『藁の楯』の原作者として知られる“木内一裕”による犯罪エンターテイメント小説を、「ビー・バップ・ハイスクール」で一世を風靡した漫画家であり、数々の傑作犯罪映画を手掛けてきた“きうちかずひろ”監督が自ら実写映画化した、遠藤憲一主演の『アウト&アウト』が11月16日より全国公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
探偵見習いで元ヤクザの主人公・矢能政男が呼び出された先で出くわしたのは、死体となった依頼主と妙な覆面を被った若い男。図らずも目撃者となった矢能は窮地に追い込まれ、覆面男が周到に用意した完全殺人計画は成功したかのように見えたが、そこには唯一の誤算があった。
元ヤクザで探偵事務所を営む主人公・矢能政男には、映画、ドラマ、CMに引っ張りだこの遠藤憲一。矢能が娘のように育てている小学二年生の少女・栞には、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で人気子役となった白鳥玉季。このほか、事件の鍵を握る与党議員の鶴丸清彦を演じる要潤をはじめ、矢能を追い込む覆面男に若手実力派の岩井拳士朗、矢能が世話になっている婆さん役に高畑淳子、矢能と栞を陰ながら支えている情報屋に名優・竹中直人ら個性派俳優が脇を固める。
予告編では、矢能(遠藤憲一)と対立する覆面男の裏にいる与党議員・鶴丸清彦役(要潤)の存在がクローズアップ。数年前のある事故がきっかけで事件が起き、鶴丸議員は事件を隠蔽するため、元ヤクザで探偵の矢能と闘うことになる。命懸けの闘いの行方が気になる、先の読めないスリリングな映像となっている。
『アウト&アウト』
11月16日(金)、TOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー
監督:きうちかずひろ
原作:木内一裕「アウト&アウト」(講談社文庫刊)
脚本:ハセベバクシンオー きうちかずひろ
出演:遠藤憲一 岩井拳士朗 白鳥玉季 小宮有紗 中西学 酒井伸泰 安藤一人 渡部龍平 渋川清彦 成瀬正孝 阿部進之介 竹中直人 高畑淳子 要潤
配給:ショウゲート
【ストーリー】 矢能が突然呼び出された先で目撃したのは、依頼人の死体と覆面姿の男。銃を向ける覆面男の意外な行動に、矢能は窮地に追い込まれることに…。覆面男が周到に用意した完全殺人計画は成功したかのように見えたが、そこには唯一の誤算があった―。最も危険な探偵の反撃が始まる!
(C)木内一裕/講談社 (C)2017「アウト&アウト」製作委員会