後、多笑の本物の孫・佳織(山下リオ)が訪ねてくる…。そしてある晩、ラジオから、世界6大マラソンを走破した高齢の市民ランナーの話題が聞こえる。そのラジオをきっかけに立ち止まっていた6人が出会い、支え合い、時にはぶつかりながらも、それぞれの人生が走り始める。

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