『サラエヴォの銃声』撮影と役者のアンサンブルも完璧で、原案の舞台「ホテル・ヨーロッパ」との関連を示唆する手法も鮮やかなエンタメで骨太な傑作

第一次世界大戦を引き起こした「サラエヴォ事件」を題材にした群像劇。『ノー・マンズ・ランド』のダニス・タノヴィッチが監督を務めた本作は、事件から100年後、記念式典が行なわれようとしている老舗ホテルを舞台に、屋上で戦争と結果についてインタビューするジャーナリスト、100年前の暗殺者と同じ名を持つ謎の男、演説の練習をするVIP、ストライキを企てる従業員らの物語が、やがてホテルで鳴り響いた銃声をきっかけにひとつにまとまっていく“グランドホテル形式”で語られる。というと長い大作のように思えるが、上映時間は85分でさくっと見られそうだ。

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ベルリン銀熊賞(審査員グランプリ)と国際批評家連盟賞を受賞。ホテルの細長い通路を縦横無尽に駆け巡り「シャイニング」「バードマン」を彷彿とさせる撮影と役者のアンサンブルも完璧で、原案の舞台「ホテル・ヨーロッパ」との関連を示唆する手法も鮮やかなエンタメで骨太な傑作。

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サラエヴォの銃声、すごくおもしろい!

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サラエヴォの銃声で、コーヒーを飲む?に、いらない最近胃が痛くてと答えた警察の人が、直後に部下を怒るときに胃をさすりながら怒ってて、その描写なくてもいいのかもしれないけどこういうの入れてくるのいいな好きだなと思うし、なんか印象に残ってる

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期待とは真逆な作品ながら、肝が据わったジャーナリスト、女性マネージャーの凛々しさに見惚れて最後までのめり込みっぱなしだった。ある意味リアルな展開にハラハラし我を忘れてしまう優作。ちなみにミニタリー思考の方にはオススメできません

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教科書で習ったサラエヴォ事件、その実行犯はテロリストなのか英雄なのか今でも議論される事実、舞台となるホテルの人間模様をからめて舞台劇のような映画だった。ホテル内をハイヒールで歩く後ろ姿が印象的だが由緒あるホテルのバックヤードがあまりにも寒々としていて寂しくなる

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『サラエヴォの銃声』
2017年3月25日公開
監督:ダニス・タノヴィッチ 出演:ジャック・ウェバー スネジャナ・ヴィドヴィッチ イズディン・バイロヴィッチ