【全文掲載】天海祐希「堅実で古風。私たちより立派。良くできた娘さん」“ちゃっかり娘”を大絶賛!

2011年に刊行され34万部突破した垣谷美雨のベストセラー小説を、天海祐希主演で映画化する『老後の資金がありません!』が10月30日に公開初日を迎え、丸の内TOEI①にて行われた初日舞台挨拶にキャストの天海祐希、松重豊、新川優愛、草笛光子、前田哲監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:お一人ずつ初日を迎えての気持ちと、併せてご挨拶をいただいてまいります。まずは、節約をモットーとする普通の主婦である後藤篤子を演じられました天海祐希さんです。

天海:座ったままで失礼致します。天海祐希です。節約を頑張って、なんとか家計を成り立たせるために奮闘する主婦を演じました。今日は本当にたくさんの方に来ていただけてとても幸せです。楽しかったですか?(会場拍手)ありがとうございます(笑)。とても嬉しいです。

MC:続きまして、お金の使い方はすべて妻に任せて、会社の倒産で無職になりますが、どこか能天気な夫・章を演じられました松重豊さんです。

松重:どうもダメ亭主です。コメディの作品なんですけども、大声で笑っちゃいけないという指示が出るそうで残念ですけども、こうやって満員の客席の前に立てるということが、本当に幸せに感じます。ハッピーです。楽しい映画になっていると思いますので、ぜひ宣伝の方もよろしくお願いします。どうも今日はありがとうございます。

MC:続きまして、ある日、突然結婚相手を連れてきて結婚資金を親に頼るという、ちゃっかり者の娘・まゆみを演じました新川優愛さんです。

新川:ちゃっかり娘をやらせていただきました、新川優愛です(笑)。公開ができることが本当に嬉しくて去年から世界的に大変な世の中になってしまった中で、映画を作って公開できるというのは本当に嬉しいことなんだなぁと、今実感しております。短い時間ですけれども、皆さんどうぞよろしくお願い致します。

MC:続きまして篤子の姑で浪費癖が抜けず篤子を振り回す後藤芳乃を演じられました、草笛光子さんです。

草笛:私のひどい顔を、皆さんご覧になっちゃったんですね。この映画はコロナがあったりで、もしかしたら一生公開されないのかなと落ち込みましたけど、やっとこうやって皆様の前に出られるようになって良かったなと思っております。私はひどい顔で出ました。生まれてはじめての顔を見せてしまいます。もうこれでお嫁にもいけませんけど、あと僅かな女優人生、一生懸命生きますから宜しくお願い致します。