【全起こし】高橋一生「お芝居する上では常にギクシャクしないよう心がけています(笑)」 映画『リミスリ』完成披露上映会レポート 全文掲載

MC:佐々木さんは監督から役について何か言われたことはありますか?

佐々木:僕も特に言われてないですね。僕はオーディションで演技を見てもらっているので、その目でと言われました。

二宮監督:トム・クルーズっぽくお願いしますってありましたね。

佐々木:なってました、あれ?一生懸命やりました(笑)。

MC:監督は現場でどうでしたか?

佐々木:いちばん楽しそうでしたよ。楽しいものを撮っているという感覚が現場全体に広がって、すごい気持ちよく仕事させていただきました。

二宮監督:こんな褒めてもらえて最高です。

満島:マスコミいるから褒めないとね(笑)。

二宮監督:本音はあとで…(笑)。

MC:阿部さんの監督との出会いは?

阿部:私もオーディションで初めて挨拶させていただきました。そのときから印象は変わっていなくて、作りたいもののこだわりをすごく感じたので、それに応えられるように頑張って現場に向かっていました。いかがでしたでしょうか、監督?

二宮監督:すごく丁寧に、一個一個定まっていない中でも、投げる球が全部ある種の完成型を見せてくれて。なかなか見たことがないタイプで面白いなと。

阿部:やっぱり褒められるんですね(笑)。

MC:監督は嘘を言わないタイプですもんね?

二宮監督:そうですよ!(笑)

阿部:ありがとうございます。

(ここでMCの方からマスコミに、トーク中のカメラのフラッシュ使用を控えるようお願いがある)

MC:お待たせしました、満島さん。

満島:待っててくれてたのかな…(笑)。僕の役はときめきチャーリーという、ふつうの日本映画にはまったく出てこないような、何人なんだというのを含めて、本当に謎の男ではあるんですけど。僕自身は、若松孝二監督とか蜷川幸雄さん、大林宣彦監督など大ベテランの方とお仕事させていただいてきた中で、同世代の監督ともいっしょにやっていきたいと思っていて、今回いい出会いをさせていただきました。この作品ではそんなにたくさん出ているわけではないんですけど、スタッフとかプロデューサー含めて、すごく縁のある方が多くて、今日は来ていないんですけど、山谷初男さんとか新川(將人)さんとか、あとピエロの格好をしている(古畑)新之くんとは蜷川さんの舞台にいっしょに立っていたし。カメラマンの相馬(大輔)さんと照明の佐藤(浩太)さんは僕が初めて主演した映画のスタッフだったりとか。プロデューサーも僕が助監督やっているときのプロデューサーで。みんなこのタイミングで会うべくして会ったような気がして、なんかサークルが一周してこれから第二ステージ入っていく作品なんだと勝手に思っていますけど。本当に嬉しかったですね。僕は内容についてはしゃべりません。まず観てほしいです。

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MC:いまのトークを聞いて、皆さんご覧になると泣くと思いますよ。

満島:そうですかね。本当に楽しかったんですよ。こんなにも楽しく映画を撮っている監督がいるというのが嬉しいし、そこに日本映画を背負っているスタッフの方々が全精力を費やすわけですよ。その現場のあり方が、これからの日本映画がもっともっとよくなると感じる希望だったんですよね。だからこれからもどんどん一緒に勝負していきたいと思いますので。高橋さんも参加してくださいね。高橋さんいないとお客が入らない!(笑)

高橋:僕だけ置いてけぼりみたいな…(笑)

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