野村周平 × 柳ゆり菜 奥田英朗の人気小説の映画化『純平、考え直せ』メイン場面写真

主演・野村周平、ヒロインに柳ゆり菜を迎え、直木賞作家・奥田英朗の同名小説を映画化した青春エンターテインメント『純平、考え直せ』が、9月22日より公開となる。このほど、本作のメイン場面写真が披露された。

本作は、限られた3日間を刹那に駆け抜ける若い男女の青春劇。主人公・坂本純平を演じるのは、『ライチ☆光クラブ』、『ちはやふる』シリーズ、『サクラダリセット 前篇/後篇』、『帝一の國』、『ラブ×ドック』などの話題作に立て続けに出演し、人気・実力ともに注目を集める野村周平。過去の出演作では、爽やかでどこかやんちゃなイメージを持つ野村周平が、本作ではリーゼントにまとめた風貌で歌舞伎町のチンピラを演じ、少年から大人の俳優としての大きな飛躍を果たす演技を披露している。

そして、純平と3日間を共にするヒロイン、山本加奈を演じるのは、初代グラビアクイーンとして人気を博し、2014年公開の『うわこい』で映画初主演し、女優としての活動をスタートさせた柳ゆり菜。劇中、髪を切られるシーンでは、実際に地毛を切ることを自ら申し出、全編にわたり女優魂を見せつけた。本格派女優として飛躍していく覚悟をうかがわせ、刹那に生きる加奈の心情を繊細に、かつ大胆に演じきっている。

メガホンをとったのは、『子猫の涙』、『女の子ものがたり』、『上京ものがたり』等で知られる森岡利行。ロケは、様々な人たちが蠢く街、新宿歌舞伎町で敢行され、古めかしい任侠の世界と、現代の闇を映し出すSNS、そしていつの時代も変わらない若者たちの葛藤が、ひとつの作品としてまとめ上げられ、本作に映像ならではの化学反応を引き起こしている。

公開された場面写真の1枚目は、主人公・純平の人物像を物語る1枚。リーゼントにきめたチンピラ純平が銃を構え、真っすぐに前を見据えたこの1枚には、信念を曲げない実直すぎる純平の人物像が映し出されている。もう1枚の場面写真は、純平と加奈のどこか滑稽なワンショットだ。

『純平、考え直せ』
9月22日(土)より新宿シネマカリテ、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開
監督:森岡利行
原作:奥田英朗『純平、考え直せ』(光文社文庫刊)
脚本:角田ルミ 木村暉 吉川菜美
出演:野村周平 柳ゆり菜
配給:アークエンタテインメント

【ストーリー】 新宿・歌舞伎町のチンピラ、坂本純平(野村周平)21歳。いつか“一人前の男”になることを夢見ながら、組の雑用に追われる日々だ。そんな純平は、ある日、対立する組の幹部の命を獲ってこいと命じられる。「これで一人前の男になれる」と気負い立つ純平は、偶然出会ったOLの加奈(柳ゆり菜)と一夜を共にし、つい“鉄砲玉”になることを洩らしてしまう。手元には拳銃一丁と数十万円の支度金。退屈を持て余していた加奈は、時代錯誤な純平の情熱に呆れながらも不思議な胸の高鳴りを覚え、決行までの3日間、純平と行動を共にすることに。新宿を見降ろすホテルに泊まり、大好物の焼肉をたらふく食べ、思い切り笑い、そして孤独と不安を慰め合ううちに、ふたりは惹かれ合っていく…。「鉄砲玉なんかやめて、一緒に逃げようか」と言う加奈に、「男が一度決めたことだから」と純平は聞く耳を持たない。そこで加奈はSNSに相談。すると、忠告や冷やかし、無責任な声援がネット上に飛び交い出した。加奈の想いと、ネット住人たちとの交流が、純平の決意を揺るがし始めるが、決行の日は迫り…さぁ、どうする、純平。

Ⓒ2018「純平、考え直せ」フィルムパートナーズ