永眠から20年 X JAPANギタリストhideのドキュメンタリー映画『HURRY GO ROUND』5月公開決定!新ビジュアルも

1998年5月、人気絶頂のなか突然他界した、X JAPANのギタリストhide。永眠から20年となる今年に「hide 20th Memorial Project」が発足し、その一環として製作されるドキュメンタリー映画『HURRY GO ROUND』が、5月26日より全国公開されることが決定した。併せて、新ビジュアルと予告編がお披露目となった。

本作は、hideの墓石に刻まれている、事実上最期の楽曲「HURRY GO ROUND」の歌詞に隠されたメッセージを、俳優・矢本悠馬がナビゲーターとしてhideの最期の足取りを辿るドキュメンタリー。亡くなる前日に撮影された未公開映像の初公開を含む、今まで語られることがなかった真実が明かされる。神奈川県三浦市にあるhideの墓を皮切りに、生まれ育った横須賀、さらには亡くなる3ヶ月前に過ごしていた米ロサンゼルスロケを敢行し、hideが過ごした地を巡る。また、hideの実弟・松本裕士(ヘッドワックスオーガナイゼーション代表取締役)、hide with Spread Beaverのメンバーであり、hideの共同プロデューサーI.N.A.、当時のレコーディングエンジニアEric Westfallほか、hideをよく知る人物を訪ね、亡くなる直前のhideについて話を聞く。

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ナビゲーターの矢本悠馬は、映画『ちはやふる』シリーズ、『君の膵臓をたべたい』、NHK連続テレィ小説「半分、青い。」など話題作への出演が続く若手注目株。本作が映画初監督となるのは、DREAMS COME TRUE、YOSHIKI(X JAPAN)、Perfume、高橋優、スキージャンプ選手の高梨沙羅のTVドキュメンタリー番組や、hideオフィシャルブック「Pinky Promise」など、演出家・プロデューサー・構成作家として活躍中の石川智徹。二人は音楽番組を通じて知り合い、監督が本作のイメージにぴったりであると矢本を起用した。

メインビジュアルには、hideの初公開写真が使用され、3月15日より東京・渋谷のスクランブル交差点のビルボード広告(西村ボード)に掲出される。また、映画の公開に先立ち、ライブ「hide 20th memorial SUPER LIVE “SPIRITS”」が4月28日、29日に開催されることが決定している。

■矢本悠馬 コメント
この作品に出演が決まった時に自分はhideさんについてほとんど無知の状態でした。始めはワクワクと好奇心を踊らせていましたが、次第にそれはすぐ恐れ多い感覚になりました。自分はこんなにも偉大な人物と対峙してるのかと。彼の人生や命と向き合い続けるには今の自分のエネルギーでは正直敵いませんでした。亡くなられて20年、hideさんのエネルギーは消費し尽くされず、今の若い子たちにまで溢れて伝わっている。楽曲からは楽しくて楽しくて仕方がないというような、とてもピュアなものが胸に入ってくる感じでした。その純度の高さが、いつまでも色褪せない、今聴いても古くない理由なのかなと。この映画はhideさんと矢本悠馬が出会う映画でございます。自分ごときが本当すみません。自分はこの作品のおかげで大好きなミュージシャンが1人増えました。作品中、嘘偽りなく感じたことを話しておりますゆえ、皆様がどう観て感じて頂けるのか今からハラハラしております。そしてまだhideさんを知らない方はこの作品をきっかけに新世界へ踏み出すのもありですよ!

■石川智徹監督 コメント
映画初監督の作品がまさかhideさんのドキュメンタリーになるとは想像もしていませんでした。オフィシャルブック「Pinky Promise」、13回忌での撮影などいくつかお仕事させて頂く機会はありましたが、hideさんの生前にお仕事させて頂く機会が無かっただけではなく、お会いしたこともありません。ある意味「hide初心者」の僕がhideさんの映画の監督という大役をつとめるからには、hideさんのファンはもちろんのこと、hideさんを知らない世代の人達にも観てもらえるような映画にしたいという思いに強く駆られました。hideさんをリアルに知らない時代に生まれ、hideさんをそんなに知らない人物がhideさんを知っていったらどんなことになるのだろう?ピッタリの人物が浮かびました。俳優・矢本悠馬くんです。矢本くんは、僕がやっている音楽番組のMCをしてくれていて、人となりは何となく知っていました。俳優としてはもちろん、様々な映画やドラマでの存在感は誰しもが知っているところではありますが、音楽も幅広く聴いていたりしていて、性格もちょっとやんちゃで可愛らしく、純粋で、何事にも自分の考えを貫き通す強さもあって…もしかしたら、hideさんと似てる部分があるんじゃないのか?ということで面白い化学反応を期待し、オファーさせて頂きました。そんなhide初心者の俳優と監督が紡ぐドキュメンタリーですから、初めて知ることばかりでした。hideさんの地元を巡ったり、映像を片っ端から観まくって、hideさんの格好良さを知り、いつしかファンになっていました。矢本くんは「俺も髪、ピンクにしてぇ!!」と悶絶してました(笑)。そんなhideさんを知るにつれ、今回、重要だと考えたのはhideさんの「生と死」です。そのことについて、hideさんを知る様々な方々から大事なお話を伺いました。皆様涙ながらに真実を語って頂き、そこで色んなことを感じました。矢本くんともこのことについて沢山の話をしました。この映画は「HURRY GO ROUND」というタイトルですが、まさにhideさんが伝えたかったメッセージがそこに詰まっているのだと思っています。今やhideファンの一人として、沢山の人にこの映画を観て頂きたいなと思っております。

『HURRY GO ROUND』
5月26日(土)全国公開
監督:石川智徹
ナビゲーター:矢本悠馬
主題歌:hide with Spread Beaver「HURRY GO ROUND」(UNIVERSAL J)
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 1998年5月2日hide永眠(享年33歳)。それは、突然の訃報だった。hideという存在はどれほどまでに大きかったのだろう。東京・築地本願寺にはおよそ5万人のファンが押し寄せ、急に訪れた永遠の別れを受け入れられず、泣き崩れ、絶叫する人々が後を絶たなかった。あれから、20年…。神奈川県三浦市にあるhideの墓は綺麗に掃除され、沢山の花に囲まれている。ファンの想いは20年経った今でも色褪せていない。そこに一人の俳優が墓参りに訪れる。「亡くなってから20年経っている墓には到底思えない」。そう呟いたのは俳優・矢本悠馬。「hideの印象は?」と聞くと…「当時、ニュースで人気のあったミュージシャンが亡くなったというのを何となく覚えているぐらいですかね」。それもそのはず、矢本は現在27歳。hideが亡くなった1998年当時は小学1年生。もちろん、hideという名前は知っているし、楽曲も数曲知ってはいるが、ファンからするとhide初心者に間違いない。そんな矢本が気になったのは、墓石に刻まれている事実上最期の楽曲とされる「HURRY GO ROUND」の歌詞。その文字を追うと、輪廻転生を表現する言葉にも見て取れる。hideはどうやって生きて、どうして亡くなってしまったのだろう。その心を胸に矢本悠馬のhideを知るドキュメンタリーはスタートする。hideが生まれ育った横須賀を訪れ、若きhideに触れ、保管されている大量の映像を片っ端から観まくる。hideの印象を折り紙1枚1枚に記すにつれ、矢本はhideという存在に魅了されていく。ある日、矢本はhideが亡くなる直前のスケジュールを手に入れると、亡くなる3ヶ月前に過ごしていたのはアメリカ・ロサンゼルスであったことを知る。しかしそのスケジュールに詳細は一切書かれていない…。そこにヒントがあると確信した矢本は渡米し、当時の足跡を追うことに。亡くなる3ヶ月前のhideは何を思い、どのように過ごしていたのか?ロサンゼルスから帰国後、矢本は、亡くなる直前hideと対峙した人々に話を聞く。hideをよく知る人々が涙ながらに語る「亡くなる数時間前の後悔」とは?全ての鍵が揃い、今、「HURRY GO ROUND」という謎の扉が開かれる。そこにはhideが語ることの無かったメッセージが存在している。

(C)2018 「HURRY GO ROUND」製作委員会