トルコから現れた新しい才能!2024年東京国際映画祭<アジアの未来>作品賞受賞!『わたしは異邦人』8月23日(土)公開決定!

第37回東京国際映画祭<アジアの未来>部門で作品賞を受賞し、世界各国の映画祭で高い評価を得ているトルコ発の話題作『わたしは異邦人』が、8月23日(土)よりユーロスペースにて劇場公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルおよび場面写真が解禁された。

本作は、『雪の轍』『裸足の季節』など世界三大映画祭に多くの監督を送り出してきたトルコ映画界から登場した新たな才能、エミネ・ユルドゥルム監督のデビュー作。地中海沿いの古代都市シデを舞台に、幻想的なギリシャ神話のモチーフと現代の若い女性の自己探求の旅を重ね合わせた、深い感動を呼ぶドラマが展開される。

■「わたしは何者なのか」

イスタンブールで孤児として育ち、新米の霊能力者となった主人公・ダフネ。人との関わりを避けてきた彼女が、行方不明の母を探すためにシデへとやってくる。手がかりは、古びた遺跡で撮られたぼやけた母の写真のみ。旅の途中で出会う、マルクス主義革命家、娼婦、原始の巫女たち…。不思議な人々との交流の中で、ダフネはやがて“目に見えないもの”とのつながりを感じ、本当の自分と出会っていく。

舞台となるシデは、かつて古代ギリシャの港町として栄えた歴史的な土地。アポロン神殿や円形劇場が今も残り、2000年前の空気が色濃く漂う。原題は「昼のアポロン、夜のアテネ」。理性と知性、生と死、男と女といった対をなす存在が交錯する幻想的な世界観が広がる。

■ミステリアスなポスタービジュアル公開

今回解禁されたポスタービジュアルは、眠るダフネの姿と地中海の夕景の中に立つ2人の人影が印象的に配置され、作品のミステリアスな雰囲気を余すことなく伝えている。

■受賞歴
•第37回東京国際映画祭<アジアの未来>作品賞
•2025年イスタンブール映画祭 トルコ映画批評家連盟賞
•2025年アンカラ・フライイング・ブルーム国際女性映画祭 審査員特別賞

作品情報

タイトル:わたしは異邦人(東京国際映画祭上映時タイトル:昼のアポロン 夜のアテネ)
監督・脚本:エミネ・ユルドゥルム
出演:エズキ・チェリキ、バルシュ・ギョネネン、セレン・ウチェル、ギセム・ウチェル、デニズ・テュルカリ
配給:パンドラ
2024年/カラー/トルコ語/112分

2025年8月23日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開予定