仏料理界の巨匠を追ったドキュメンタリー『アラン・デュカス 宮廷のレストラン』予告編

“仏料理界の至宝”や“フレンチの帝王”とまで言われる天才シェフ、アラン・デュカスを追ったドキュメンタリー映画『アラン・デュカス 宮廷のレストラン』が10月より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

パリ、モナコ、ロンドンのミシュラン3ツ星レストランをはじめ、日本でもシャネル銀座ビルディング最上階の「ベージュ アラン・デュカス 東京」や、青山の「ブノワ」といった超人気店で有名な天才シェフ、アラン・デュカス。本作では、18のミシュランスターを含む23のレストランを世界中に持つアランが、かのヴェルサイユ宮殿にマリー・アントワネット時代の宮廷レストランをオープンさせるため、世界中の最高の食材と新たな発見を追い求めていく姿を映し出す。「完璧を目指さなければ、確実に失敗に終わる」という自身の哲学通り、アランはニューヨーク、ロンドン、リオ、フィリピン、香港、パリ、モナコ、東京、京都と世界中を飛び回り素材を吟味し、2年にわたる密着取材に応じた。

公開された予告編では、本作の舞台となる、ルイ14世が建造した豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿を俯瞰でとらえた映像から始まる。この宮殿建物内に史上初めてとなるレストランをオープンさせるまでの道のりを主軸に、世界のトップシェフたるアラン・デュカスの理念や思考、情熱をありのままの姿でとらえていく。マクロン仏大統とトランプ米大統領との会談での夕食も彼が手掛け、“美食外交”を実現するなど、美食を通して社会貢献する様子も描かれる。その彼が、才能のすべてをかけて1700年代の“王の食卓”を再現するため、自ら世界中を飛び回り、その完璧な舌で食材を吟味し、至上最高の贅沢を創りあげる。世界をまたにかけ、料理界に革命をもたらした天才シェフの成功の秘密に迫りながら、美食を通して人生という旅の新たな発見が見えてくる。

『アラン・デュカス 宮廷のレストラン』
10月 シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
監督:ジル・ド・メストル
出演:アラン・デュカス
配給:キノフィルムズ

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