LiLiCo、夫・小田井涼平からのサプライズ手紙に号泣「本当に毎日幸せ」『タリーと私の秘密の時間』トークイベント レポート

『JUNO/ジュノ』『マイレージ、マイライフ』でアカデミー賞に2度ノミネートされた名匠ジェイソン・ライトマン監督が『ヤング≒アダルト』で主演に迎えたシャーリーズ・セロンと再びタッグを組む最新作『タリーと私の秘密の時間』が、8月17日より公開となる。それに先立ち、8月8日に六本木・キノフィルムズにてトークイベントが行われ、この春に電撃結婚を発表した、映画コメンテーターLiLiCoと歌謡コーラスグループ「純烈」のメンバーで俳優としても活動する小田井涼平夫妻が登壇した。

仕事に家事に育児と、何ごとも完璧にこなしてきた“人に頼れない”3人の子供の母親マーロと、彼女の元に現れた夜だけのベビーシッター、タリーの不思議な絆を描く本作。夫婦そろって登壇にしたLiLiCoは「トップニュース作りましょうね」と今回のイベントに対して意気込み十分。また「素晴らしい映画でしたので、パパとこういう映画を観るのは初めて、家族に関する映画を見るのが初めてだったから」と語った。“パパ”という呼び名にざわつく会場の中、小田井は「二人での登壇は初めてで、緊張している。家の中と一緒に来たタクシーの中では奥さんだったのに、楽屋に入った瞬間、タレントのLiLiCoになった」と夫婦揃っての初登壇で新たなLiLiCoの一面を見たと驚いた様子を見せた。

映画の感想について、LiLiCoは「ファンタジーでありながらディープな現実を描いている素晴らしい作品。子供がいる、いないに関わらず、お勧め出来る!」と本作を絶賛。また「主人公マーロと共通点も多く、人に頼れない。旦那さんには家事をしてほしくない」と人に頼れない主人公マーロに共感したと語り、「この映画は子供を誰かに預けてでも、観に行ってほしい」とコメントした。小田井は「不思議な映画。旦那の立場で観ていたので、身につまされる思いでした。映画を観た後は妻や彼女にご飯を奢ってあげたくなる映画」と語り、男性こそ本作を見てほしいと言葉に力を込めた。

続いて、フリップを使って質問に対する相手の答えを予想し合い、お互いが二人のことをどれだけ知っているかを試す「LiLiCoと涼平の秘密の質問」が行われた。まず小田井が自身で得意だと思う家事は?という質問に回答をフリップに書きあげ、その答えをLiLiCoが予想。「洗濯物をたたむのは上手い&細かい物を上手に整理する」と答えた小田井だったが、それに対しLiLiCoからは「細かい物は自分のフィギュアで家事ではないでしょ。洗濯物は折りしわが気になるからたたんでほしくない」というダメ出しも飛び出した。次に、一緒に住んで初めて気になったお互いの生活習慣は?という質問にはLiLiCoが「時間の使い方(が遅い)」と朝が弱くて準備に2時間かかるという小田井の意外な一面を発表。一方、小田井は「鼻歌がうますぎる&寝起きが良すぎる」と回答。歌手である自身の鼻歌もLiLiCoから音がずれていると指摘されると笑いを誘った。また、「寝起きの良さがハンパなく、目覚ましが鳴ったとたん、腹筋みたいに起きる」と、まるで軍隊みたいだというLiLiCoの変わった驚きの生活習慣について語った。最後の質問では、お互いに言われて嬉しかった言葉を発表。小田井は「パパは家族なんだから会いに行くのは当然でしょ」と、LiLiCoが小田井の実家に行き家族に会ってくれたエビソードを語った。またLiLiCoは「ハグ」が嬉しかったと語り、仕事も上手く行かず、本当に疲れていてマーロのような状態になっていた時に、夜中に小田井が家まで来てくれて、頑張れよと言ってハグだけして帰っていったというロマンチックなエピソードを語った。

そして最後の質問を終えると、小田井からLiLiCoへのサプライズの手紙が読み上げられた。日々の感謝を語るとともに「LiLiCoは幸せですか?僕は幸せです。あとは二人の間に天使が出来れば嬉しいね」と小田井が感動の手紙を読み上げると、LiLiCoも思わず瞳を潤ませながら「本当に毎日幸せです」と普段は面と向かっては言えない思いを声を詰まらせつつ語り、LiLiCoの涙を見て小田井も涙した。最後に、LiLICoは本作の魅力について「向き合う事が大事だと思える。主人公のマーロは結婚し子供も出来て夢も叶っているけど、結婚には信頼とか理解が大事だと教えてくれる映画です」と夫婦・カップルで観るべき映画と太鼓判を押した。

『タリーと私の秘密の時間』
8月17日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ディアブロ・コディ
出演:シャーリーズ・セロン マッケンジー・デイヴィス
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 仕事に家事に育児と、何ごとも完璧にこなしてきたマーロは、3人目の子供が生まれて、ついに心が折れてしまう。そんな彼女のもとに夜だけのベビーシッターとしてタリーがやってくる。彼女はタメグチのイマドキ女子なのに仕事は完璧。マーロの悩みも聞き、見事に解決してくれる。自由奔放なタリーと不思議な絆を深めていくうちに、マーロも本来の輝きを取り戻していくのだが、タリーは何があっても夜開け前に姿を消し、自分の身の上は決して語らないのだった―。

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