間宮祥太朗 × 桜井日奈子 SNS漫画家・世紀末による人気コミックを実写映画化『殺さない彼と死なない彼女』2019年秋公開!

重版10刷を突破した、新世代のSNS漫画家・世紀末による人気4コマ漫画「殺さない彼と死なない彼女」を、間宮祥太朗、桜井日奈子共演で実写化する映画『殺さない彼と死なない彼女』が、2019年秋に公開されることが決定した。

原作は3つの物語からなる連作4コマ漫画で、自分が可愛いことを自認し周囲からの愛を求め続ける“きゃぴ子”と正反対のしっかり者の親友“地味子”、恋愛に無関心な男子“八千代くん”に何度フラれても告白し続ける“君が代ちゃん”、キレやすいツンデレ男子“殺さない彼”と付き合う心優しいネガティブ女子“死なない彼女”が登場する。映画では、単行本に収録された表題作「殺さない彼と死なない彼女」に登場する、“殺さない彼”小坂れいと“死なない彼女”鹿野ななの物語を中心に据えた青春群像劇となる。

主人公・小坂れい役には、『高台家の人々』、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』、『帝一の國』など人気コミックの実写版で個性豊かなキャラクターを見事に演じ分け、その存在感と演技力で高く評価されている間宮祥太朗。2017年には映画『全員死刑』で初主演を果たし、その後は『不能犯』、『食べる女』、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」、「BG~身辺警護人~」、「ゼロ 一獲千金ゲーム」など話題作に出演、2019年には俳優生活10周年目を控え、人気若手俳優の一人として今最も注目されている。もう一人の主人公・鹿野なな役には、映画『ママレード・ボーイ』で初主演を果たし、続く『ういらぶ。』(11月9日公開)でもヒロインを務めるほか、10月からはNHK Eテレ「沼にハマってきいてみた」で初MCを務めるなど、活動の幅を広げ続けている桜井日奈子が演じる。

監督・脚本を手がけるのは、長編映画デビュー作『ももいろそらを』が第24回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門にて最優秀作品賞を受賞し、数々の世界の映画祭で高く評価された小林啓一。2作目『ぼんとリンちゃん』では、第55回日本映画監督協会新人賞をはじめ、主演の佐倉絵麻、高杉真宙の二人が第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第18回上海国際映画祭アジアン・ニュー・タレントアワードで優秀女優賞と優秀撮影賞を受賞している。最新作『逆光の頃』では、主演の高杉真宙がTAMA映画賞最優秀新進男優賞に輝いた。

キャスト&スタッフ コメント

■間宮祥太朗(小坂れい役)
台本を読むたびに小坂と鹿野のやり取りのひとつひとつがとても微笑ましく、そして、監督と桜井日奈子さんとリハーサルや話し合いを重ねて作っていく時間も充実していました。小坂も鹿野も他の登場人物達も、自分はここにいるんだという叫びを抱えた人達の様に思います。それは夢や恋愛や自分の置かれた環境によって違い、個性でもある。それぞれが個性を持って絶望している。思春期という言葉で一括りにしてしまわず、何故葛藤していて、何に救われるのか。日常を過ごす当人達の温度を感じて頂けたらと思います。小坂の叫びも静かに聞こえますように。

■桜井日奈子(鹿野なな役)
私が演じる鹿野ななは、つかみどころのない、たくさんの矛盾を抱えたキャラクターです。初めて演じるタイプの役で苦戦していますが、だからこそ、この現場で得られるものがたくさんあるなと実感しています。撮影はカット毎に、みんなで映像をチェックしながら、1つ1つのシーンを丁寧に作っています。色々な表現を、自分の目で確かめながら進めていけることはとてもありがたく、鹿野を演じながらも自分自身と向き合っている感じです。この作品がたくさんの皆さんに届きますように。小林監督やスタッフの皆さん、そして間宮祥太朗さん、キャストの皆さんと一緒に頑張りたいです。

■小林啓一(監督・脚本)
印象的なタイトル、一癖も二癖もあるキャラクター。原作が四コマ漫画ということで独特なリズム感と世界観を作り上げることに試行錯誤しながら撮影は進んでいます。間宮くん、桜井さんをはじめ、癖のあるキャラクターがどうすれば生き生きと存在できるか、皆で色々試しながら作っている最中ですが、既に素敵なシーンが数多く撮れています。登場人物と同世代はもちろん、色々な世代に観ていただきたいです。きっと、この映画から恋人、家族、友人、大切な人の温もりを感じてもらえると思います。頑張ります!

■世紀末(原作者)
映画化が決定したと聞いた時、ベストセラーでもない私の作品が映画化だなんて騙されているんじゃないかと怖くなりました。おまけに主演が間宮祥太朗さんと桜井日奈子さんというステキなお二人だなんて、これを書いてる今もまだ信じられない自分がいます。ですが実際に現場にお邪魔させて頂くと小林監督をはじめとした本当にたくさんの方が「良いものを作る」という目で動かれていて圧倒されました。『殺さない彼と死なない彼女』を愛してもらっていました。紙から飛び出して大きなスクリーンの中で笑ったり泣いたりする彼らに会えるのがとても楽しみです。

『殺さない彼と死なない彼女』
2019年秋 全国ロードショー
監督・脚本:小林啓一
原作:世紀末「殺さない彼と死なない彼女」(KADOKAWA刊)
出演:間宮祥太朗 桜井日奈子
配給:KADOKAWA/ポニーキャニオン

【ストーリー】 何にも興味が持てず、退屈な学生生活を送っている高校三年の小坂れい(間宮祥太朗)。ある日、小坂は教室で殺されたハチの死骸を埋めているクラスメイト・鹿野なな(桜井日奈子)に出会う。「死にたい」が口癖の鹿野はリストカットの常習犯。虫の命は大切に扱うくせに「死にたがり」な鹿野に興味を抱く小坂。それまでネガティブすぎる言動で周囲から変わり者扱いされていた鹿野だったが、口の悪い小坂と本音で話すうちに、二人は一緒にいることがあたりまえになって…。