【全起こし】野村周平、柳ゆり菜から「めちゃくちゃですけど魅力的」 佐野岳の役どころは「妖精さん」!? 映画『純平、考え直せ』完成披露上映会舞台挨拶レポート 全文掲載

野村:ほおおお。

佐野:はい(笑)。出演シーンもコインランドリーがほとんどなんですね。だから監督が覚えているか分からないですけど、僕はコインランドリーがピクシーのエリアだと思っていたんですよ。コインランドリーから見送るシーンがあったのですが、ここから一歩でも外に出たらピクシーじゃなくなるかもしれないと思って。監督に「ここから出ずに見送ってもいいですか?」って言ったら、「それでいこう」とおっしゃっていただいたシーンもあります。どっちかというとファンジーというか、達観していてちょっと通じ合っている部分があるんじゃないかという中で臨んだ役どころで。そういったアプローチもしながら、臨んだ作品なので、この後、楽しみにしてください(笑)。

MC:ありがとうございます。では続きまして佐藤さんにお伺いしたいと思います。純平の先輩役ということですが。

佐藤:2年前なんでね(笑)。でも、そのままやりました。撮影は一瞬だったんですけど、僕はちゃちゃっと終わらさせずに(笑)。ちょっと突っ込んで欲しかったんですけど(笑)。

野村:いやあ、素晴らしい人ですよ(笑)。硬派で、やっぱ素晴らしいですよ、佐藤さんは。

佐藤:でも野村周平がデビューしたての頃に共演して、あの時は本当に無知な少年だったのに、こんなにもしゃべるのかと思って(笑)。人って変わるんだなと思った撮影期間でした(笑)。本当に、そのまま先輩をやりましたね。演じると言うか、そのままその場にいる感じで。すごくいい環境だったし、芝居も楽しかったです。

MC:どうもありがとうございます。では続きまして藤原さんにお話を伺いたいと思います。SNSの住人役ということで、共演者の方になかなか会うことはなかったと思うのですが、お客様と同じ視点になるような役じゃないですか。ご自分で演じられてどのような感じを受けましたか?

藤原:SNSの住人で、純平を中心にSNSが炎上していくみたいな(笑)。野村周平にぴったりだなと思って(笑)。

野村:時事ネタ入れてくるなよ(笑)。

藤原:炎上がここまで似合う俳優もいない(笑)。

野村:好きで炎上してるわけじゃないんですよ(笑)。つぶやいたらなるんだから(笑)。なんにも悪いことつぶやいてないし。

藤原:匿名の人たちが炎上するんですけど、この映画は実際に行動する人たちが出てくるのがいいですよね。人の悪口を言うだけじゃなくて、実際に家からバーンと出てくる人たちがいて、炎上よりも1段階高いというか。

野村:いや、怖いだろ!? 俺のところに全員来たら! 今、俺のことを炎上させているやつが家からバーンって出てきたら怖いわ! 出てくるな、みんな家にいろ(笑)。

藤原:そういう感じです(笑)。

MC:分かりました、どうもありがとうございました(笑)。森岡監督、このキャストの皆さんとの撮影はいかがでしたか?

森岡:そんなに出番のない方もいたんですけど、本当に一生懸命やってくれて、リアルに若い人たちの生活みたいなものが描けて、楽しかったです。ほとんど演出してないです(笑)。「スタート」って言うだけで、皆んな勝手にやってくれて(笑)。僕は『ローマの休日』という映画が好きで、僕なりの『ローマの休日』になったのではないかと思っています(笑)。観たら全然違うかもしれないけど(笑)。ベスパにも乗るし、青春ならではの壁ドンとか、床ドンもあるので、ぜひ楽しみに観てください。