妻夫木聡が主演を務める「連続ドラマW イノセント・デイズ」が3月18日よりWOWOWにて放送開始となる。このほど、クランクアップを迎えた妻夫木からコメントが寄せられた。
原作は、作家・早見和真の同名ヒューマン・サスペンス小説で、第68回日本推理作家協会賞・長編及び連作短編集部門を受賞し、発行部数は40万部を突破したベストセラー。妻夫木演じる佐々木慎一は、幼なじみの女性確定死刑囚が犯したとされる罪の真偽に疑問を感じる。死刑執行が迫る中、無実を信じて調査を進める慎一は、彼女の壮絶な半生を知るとともに、意外な真実にたどり着く。
メガホンをとるのは、2017年に公開された妻夫木主演の映画『愚行録』の石川慶。本作の原作者である早見は、妻夫木の主演映画『ぼくたちの家族』(2014)の原作も手掛けており、映像化を強く望んだ妻夫木自身の想いが今回のタッグを実現させた。女性確定死刑囚・田中幸乃役を演じるのは、妻夫木とは連続ドラマとしては「ランチの女王」(2002)以来の共演となる竹内結子。さらに、慎一とともに幸乃の幼なじみで弁護士の丹下翔役を新井浩文、刑務官・佐渡山瞳役を芳根京子が演じる。このほか、余貴美子、石橋蓮司、ともさかりえ、長谷川京子ら個性的なキャストが顔を揃える。
みずからドラマ化を熱望した妻夫木は「石川監督を初め、素晴らしいキャストスタッフの方々に囲まれてこの作品に挑めることに静かに興奮しています。僕たちがこの作品にかける思いを信じてくださった方々に感謝の気持ちしかありません」と純粋な気持ちを明かし、昨年末12月初旬から現場に臨んだ。約2ヶ月にわたる濃密な時間を一気に駆け抜けオールアップを迎え、「ほっとした」と正直な気持ちを吐露しつつも「素晴らしい現場でした」と感謝の気持ちを忘れない妻夫木の言葉からは、本作の現場を気持ちよく乗り越えた気持ちが伝わってくる。また、クランクアップを迎えたことに「感慨深い」と語る一方、ドラマを楽しみにしている視聴者へ残すメッセージに力強く自信を覗かせている。
■妻夫木聡(佐々木慎一役) コメント
Q:クランクアップを迎えての気持ちは?
「今はほっとしたという気持ちが一番近いでしょうか。慎一として生きたこの二ヶ月の間、家族のように見守ってくださった監督はじめスタッフの方々に感謝します。なかなかこんなにみんながみんな作品を愛してくれる現場はありません。素晴らしい現場でした」
Q:視聴者へメッセージを
「生意気にも、僕に預けてくださいと原作の早見さんに電話をした日から、クランクアップを迎える日がくるなんて夢にも思わなかった。感慨深い気持ちです。僕たちはただただ信じて闘いました。一人一人の一縷の望みが観てくださった方の心の中で生き続けていくことになるだろうと確信しています。楽しみにしていてください」
「連続ドラマW イノセント・デイズ」
3月18日(日) WOWOWプライムにて放送スタート
毎週日曜よる10時~(全6話) 第1話無料放送
監督:石川慶
原作:早見和真「イノセント・デイズ」(新潮文庫刊)
企画:妻夫木聡 井上衛 鈴木俊明
出演:妻夫木聡 竹内結子 新井浩文 芳根京子 ともさかりえ 長谷川京子 池内博之 山中崇 芦名星 佐津川愛美 清原果耶 田口浩正 原日出子 石橋蓮司 余貴美子
【ストーリー】 「被告人を死刑に処す」。佐々木慎一(妻夫木聡)は、幼なじみの田中幸乃(竹内結子)が、元交際相手の住むアパートに火を放ち彼の妻子を焼死させたとして死刑判決を受ける姿を法廷で見つめていた。幼少期の幸乃を知り、そしてある負い目を持つ慎一は、彼女が真犯人ではないと直感。幸乃を救いたい一心で、味方を探して幸乃の姉や中学校時代の同級生など彼女の人生を知る様々な人々に会いに行くが、先々でその壮絶な過去を聞かされることになる。そしてともに幸乃の幼なじみで弁護士の丹下翔(新井浩文)と再会するも次第に意見が合わなくなっていく。一方で近づいてくる死刑の時を淡々と待つ幸乃。刑務官の佐渡山瞳(芳根京子)は、その姿になぜか惹かれ始めていた。