「glee/グリー」アンバー・ライリー、ビヨンセの「フリーダム」を人種差別抗議デモで熱唱!

TVシリーズ「glee/グリー」のメルセデス・ジョーンズ役で知られるアンバー・ライリーが、黒人男性死亡事件を巡る抗議運動に参加し、ビヨンセの楽曲「フリーダム(Freedom)」を熱唱。その様子がインスタグラムで公開されている。

▲熱唱するアンバー・ライリー(中央奥)
アンバー・ライリーのインスタグラム(msamberpriley)より

米ミネソタ州ミネアポリスで、黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件を受け、各地で人種差別への抗議運動が広がっている中、アンバーもロサンゼルスで行われたデモに参加。圧倒的な歌唱力を誇るアンバーは、ビヨンセが2016年に発表した大ヒットアルバム「レモネード(Lemonade)」に収録されている楽曲「フリーダム」をパワフルに歌い上げた。

同楽曲には、人種差別問題や女性の人権に対する力強いメッセージが込められている。公開された動画では、拡声器を手に持ったアンバーが拳を突き上げ、「Freedom!(自由を!)」と叫ぶ印象的なパートを熱唱。抗議運動の参加者たちからは、大きな拍手や歓声が沸き起こった。

アンバーは、「とても光栄」とキャプションし、黒人に対する人種差別の撤廃を訴える運動「ブラック・ライヴズ・マター(#blacklivesmatter)」をハッシュタグで付け加えている。

デモの参加者の中には、マーベル映画『スパイダーマン』シリーズや『グレイテスト・ショーマン』で知られるゼンデイヤの姿も。この投稿にも、拍手の絵文字を3つ送り、アンバーを称賛している。

▲黒のマスクをつけて抗議運動に参加するゼンデイヤ
アンバー・ライリーのインスタグラム(msamberpriley)より

アンバーが抗議デモで熱唱した「フリーダム」には、「オールライト(Alright)」などの楽曲で人種差別問題を歌っているラッパーのケンドリック・ラマーがフィーチャリングとして参加している。

アンバーは、テレビ映画『St. Sass』(原題/2002)で女優デビュー。高校の合唱部を中心に描かれるミュージック・コメディ・ドラマ「glee/グリー」(2009〜2015)にて、リア・ミシェル演じるレイチェルと共に女性リードの双璧を成す女子生徒のメルセデス・ジョーンズ役に抜擢され人気に。キャストによる「Glee Live! In Concert!ツアー」の様子を撮影した3Dコンサート映画『glee/グリー ザ・コンサート 3Dムービー』(2011)にも出演している。「ザ・シンプソンズ」シーズン22の第1話”Elementary School Musical”(2010)では声優としてゲスト出演。「オズの魔法使い」をもとにしたミュージカル「ザ・ウィズ」のテレビ版生番組「ザ・ウィズ・ライヴ!」(2015)に魔女役で出演後、ロンドン・ウェストエンドのサヴォイ劇場でのミュージカル「ドリームガールズ」公演のエフィ役に抜擢され、英国演劇界最大の賞であるローレンス・オリヴィエ賞のミュージカル部門最優秀女優賞を獲得した。