佐藤健と大友啓史監督のタッグで贈る、日本映画の歴史を変えたエンターテイメントの頂点として君臨し続けるアクション大作『るろうに剣心』の最終章となる『The Final』が4月23日に公開初日を迎え、同日、丸の内ピカデリーで行われた初日舞台挨拶に、キャストの佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大友啓史監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC：それでは早速ご挨拶をお願いします。本作の主人公・緋村剣心役の佐藤健さん。

佐藤：本日はお越しいただき、本当にありがとうございます。先ほどスタッフの方と話していて、この二部作の『The Final』と『The Beginning』のクランクアップを迎えた日がちょうど2年前の4月23日だったそうなんです。厳密には22日の深夜1時ぐらいで、23日なんですけど、いろんな意味で今日という1日は忘れない1日になりそうだなと思っております。非常に感慨深いです。この我々にとって大切な作品を、ついに皆様に観ていただける日が来たかと思うと幸せな気持ちです。ここまでやってこれたのは、支えてくださった皆様がいたからです。本当に感謝しております。本当にありがとうございます。この先も、この映画のことを、このシリーズのこと、キャラクターたちのこと、愛していただけたら嬉しいなと思っております。本日は楽しんでいってください。よろしくお願いします。

MC：ありがとうございます。神谷薫役、武井咲さんです。

武井：本日はお越しいただきましてありがとうございます。やっとこの日を迎えられて大変うれしく思っています。10年、薫を演じられてとても幸せに思っています。不安な状況ではございますが、一緒に楽しい時間を過ごせたらなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

MC：ありがとうございます。雪代縁役、新田真剣佑さん。

新田：本日はお集まりいただきありがとうございます。やっと縁の暴れている姿を見ていただけると思うと、本当に楽しみです。そしてより多くの方に『The Final』が届きますように、よろしくお願いいたします。

MC：ありがとうございます。相楽左之助役、青木崇高さん。

青木：どうもこんにちは！ 皆さんの顔を見てるとマスク越しにも期待にあふれているのがよく伝わってきます。ここにいるみんなもそうですけど、（伊勢谷友介演じる）蒼紫、（土屋太鳳演じる）操、（大西利空演じる）弥彦、みんな素晴らしいです。期待してください。今日は楽しんでいってください。ありがとうございます。

MC：ありがとうございます。高荷恵役、蒼井優さん。

蒼井：皆さん、今日はありがとうございます。10年、一緒に走ってくださって、今日が初めての方もいらっしゃるかもしれませんけど、きっとこの中には一作目から共に走ってくださっている方もいると思います。本当に皆さんのおかげでここまで来れたんだなと思っています。皆さん、今日はマスクをされてますけど、もしかしたら終わった頃にはマスクがグショグショになっているかもしれないので（笑）。私はそうなりました（笑）。気をつけてください。今日はありがとうございます。

MC：ありがとうございます。斎藤一役、江口洋介さん。

江口：斎藤をやらせてもらいました江口洋介です。この作品は10年間やらせていただいて、最後はこういった形でこういう状況の中での公開となりましたけど、本当にパワフルな作品になっていますので、どんだけ期待しても、その期待を上回るとてつもない映画になっていると思いますので、楽しみにしてください。今日は初日に、どうもありがとうございます。

MC：そして、大友啓史監督です。

大友：ご来場いただいてありがとうございます。観ていただければわかるのですが、撮影の困難を極めまして、非常にハードでした。そういう時に僕らの間で合言葉にしていたことは「お客さんに届ければ奇跡が起きる」。僕らは映画の力を、物語の力を信じていますので、今日この日を、撮影現場で撮ってる時から皆さんの前にこの映画をお披露目する日を信じて、その時に皆さんがきっと喜んでくださるだろうことを信じて撮影を続け、去年の自粛期間も修正を続けて、なんとか今日に至りました。今までたくさんの作品を作ってますけど、今日はとりわけ感無量です。スタッフ・キャスト、ここにいないスタッフが、エンドロールを見ていただければ分かりますけれども、とんでもない数の人間が、自分達に出来る全てを、10年分のすべてをこの作品に捧げて力を発揮してくれてます。僕は今日のクレジットに入れている全員がアーティストだと思ってます。ぜひ観終わってもし何か感じていただけるようでしたら、皆に拍手を送ってあげてください。よろしくお願いします。