ジョージ・クルーニー監督作『サバービコン 仮面を被った街』マット・デイモン演じるクセモノキャラの本編映像

ジョージ・クルーニー監督、ジョエル&イーサン・コーエン脚本による『サバービコン 仮面を被った街』が5月4日より全国ロードショーとなる。このほど、マット・デイモン演じる主人公ガードナー・ロッジの裏の顔が垣間見える本編映像が公開された。

主演は、『オーシャンズ11』シリーズなどでクルーニーと組み、『ボーン・アイデンティティー』シリーズや『オデッセイ』へ出演したマット・デイモン。本作は、1950年代の郊外住宅で実際に起きた人種差別暴動をモチーフに組み入れながら、理想的な家族や街、そしてアメリカのメッキがはがれていく過程をスリリングに描き出す。

本編映像は、妻を強盗に殺され、傷心のガードナー・ロッジ(マット・デイモン)の元に警官が訪れるシーン。捜査状況の進捗を報告しにきたであろう警官の訪問を進んで受け入れるかと思いきや、居留守を使おうとするガードナー。ひたすらハンドグリップに集中し、殴られたような形跡もあるその異常な様子に、警官も訝しげだ。そして、肝心の捜査状況を問うガードナーに対し、警官はなぜかマフィアが殺されたという事実を告げるのみ。平凡な男、ガードナーに隠された裏の顔を感じさせる映像となっている。

本作でガードナー役を演じるにあたり、マットは時代にあった体格を探し求めて当時の写真を研究。「50年代の男は現代人のように運動をしなかった。細身かでっぷり太っているかのどちらかだった」と分析し、「僕の祖父が太っている方だったので、祖父に体格を似せようと思った」と、体重を数ポンド増量して撮影に臨んだ。

『サバービコン 仮面を被った街』
5月4日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:ジョージ・クルーニー
脚本:ジョエル&イーサン・コーエン ジョージ・クルーニー グラント・ヘスロヴ 
出演:マット・デイモン ジュリアン・ムーア オスカー・アイザック
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
 
【ストーリー】 明るい街、サバービコンへようこそ!そこはアメリカン・ドリームの街。しかし、そこに住むロッジ家の生活は、自宅に侵入した強盗により一転。一家の幼い息子、ニッキーの運命は予想もつかない方向へ…。時を同じくして、この町に引っ越してきた黒人一家の存在が、笑顔溢れるニュータウンの住人たちのドス黒い一面をあぶりだす。街の人々と家族の正体にただ一人、気がつくニッキー。事件は、想像を超える結末へと急展開する。果たして、幼いニッキーの運命は?サバービコンの行く末は!?

© 2017 SUBURBICON BLACK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.