【全起こし】高橋一生「お芝居する上では常にギクシャクしないよう心がけています(笑)」 映画『リミスリ』完成披露上映会レポート 全文掲載

MC:続いて、アキの恋人カイトを演じました高橋一生さんお願いします。

高橋:どうもこんばんは、今日はお足元が雨の中…(会場笑い)、ようこそいらっしゃいました。ここに来てくださった方々はすごい倍率を勝ち抜いてきた人たちだと聞きました。3715人の応募があったようで、本当にようこそいらっしゃいました(笑)。カイト役を演じさせていただきました高橋です。本当に素敵な映画になっていると思います。ビジュアルだとか、見せ方だとか、二宮監督の世界観や頭の中がバーッと出てきたような。そして登場人物の造形がしっかり作り込まれていて、桜井アキさん演じるオリアアキというキャラクターを通して、一人の人間の成長譚だと思っています。そのあたりを皆さんがどうシンクロして観てくださるのか楽しみにしています。どうぞ楽しんでいってください。

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MC:そして最後にご紹介します。すごい才能の持ち主です。商業映画デビューとなった二宮健監督です。

二宮監督:皆さんこんばんは、監督をさせていただきました二宮です。商業映画デビュー作で、こんな素晴らしいキャストと、とても自由に作らせていただいた皆さんのおかげで、今日という日があると思っています。今日初めてお客さんに観ていただくのですが、さっきの倍率ですと相当な難関校を通過したみたいな皆さんにお届けできることを楽しみにしています。今日は思う存分楽しんでください。よろしくお願いします。

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MC:せっかくのお披露目の場なので、いろいろ裏話を聞きたいと思います。まずは桜井さん、印象に残っているシーンは?

桜井:まだ皆さん作品を観る前ですけど、アキは基本的に踊り狂っているシーンが多くて、この撮影をしている間は靴を履いているときが少なくて、裸足で踊っているときが多かったです。こんなに人生で踊る狂うことは二度とないだろうなと思うぐらいに印象に残っています。踊っている方を見学にクラブに行ったりしました。監督にはとにかく踊り狂ってくれと言われました。

二宮監督:後悔のないように踊って欲しいと言いました。

桜井:そこはすごく印象に残っています。

MC:かなり何度もテイクは撮られたんですか?

桜井:バージョン違いで撮ってました。例えば何かをまとって踊るとか。ダンスという感じではなく、訳がわからなくなるくらいまで踊るという感じでした。

MC:高橋さんの役は癒されるキャラだと思うのですが、監督からはどんなオーダーがあったのですか?

高橋:二宮監督から細かいオーダーはいただいていないです。現場に入って、セットだとかの作り込みがしっかりしていたので、その場に入ってまずはお芝居を見せて、僕は桜井さんとのシーンでしたので、2人でお芝居をして、都度都度、監督とは話をしましたけど、そんなに細かい作り込みとかの指示はありませんでした。

MC:自分の感性の中から自然に…

高橋:そうですねえ。二宮監督はそういうところがうまいので、少しずつ道を作っていくような才能があるので。ああだこうだと言わず、現場ではしゃべらないですねえ。

二宮監督:でも現場では元気いっぱいですよ。

高橋:そうです、元気いっぱいです。でも細かい指示はないですね。

MC:だから自然に見えるというか、ギクシャクしてないですよね。

高橋:お芝居する上では常にギクシャクしないように心がけています(笑)。

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