「ぎゅわんぶらあ自己中心派」「スーパーヅガン」で知られる漫画家の片山まさゆきによる麻雀漫画の実写映画化で、石田明(NON STYLE)と矢本悠馬がダブル主演を務める『ノーマーク爆牌党』が今秋より公開となる。このほど、追加キャストとして、長澤茉里奈、高崎翔太、モロ師岡らが出演することが発表された。
アマチュア麻雀界で全国二連覇を成し遂げ、プロ入りが期待されている大学生の鉄壁保(矢本悠馬)。「爆守備」と呼ばれる、堅い打ち筋で麻雀を打つ鉄壁は、雀荘ドラ道楽で当大介、九蓮宝燈美と共に、日々麻雀の腕を磨いていた。三連覇の掛かる大会前日、相手の手牌を読み切り、余り牌を狙うという天才的な打牌「爆牌」を武器にする爆岡弾十郎と名乗る男(石田明)がふらりと現れる。
追加キャストとして、とにかく高い符を目指す、「爆テンパネ」と自ら名づけた打ち筋を駆使する九蓮宝燈美を演じるのは、「麻雀最強戦」8代目アシスタントとして活躍する長澤茉里奈。驚異的な確率で役満を上がる天賦の才能「爆役満」を持つ当大介には、「おそ松さん on STAGE」のおそ松役や「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」の瀬名泉役などで人気の高崎翔太。そして、爆岡の才能を見抜いてプロにしようとした万利休に、映画やドラマに欠かせない名バイプレイヤーであるモロ師岡が扮する。
キャスト&監督 コメント
■長澤茉里奈(九蓮宝燈美役)
出演が決まった時はほんとに驚きました。長年愛され続けているこの作品に自分が出れるなんて、、、しかも私が宝燈美ちゃん、、、、!?!プレッシャーのかたまりでした。でも富澤監督はじめ、スタッフの皆さん、共演者の皆さんと作品を作っていくことで少しずつプレッシャーが楽しさに変わっていって撮影していくたびにこの作品がもっと大好きになりました。私自身麻雀がとっても大好きで、いつも雀荘で仲間と麻雀をするのが大好きなので、宝燈美ちゃんとの共通点かなあ~。(打ち方は爆守備です)笑 麻雀好きな方はもちろん、人生ってなんだろうって悩んでる方、上手くいかない世の中だなこんにゃろって、この世界に不満を持ってる方も、この映画を見たらきっとスッキリするし人生頑張ろって思える作品だと思います。
■高崎翔太(当大介役)
麻雀漫画の金字塔と呼ばれる作品。出演出来ることを嬉しく思います。その作品の中の当大介。イケイケの麻雀を打ちます。真っ直ぐでちょいおばか、だけど憎めない。そんなキャラクターです。しかし、誰よりも揺るぎなくNo.1をめざすキャラクター。画面の中を少し賑やかにできればなと。初の麻雀映画ですが、楽しみつつ盤面に向き合いたいと思います。
■モロ師岡(万利休役)
昔は、麻雀と言うと、煙草の煙が朦々とする中、朝までやる不健康なイメージでしたが、今は、女性プロ雀士もいて、雀荘も禁煙で学生がジュースを飲みながらやってたり昔とは随分イメージが違います。この映画を観て、麻雀のテクニックや楽しさをもっと沢山の人に知って貰い、世界的に麻雀ブームになって欲しいです。私が演じる麻雀界の最高顧問万利休も、ユニークなキャラクターで、NON STYLEの石田君が演じる爆岡との絡みも緊張感のある面白いシーンになっています。是非、多くの人に観て頂き麻雀ブームを興して映画も大ヒットして欲しいです!
■富澤昭文監督
安心や安定、備えやリスク回避という言葉が飛び交う現代で、「攻め」の生き方を貫く男と「守り」の生き方を貫く男。真逆の信条を持つ二人の人物を中心にしてこの映画は進みます。人生の困難に直面した時、言い訳や逃げ道を残し格好をつけてその場を立ち去るのか、退路を断ち無様でも必死にそれに立ち向かうのか。生き方や人生観が出るのが麻雀だと思います。生きていく上での理想と現実、さらには現代社会を、小さな麻雀卓の上で描くことが出来たなら面白い映画になるのではないか。そんな思いを胸に恐れ多くもこの名作漫画の映画化に取り組んでいます。
『ノーマーク爆牌党』
2018年秋 公開
監督・脚本:富澤昭文
原作:片山まさゆき「ノーマーク爆牌党」(竹書房刊)
麻雀監修:麻雀企画集団バビロン 馬場裕一 黒木真生 ケネス徳田 中村毅
協力:日本プロ麻雀連盟
出演:石田明(NON STYLE) 矢本悠馬 長澤茉里奈 高崎翔太 永田彬 モロ師岡
配給:AMGエンタテインメント
【ストーリー】 アマチュア麻雀界で全国二連覇を成し遂げ、プロ入りが期待されている大学生の鉄壁保(矢本悠馬)は、雀荘ドラ道楽で大介・宝燈美と共に、日々麻雀の腕を磨いていた。三連覇の掛かる大会前日、そこにふらりと爆岡弾十郎と名乗る男(石田明)が現れる。自らを天才と名乗り傲慢な態度で振る舞う爆岡に、大介と宝燈美は鉄壁との勝負を持ち掛ける。相手の余剰牌を狙い撃ちする「爆牌」を武器とする爆岡弾十郎と、徹底した守備力「爆守備」を武器とする鉄壁保。運命に導かれるように出会った二人は、己のプライドと人生を掛けぶつかり合う。
(C) 2018片山まさゆき/竹書房/『ノーマーク爆牌党』製作委員会