阪本順治監督「東京五輪を楽しみにしている人は観ない方がいい」、鈴木おさむ「大切な人と絶対観て欲しい」著名人絶賛!『フリーソロ』

稀代のクライマー、アレックス・オノルドが、米カリフォルニア州のヨセミテ国立公園にそびえる巨岩エル・キャピタンに“フリーソロ”で挑む様子を記録した、第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作『フリーソロ』が、9月6日より公開される。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

ナショナル ジオグラフィック ドキュメンタリー フィルムズ製作による本作は、ロープや安全装置を使わずに素手で登るフリーソロの第一人者アレックス・オノルドが、米カリフォルニア・ヨセミテ国立公園にある970メートルの高さを誇るエル・キャピタンに挑む一部始終を臨場感溢れるカメラワークで捉える。監督は、山岳ドキュメンタリー『MERU/メルー』で絶賛されたジミー・チン、エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィのコンビが務める。

▼著名人 絶賛コメント

■石塚真一(漫画家/漫画「岳」)
ああいう人は、ああやって笑うんだな…最高だ!!

■KIKI(モデル)
恐怖を乗り越えた先の成功が、輝かしいと同時に、こんなにも悲しいとは思わなかった。彼を愛することは、死を愛することなのかもしれない。

■小島聖(女優)
超人ではなく普通の人間で、恋人には不器用な男性の彼が完璧にやり遂げたことに魅了され、手に汗握った。

■阪本順治(映画監督)
これは断崖絶壁という地球の手のひらに身体を預け、“たったひとり”の境地を求めた人間の、想像を絶する物語。そして、大げさではなく、オリンピックを楽しみにしている人は観ない方がいい。すべての競技が色褪せてしまうから。それほどの衝撃を受ける傑作。

■椎名誠(作家)
人生は一瞬一瞬の命のやりとりで作られている。凄絶さに打ちのめされた。

■鈴木おさむ(放送作家)
この映画の根本は、「カメラの前で人が死ぬかどうか」。もう何度も観ながらのけぞる。その愛し方に泣く。大切な人と絶対観て欲しい。めちゃくちゃおもしろい!

■服部文祥(登山家・作家)
結果は知っていたのに、終わった後、腰が抜けてしばし席を立つことができなかった。見ていられないが、目を離すこともできない。できればクライミングをやらない人に見てもらい、クライマーというやや変わった人種をこの映画で知ってほしい。

■平山ユージ(プロ・フリークライマー)
地上1000mの壁、一つのミスも許されない夢の実現、その成功の秘訣はアレックスを知ることで分かる。

■藤岡弘、(俳優・武道家)
人生、挑戦。安住からは何も生まれない。夢とは、恐怖に挑む己との戦い。決意、決断、覚悟、信念。真剣に挑む男の本質に侍精神を見た。

■馬目弘仁(アルパインクライマー)
彼は今現在も生きている。それは結果ではなく、このクライミングの映像(行程)そのものなのでしょう。

■三浦雄一郎(プロスキーヤー・冒険家)
世界最高の岩登り。フリーソロ。人間の可能性の限界を超えるチャレンジ。最上級の爽快感の感動ドキュメンタリーだ。

■南谷真鈴(世界最年少探検家グランドスラム記録保持者)
誰もが見えない山を登っている。それぞれ登っている「見える山」、「見えない山」は違うが、諦めずに挑戦する魂は美しい。

『フリーソロ』
9月6日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
監督・製作:エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ ジミー・チン
撮影監督:ジミー・チン クレア・ポプキン マイキー・シェイファー
音楽:マルコ・ベルトラミ
主題歌:ティム・マッグロウ「Gravity」
出演:アレックス・オノルド トミー・コールドウェル ジミー・チン サンニ・マッカンドレス
配給:アルバトロス・フィルム

【作品概要】 身体を支えるロープや安全装置を一切使わずに山や絶壁を登るフリーソロ・クライミングの若きスーパースター、アレックス・オノルドには、途方もなく壮大な夢があった。それはカリフォルニア州のヨセミテ国立公園にそびえる巨岩エル・キャピタンに挑むこと。この世界屈指の危険な断崖絶壁をフリーソロで登りきった者は、かつてひとりもいない。幾度の失敗と練習を重ね、2017年6月3日早朝、アレックスは一人エル・キャピタンへと歩を進めていく。それは人類史上最大とも呼ばれる歴史的な挑戦の始まりだった…。

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