三浦春馬、幸せを感じる瞬間は「仕事中に大の字で寝ること」多部未華子「運転中に大声で歌う」

「ゴールデンスランバー」などで知られる人気作家の伊坂幸太郎による同名恋愛小説集を、今泉力哉監督が三浦春馬主演、多部未華子、原田泰造共演で映画化した『アイネクライネナハトムジーク』が、9月20日より公開される。このほど、8月21日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて完成披露上映会が開催され、キャストの三浦春馬、多部未華子、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里、萩原利久、貫地谷しほり、原田泰造、今泉力哉監督が登壇した。

主人公、佐藤を演じた三浦と、佐藤と出会う紗季を演じた多部は、3度目にして4年に一度のタイミングで共演しているそうで、「まるでオリンピックのような関係」と笑顔。三浦は「二十歳の時の映画でも(2人で)舞台挨拶したなと思って」と、当時を振り返りつつ「感慨深い。その頃よりは、ゆとりを持って皆様の前に立てている」と自身の成長に胸を張った。

そんな三浦に対して多部は「安心感があった。(三浦と)共演してきたことは無駄じゃなかった」とし、「次はまた4年後に共演できたら嬉しい」と冗談っぽく述べて、会場の笑いを誘った。

日常の中のちょっとした幸せが描かれる本作にちなんで、ちょっとした幸せを感じる瞬間を聞かれた三浦と多部。「最近、俳優の特権だと気がついた」という三浦は、「病室などで寝ているシーンがあるじゃないですか。普段、仕事中に人前で大の字になって寝ることなんて、俳優以外ありえない」と述べ、「ちょっと優越感に浸れる」と独特な幸せポイントを明かした。

「小さい幸せはいっぱいある」という多部は、「適当に作ったご飯が意外と美味しかったり、家の犬が『おかえり』みたいな顔してるときとか、車を運転しているときに信じられないぐらい大声で歌うとか」と、「まだまだある」という勢いで語り、登壇者一同を笑わせていた。

『アイネクライネナハトムジーク』
9月20日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:今泉力哉
原作:伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」(幻冬舎文庫)
音楽:斉藤和義
主題歌:斉藤和義「小さな夜」(スピードスターレコーズ)
出演:三浦春馬 多部未華子 矢本悠馬 森絵梨佳 恒松祐里 萩原利久 成田瑛基 八木優希 こだまたいち MEGUMI 柳憂怜 濱田マリ 藤原季節 中川翼 祷キララ 伊達みきお 富澤たけし 貫地谷しほり 原田泰造
配給:ギャガ

【ストーリー】 仙台駅前。大型ビジョンには、日本人のボクシング世界王座をかけたタイトルマッチに沸く人々。そんな中、この時代に街頭アンケートに立つ会社員・佐藤(三浦春馬)の耳に、ふとギターの弾き語りが響く。歌に聴き入る紗季(多部未華子)と目が合い思わず声をかけると、快くアンケートに応えてくれた。二人の小さな出会いは、妻と娘に出て行かれ途方にくれる佐藤の上司や、分不相応な美人妻と可愛い娘を持つ佐藤の親友、その娘の同級生家族、美人妻の友人で声しか知らない男に恋する美容師らを巻き込み、10年の時をかけて奇跡のような瞬間を呼び起こす。

(C)2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会