『HiGH&LOW THE RED RAIN』 TAKAHIRO&登坂広臣のオフィシャルコメント到着! 全文掲載

TVドラマ、コミック、ライヴツアーなどが連動して展開する一大プロジェクト『HiGH&LOW』。SWORD地区でしのぎを削る男たちの抗争を描き、劇場版第2弾となる本作は、最強と称される雨宮兄弟にスポットを当てている。今まで謎に包まれていた雨宮兄弟の悲しい過去や長兄が姿を消した理由が明かされる。
レンタル開始となった本日より、TAKAHIROと登坂広臣のオフィシャルコメントが解禁! 次男・雨宮雅貴役のTAKAHIROと、三男・広斗役の登坂広臣が、長兄役で共演した斎藤工とのエピソードや作品への思いを熱く語っている。以下全文掲載(ネタバレ注意)

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Q:雨宮雅貴と広斗は対照的な性格ですが、『HiGH&LOW THE RED RAIN』を観ていると、二人が兄弟だなと確かに感じられます。お二人から見た雅貴と広斗の兄弟っぽさとは?

TAKAHIRO:血がつながっていない分、本当の兄弟よりも、気持ちの面や心の面で、深くつながりあっている。そこが『HiGH&LOW THE RED RAIN』の良さでもあると思います。幼少期からの境遇や尊龍という兄貴がいる関係性しかり。『HiGH&LOW』というシリーズを通して、絆が強くなり、培ってきたものもありますし、僕らも演じていて、二人の関係に共感する部分がたくさんある。男兄弟の良さ、強さが雨宮兄弟に存分に表現されていると思いますね。

Q:雅貴は、広斗に対して自分のことを「お兄ちゃん」と呼んでいますよね。

TAKAHIRO:広斗は尊龍を慕っていて、その関係性に雅貴は憧れているんでしょうね。だから、広斗がいつ雅貴のことを「お兄ちゃん」と呼んでくれるかなと思っている(笑)。雅貴はそういう性格なんだろうと、演じていて思います。もし僕が雅貴の立場だったらそうなるでしょうね。

Q:雅貴のかわいい部分ですよね。

TAKAHIRO:そうですね。広斗がクールなので……、ああなるのかなと(笑)。僕もそうするつもりはなかったんですが、広斗の性格に引っ張られました(笑)。

登坂:『HiGH&LOW THE RED RAIN』の前のドラマ版『HiGH&LOW』シリーズで、長兄の尊龍という存在を知らずに、二人兄弟(雅貴と広斗)の雰囲気を作っていたんですね。そのあと、『HiGH&LOW THE RED RAIN』をやることになって、長兄の存在を知ったんです。斎藤工さんが演じた尊龍がクールなキャラクターだったので、二人で作った“兄弟感”が正解だったと感じました。尊龍に憧れているから、広斗は似たような性格なんだなと。雅貴と広斗は血がつながってないからこそ、雅貴は尊龍のような存在になりたいんだろうなとか。

TAKAHIRO:それって、すごい偶然だよね。

登坂:そうですね。シリーズのスタート時は、正直そこまで考えてなかったんです。工さんが現場に来てくれたとき、点と点がつながって線になったというか。演じていても、「あぁ、なるほど」って。自分たちが今までやってきたこととリンクした感覚がすごくありました。

Q:無意識につながっているあたりが「兄弟」なのかもしれませんね。

TAKAHIRO:本当に偶然の産物でした。決して狙ってやっていたわけではなくて、自分たちがやりやすいように演じていて。日頃、プライベートでも飲みに行っていたので、そういう素の部分を活かしつつ、この役をお互いまっとうしたい。そんな感じで臨んでいたら、工さんが入ってきてくれて、結果「答え合わせ」できた。「あ、これで良かったんだ! 今までやってきたことが間違っていなかった」と。

Q:実際のお二人も雨宮兄弟のように性格が対照的なんですか?

TAKAHIRO:そうですね。雅貴のように、女性は好きです(笑)。

登坂:(笑)。TAKAHIROさんは、本当に雅貴のようですよね。普段から、あの感じ(笑)。だから演じていて違和感がない。僕自身もそうです。でも、広斗みたいに冷酷ではないです(笑)。きっと、兄弟役にしてくれたプロデューサーのHIROさんが、僕らのプライベートを知っていたからだと思います。

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Q:今回、主題歌でもカップリング曲でも、コラボされていますね。

TAKAHIRO:A面の「TIME FLIES」は、EXILEとは別の畑で活動させてもらっているACE OF SPADESと、PKCZ®、登坂との初コラボレーション作品。『HiGH&LOW THE MOVIE』でも「SIN」という曲を一緒に歌っていたんですが、ACE OF SPADESがこれまで発信してきた土臭くゴリッとした力強い王道ロックに、PKCZ®の世界観と登坂の歌声が混ざり合うことでいい化学反応を起こし、ロックサウンドとダンスビートの融合を体現した、斬新でスタイリッシュなデジタルロックになっています。カップリングの「THE RED RAIN」は、撮影のときに「この曲、どう思います?」と登坂が聴かせてくれた曲。その場でひと聴き惚れして、HIROさんに提案して決まったんです。アーティスト半分、キャラクター半分という不思議な気持ちでレコーディングしました。いつかファンの皆さんの前でこの曲も披露できたら。

登坂:毎回飲むたびに「一緒に何かやりたいですね」という話はしていて、よくカラオケでも一緒に歌うんですよ(笑)。僕は、EXILEの第一章の時の曲を歌ったり、TAKAHIROさんは三代目J Soul Brothersの曲を歌ってくれたりもします。

TAKAHIRO:三代目の「花火」とかね。

登坂:「声質もすごく似ているので、一緒にハモったりするときれいですよね」とか、そういう話を飲みながらよくしていて。そうしたらこうやって、一緒に曲を作らせてもらえることになった。今回はバラードも一緒に歌えたので、自分自身めちゃめちゃうれしかったですね。この映画の撮影で海外に約1ヵ月滞在していたんですけど、移動車の中で「曲ってどういう感じになるんですかね」と話していたんです。曲も二人で作ることになると思っていたので。昔もらったデモ曲の中にこの曲があって、たまたまその曲を移動中に聴いたら「この曲、この物語にすごくハマる」と思って、TAKAHIROさんに聴いてもらいました(笑)。

TAKAHIRO:エンドロールのイメージは二人でよく話していたしね。そしたら、登坂に聴かせてもらった曲にピンときて。

登坂:いつか絶対に世に出したいと思っていて、とても大事にしていた曲。そのタイミングをずっと自分のなかで探していたんですよね。温め続けた結果、運命のようにこの作品に出合って、できました。

TAKAHIRO:これで俺が三代目のライヴに出る口実ときっかけができたな(笑)。

登坂:出てくれるんですか?

TAKAHIRO:出してくれるの? 出ていいの? もう俺この曲が決まったとき、ニヤニヤしたもん(笑)。

登坂:レコーディングをした直後、工さんにも「こんな曲になりました」って送ったんです。そしたらすごく感動してくださって。

TAKAHIRO:すごく文学的に、感想を書いてくれたよね。

登坂:すごい長文でしたよね。しかもちょうど、『HiGH&LOW THE RED RAIN』のアフレコ録りに向かう最中だったみたいで、「ちょうど今から気持ち作るところで、このタイミングで聴けるなんて最高です」と。そういう細かいタイミングが一個一個つながっていましたね。不思議な縁がある曲だなと思います。

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Q:アドリブだった最後のアイスのシーンは反響が大きかったと思いますが、TAKAHIROさんが最近感じられた、登坂さんのツンデレエピソードなどはありますか?

TAKAHIRO:登坂は役との共通点があって、普段も結構つれない感じ(笑)。そこは広斗と重なりますね。たまにご飯とか食べに行くと、こっちがドキドキする。登坂は落ち着いて座っているなか、ずっと僕が話していて。途中でそのことに気付いてハッとする。そしてその恥ずかしさを埋めるようにお酒を飲む……(笑)。悪循環だな~。

登坂:そんなことないですよ(笑)。

TAKAHIRO:雨宮3兄弟でご飯に行ったんですけど、工さんもそんなに話すタイプではないし、登坂はこの落ち着きっぷりなので、やっぱり僕だけが話していました(笑)。

登坂:雨宮3兄弟がそのままいる感じでした(笑)。工さんは口数が少ないので、本当に尊龍っぽい。お寿司屋さんだったんですけど、TAKAHIROさんが盛り上げてくれましたよね。

TAKAHIRO:さらにさ、寿司屋って静かじゃない? だから二人の倍くらい話していたと思う(笑)。で、恥ずかしくなってお酒ガンガン飲んで酔っぱらって。工さんは、日ごろお酒飲まないらしいんですけど、その日は少し飲んでくれました。そのあとに行ったバーでは、工さんも歌ってくれて。

登坂:『アナと雪の女王』(笑)! 工さん、うまかったですよね。セリフみたいなところも本気でやってくれました(笑)。楽しかったです!

Q:斎藤工さんが演じた尊龍について、TAKAHIROさんと登坂さんはどのように感じましたか?

TAKAHIRO:撮影中にモニターを見ていると、男でも見とれるほどかっこいい。あの役どころもなんですけど、工さんの男らしさもありつつ、隠しきれない色気が出ている。単純に自分にないものをすごく感じて憧れました。それで、一回登坂に相談したんですよ。「俺も工さんみたいになりたいな」って。そしたら、これでもかっていうくらい笑われて。

登坂:あれは一番笑ったな(笑)。

TAKAHIRO:「これからはトーンも抑えて、口数も減らして、話す内容も考えるわ」って言ったら、ものすごく笑われて。傷付くレベル(笑)。“笑い飛ばす”ってこういうことを言うんだなって思いましたね。「体調悪いかと思って心配されるだけですよ」って(笑)。

登坂:(笑)。尊龍が出てくる前から雅貴と広斗の雨宮兄弟って、このシリーズの特別な存在だったと思うんですけど、尊龍は雅貴と広斗を足したような存在。あと、工さんのシーンの撮影中「工さんって本当にかっこいいですよね」ってTAKAHIROさんと話していて。

TAKAHIRO:監督よりも先に「さっきのテイクの方がいいね」って話していたよね。いいところで風が吹いて、前髪がフワッといい感じになったり。工さんは何か持ってる。僕らも置いていかれないように、かっこよく映らなきゃと刺激を受けました。

レンタルジャケット

「HiGH&LOW THE RED RAIN」
レンタル&発売中
DVD ■通常盤3,800円(税抜)■豪華盤4,800円(税抜)
ブルーレイ■通常盤4,700円(税抜)■豪華盤5,700円(税抜)
発売・販売元:エイベックス・ピクチャーズ
公式サイト:http://high-low.jp/

(C)2016「HiGH&LOW」製作委員会