青春✕タイムリープの話題作、キャストの“同窓会”のような再会に感動!『リライト』“3年4組”舞台挨拶レポート

現在大ヒット上映中の映画『リライト』。6月25日、東京・TOHOシネマズ新宿にて、本作に出演する“3年4組”のキャストが集結し、舞台挨拶イベントが開催された。

登壇したのは、主演の倉悠貴(茂役)をはじめ、山谷花純(敦子役)、大関れいか(亜由美役)、森田想(唯役)、福永朱梨(晴子役)、そして担任教師・細田先生を演じたベテラン俳優の尾美としのり。監督の松居大悟も駆けつけ、笑いと感動に包まれた一夜となった。

■「クラスメイトみたい」な関係性がスクリーンを越えて現実に

映画の中で高校生と10年後の大人を演じ分けたキャストたち。イベント冒頭から仲の良さがにじみ出ており、山谷は「撮影中、最初はグループが分かれていたけど、まるで本当の学校生活のように自然と打ち解けていった」と語った。大関の「学生時代っぽくて、席に誰かが勝手に座っていて“あ、ごめん”ってなったり(笑)」というエピソードには、会場も大きな笑いに包まれた。

特に印象的だったのは、未来から来た謎の転校生・保彦を演じた阿達慶にまつわる話。キャストたちは「本当に未来人みたいだった」「顔に汗ひとつかいてなかった」など、彼の“神がかった”存在感に驚きを隠せない様子だった。

■伝説の先生・尾美としのり登場で、会場のボルテージ最高潮!

イベント後半には、観客から大歓声が上がる中、尾道が舞台の名作『時をかける少女』で知られる尾美としのりが登場。会場の熱気は一気にヒートアップ! 

尾美は、自身が演じた「細田先生」の演出について「『時かけ』で岸部一徳さんがやっていた“ネクタイをいじる芝居”をオマージュで取り入れた」と語り、映画ファンの心をくすぐる裏話を披露。さらに「皆さん演技がとても上手で、楽しく参加できました」とキャストへの賛辞を送った。

■撮影裏話も満載! “地獄の夏”を振り返る

クライマックスの告白シーンについて、松居監督は「感情を10倍にして演じて」とオーダーしたことを明かし、「あのシーンは本当にきつかった」と振り返った。すると倉はすかさず「“あの夏は地獄だった”……ってセリフ通り(笑)」と切り返し、場内は爆笑に。

さらに、前日にホテルのロビーで男子キャストだけがセリフ練習をしていたという裏話も飛び出し、「女子は呼ばれてない!?」と女性陣が驚く一幕も。舞台裏でのキャストの絆が垣間見えるエピソードに、観客もほっこり。

■キャスト陣が語る『リライト』の魅力と“おかわり”推奨!

イベント終盤には、観客に向けてそれぞれが作品の魅力を語った。福永は「誰に注目して観るかで印象が変わる作品。何度でも楽しめます」とコメント。森田は「撮影中から“いつか舞台挨拶に出たいね”と話していた。今日その夢が叶ってうれしい」と喜びを語った。

山谷は「大人こそ楽しめる作品。学生時代を思い出しながら観てほしい」と語り、倉は「次は“茂目線”で観て」と、自身の演じたキャラクターにも注目してほしいとアピール。監督の松居も「ここにいるキャストたちに注目して、ぜひ2回、3回と“おかわり”してください!」と熱く呼びかけた。

映画『リライト』

大ヒット上映中!

監督: 松居大悟
脚本: 上田誠(ヨーロッパ企画)
原作: 法条遥「リライト」(ハヤカワ文庫)
出演: 池田エライザ、阿達慶、倉悠貴、山谷花純、大関れいか、森田想、福永朱梨、尾美としのり ほか
主題歌: Rin音「scenario」
配給: バンダイナムコフィルムワークス
©2025『リライト』製作委員会