杉江大志、隣が波岡一喜で「今日は8割増しで緊張してます(笑)」映画『メサイア −幻夜乃刻−』初日舞台挨拶レポート

世界規模の軍縮協定により、兵器による戦争がなくなり情報戦が激化した世界に⽣きるスパイの男たちを描いた「メサイア」シリーズ。2016年にスタートした新シリーズ第一弾映画である『メサイア −幻夜乃刻−』が11月17日に公開初日を迎え、同日、シネマート新宿にて行われた舞台挨拶に、キャストの杉江大志、橋本真一、宮城紘大、鈴木身来、 井澤勇貴、内田裕也、波岡一喜、山口ヒロキ監督、小谷嘉一(MC)が登壇した。

上映後の舞台挨拶に登壇したキャスト陣。MCが映画の感想について質問すると、客席からは大きな拍手が沸き起こった。主演で加々美いつき役の杉江は「本当に嬉しい限り。今日から公開ということで、撮り終わってからはしばらくドキドキ、ワクワク。出来上がったものがどう受け入れられるのか、不安な部分もありますが…。見ていただけて嬉しいです」と挨拶した。

襲い来る刺客の一人であるヤマシロを演じた波岡。観客の拍手に対して「拍手しないわけにはいかないですよね。拍手してない人、悪もんみたいになるから」と述べて客席を笑わせると、杉江が「隣に波さんがいるので、今日は8割増しで緊張してます(笑)」と顔をこわばらせた。これに納得いかない波岡は「誰がめっちゃ怖い人や。これは見掛けだおしやから!」と漫才のようなやりとりを見せて会場を爆笑させた。

今回のシリーズから参加したハザン・リュカ役の鈴木は「最初はキャラクター設定がざっくりしていた。自分の役がどういう人物なのか描かれない状態で始まったので」演じる上で不安があったという。さらに「できあがった座組の中にどうやって入っていけばいいのかとも思いましたが、皆さんが温かく迎え入れてくれたので」撮影は非常にやりやすかったことを明かした。

最後に挨拶した山口監督は「謎が多い作品。かなり楽しめる作品になっていると思う」と、本作をアピール。4年前からシリーズに携わっている伊澤は「後輩たちがたくさん入ってきて、とても嬉しい。今後がすごく楽しみ」とコメント。杉江は「これからもっとたくさんの方に映画が届くのかと思うと、本当に嬉しい。本作を見てくれた方は、次作も気になると内容になっていると思います」と次回作もアピールしつつ、イベントは終了した。

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『メサイア −幻夜乃刻−』
2018年11月17日公開
監督・編集:山口ヒロキ
原作・ストーリー構成:高殿円「MESSIAH -警備局特別公安五係」(講談社⽂庫)
脚本:毛利亘宏(少年社中)
主題歌:Blu-BiLLioN「Let There Be Light」(Resistar Record)
出演:杉江大志 山田ジェームス武 山本一慶 橋本真一 宮城紘大 安里勇哉 鈴木身来 金井成大 豊嶋杏輔 西野龍太 小谷嘉一 ボブ鈴木 漆崎敬介 井澤勇貴 内田裕也 波岡一喜
配給:トリプルアップ

【ストーリー】 加々美いつき(杉江大志)は、有賀涼(井澤勇貴)を救うために北方連合に投降。サリュート(山田ジェームス武)によって移送される途中、何者かに襲撃される。気がつくと加々美とサリュートは密室にいた…。二人を監禁した男の名前は『ナイトメア』。照る日の杜事件において、ナイトメアを名乗っていた有賀でも園之人でもない真の黒幕であった。「私は君たちに恨みを持つ者だ。君たちが自分達の罪を認め。罪を償うのであれば生きて、ここから出ることができる…」。襲い来る刺客たち…その中の一人であるヤマシロ(波岡一喜)を名乗る男も加わり、三人の男たちは命を賭けた脱出ゲームに挑むのであった。