山田裕貴、舞台挨拶で涙…「皆んなが報われる映画になれば」映画『あの頃、君を追いかけた』完成披露試写会レポート

台湾で200万人を動員する大ヒットを記録したキデンズ・コー監督の青春映画を、山田裕貴主演、乃木坂46の齋藤飛鳥共演でリメイクした『あの頃、君を追いかけた』が10月5日より公開となる。本作の完成披露試写会が、9月18日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行なわれ、キャストの山田裕貴、齋藤飛鳥、松本穂香、佐久本宝、國島直希、中田圭祐、遊佐亮介、長谷川康夫監督が登壇した。

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劇中の高校の制服で舞台挨拶に登場したキャスト陣。「皆さんに観てもらえる日を待ちわびていた」という山田は、「台湾の人口の10分の1の方が観たという大ヒット作品のリメイク。ものすごく楽しみにもしていましたし、プレッシャーもあった」と撮影前の心境を明かしつつ、「この6人と監督さん、スタッフさん、本当に皆んなが好きなりまして。どうかこの映画が報われて欲しい」と強く思ったという。それだけ思い入れが強い作品ということで、「皆んなの顔を見るだけで涙が出そうになる」と述べつつ、「じゃあ出せよって話なんですけど(笑)」とおどけた表情で笑った。

映画には初出演したという齋藤は「皆さんにはご迷惑をおかけしたことと思うのですが、無事に撮り終えて、皆さんに観ていただける日が訪れたことが本当に良かった」と胸をなで下ろした様子。「私にとっての“あの頃”は無くて、乃木坂46しかないので、そこ以外で青春とかキラキラしたものを経験させてもらえたのは、この作品が初めて。そんな作品をたくさん愛していただけたら」と会場の観客に作品をアピールした。

当日は、山田の28歳の誕生日でもあり、撮影期間を共に駆け抜けたキャストと監督たちから、巨大なケーキで誕生日を祝福される場面も。キャスト全員からスプーンでケーキを食べさせてもらった山田は、頬をパンパンに膨らませながら喜んでいた。

さらに台湾版のキデンズ・コー監督からビデオメッセージで映画を絶賛された山田は、「嬉しいです…」と声を震わせながら、「台湾版があったから、日本版リメイクをやらせてもらうことができた。素敵な仲間たちに会えて、本当に皆んなが報われる映画になれば」と男泣き。そんな山田にキャスト陣が駆け寄り、感動のハグを交わしたが「ちょっと、暑いな(笑)」と照れ笑いを浮かべていた。

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『あの頃、君を追いかけた』
10月5日(金)、全国ロードショー
監督:長谷川康夫
原作:九把刀「那些年、我們一起追的女孩」
脚本:飯田健三郎 谷間月栞
出演:山田裕貴 齋藤飛鳥 松本穂香 佐久本宝 國島直希 中田圭祐 遊佐亮介
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 10年前―。水島浩介は、クラスメイトの仲間たちとつるんではバカなことばかりをし、さしたる夢や目標も分からぬまま、お気楽な高校生活を送っていた。浩介の態度に激怒した教師が、クラス一の優等生・早瀬真愛を浩介のお目付け役に任命するまでは。真面目でお堅い真愛を疎ましく思う反面、胸がザワつき始める浩介。彼と仲間たちにとって、彼女は中学時代からの憧れだったのだ。やがて、教科書を忘れた真愛のピンチを浩介が救ったことで、2人の距離は一気に縮まっていく…。

(C)『あの頃、君を追いかけた』フィルムパートナーズ