杉江大志&井澤勇貴の成長に「ちょっと泣けてきますね…」映画『メサイア −幻夜乃刻−』完成披露舞台挨拶レポート

世界規模の軍縮協定により、兵器による戦争がなくなり情報戦が激化した世界に⽣きるスパイの男たちを描いた「メサイア」シリーズ。2016年にスタートした新シリーズ第一弾映画である『メサイア −幻夜乃刻−』が11月17日に公開される。このほど、11月5日にユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて本作の完成披露舞台挨拶が行われ、キャストの杉江大志、山田ジェームス武、山本一慶、橋本真一、宮城紘大、井澤勇貴、小谷嘉一(MC)、主題歌を担当するBlu-BiLLioN(ミケ、宗弥、珀)、山口ヒロキ監督が登壇した。

本作は 2018年4月に上演された舞台「メサイア −月詠乃刻−」の直後を描いており、自身のメサイアである有賀涼(井澤勇貴)を救う為、命を賭けた戦いに挑む加々美いつき(杉江大志)にスポットを当てた映像作品となっている。

「挑戦的な作品になった」という主演の杉江は「撮影自体もすごく楽しくやらせていただいて、作品としても自信をもってお届けできるものに仕上がっていると思います。まずは観ていただけら」と会場に詰めかけたファンに作品をアピールした。

本作の主題歌「Let There Be Light」を担当したBlu-BiLLioN。今回の曲のイメージについて聞かれたボーカルのミケは「映画の雰囲気を壊してはいけないし、かといって伝えるものが少なすぎてもいけない」と試行錯誤し、「映画に寄り添うようなサブストーリー」を目指して曲を完成させていったという。

「予告編だどベッドで寝ているだけ」と指摘された有賀涼役の井澤は、「あれは本当に寝ました(笑)。テストからずっと寝ていて、起きたら撮影が終わってました」と告白しつつも、「今回は先輩の気持ちで見られた。後輩たちが頑張っている姿を見て、すごく嬉しくなりました」と真面目な表情で語ると、周りから「寝てたのに?」とツッコまれて会場から笑いが起こった。

これに対して、杉江と井澤のことをシリーズを通して見続けてきた山口監督は「大志と勇貴が大御所の先輩みたいに現場に入ってきて。皆んなが『おはようございます!』って。二人共新人だったのに…。なんかちょっと泣けてきますね…」と感慨深げ。すると杉江は「そんな空気、出てました(笑)?」と照れ笑いを浮かべていた。

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『メサイア −幻夜乃刻−』
2018年11月17日公開
監督・編集:山口ヒロキ
原作・ストーリー構成:高殿円「MESSIAH -警備局特別公安五係」(講談社⽂庫)
脚本:毛利亘宏(少年社中)
主題歌:Blu-BiLLioN「Let There Be Light」(Resistar Record)
出演:杉江大志 山田ジェームス武 山本一慶 橋本真一 宮城紘大 安里勇哉 鈴木身来 金井成大 豊嶋杏輔 西野龍太 小谷嘉一 ボブ鈴木 漆崎敬介 井澤勇貴 内田裕也 波岡一喜
配給:トリプルアップ

【ストーリー】 加々美いつき(杉江大志)は、有賀涼(井澤勇貴)を救うために北方連合に投降。サリュート(山田ジェームス武)によって移送される途中、何者かに襲撃される。気がつくと加々美とサリュートは密室にいた…。二人を監禁した男の名前は『ナイトメア』。照る日の杜事件において、ナイトメアを名乗っていた有賀でも園之人でもない真の黒幕であった。「私は君たちに恨みを持つ者だ。君たちが自分達の罪を認め。罪を償うのであれば生きて、ここから出ることができる…」。襲い来る刺客たち…その中の一人であるヤマシロ(波岡一喜)を名乗る男も加わり、三人の男たちは命を賭けた脱出ゲームに挑むのであった。

©MESSIAH PROJECT ©2018 映画メサイア幻夜乃刻製作委員会