佐藤江梨子、キネマ旬報シアター「初」来館女優として武正晴監督と登壇! 映画『リングサイド・ストーリー』舞台挨拶オフィシャルレポート

日本アカデミー賞、ブルーリボン賞など数々の映画賞を総なめにした大ヒット映画『百円の恋』から3年。同スタッフが再集結し、盟友・足立紳の実話をヒントに生み出されたオリジナルストーリーをひっさげた武正晴監督・最新作『リングサイド・ストーリー』が10月14日(土)に初日を迎え、2日目となる15日(日)にキネマ旬報シアターにて舞台挨拶が行なわれた。

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佐藤江梨子はトークイベントが始まると、「実は、キネマ旬報シアターがある柏のこの高島屋ビルに、1年間、ラジオのお仕事で通った事があります。先ほど、こちらの劇場に私が初めて登壇する女優とのお話ききました。“聖地”を汚しているみたいで、すみません!」と、なぜか謝罪からスタート。観客の笑いを誘った。監督も、「『百円の恋』『イン・ザ・ヒーロー』とこちらの劇場で映画を流していただき、トークショーもしました。普通に映画を観に来る劇場なので、今日はやっぱり新作で佐藤さんとトークショーできるのは嬉しいです!」と喜びを語った。

余貴美子さんと親子役の佐藤は、「親子に見えるようにするにはと悩んでいたら、余さんがタレ目メイクをして私の目に寄せてきてくれました。すごく有難かったです」と話すと続けて、「余さんとカニを食べるシーンがあるのですが、新鮮なカニを準備してくれていたので、夕飯前ということもあり、二人で夢中になってカニに頬張っていたら、『カット!』の声とともに監督が走ってきて、映像チェクする前に私たちが食べていたカニをつまみぐいしました。それほど美味しそうに見えたようです」と撮影エピソードを暴露。監督も、「3杯カニを準備していたのですが、二人がすごい勢いでカニを食べていくし、美味しそうだったので、つい。毛ガニの食べ方は、親子な感じでした」と笑って答えていた。また佐藤と瑛太の共演に関しては、「部屋の中の場面のリハーサルのとき、二人の佇まいや歩いている姿など空気感が抜群でした。キャスティングした時点で完成しているといってもいいくらいで、長く付き合っているカナコとヒデオが仕上がっていました」と話した。

最後に佐藤は、「この作品に出演できてよかったと心から思っています。この映画がどんどん育ってくれたら嬉しい。映画を観ることは、経験が増えることだと思うので、この作品を観て経験を増やしてください!」と話し、監督は、「この映画を選んでくれてありがとうございます。普段観られない世界を観ることのできる作品です。ちょっとした発見があると思いますので、そんな発見を楽しんでいただけたらと思います」と締めくくった。

『リングサイド・ストーリー』は10月14日(土)より新宿武蔵野館、渋谷シネパレスほか絶賛上映中!

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『リングサイド・ストーリー』
10月14日(土)新宿武蔵野館、渋谷シネパレスほか全国公開
監督:武正晴
出演:佐藤江梨子 瑛太 有薗芳記 田中要次 伊藤俊輔 奈緒 村上和成 高橋和也 峯村リエ 武藤敬司 武尊 黒潮“イケメン”二郎 菅原大吉 小宮孝泰 前野朋哉 角替和枝 近藤芳正 余貴美子
配給:彩プロ

STORY 「俳優ってのはなっ!人に非ずって書くんだよ!」 「役者なら、一世一代の演技見せてよ!」 10年付き合い同棲中の江ノ島カナコ(佐藤江梨子)の彼は、ヒモ?同然の売れない役者“村上ヒデオ”(瑛太)。 出会った頃、舞台袖で見たヒデオは輝いていて、7年前大河ドラマに出た時は、カンヌ映画祭に連れていってくれると信じていた。最近は、相変わらずオーディションに落ち続け、マネージャー百木(近藤芳正)が決めたエロVシネの大役さえ、撮影当日にドタキャンする始末。ある日、カナコは勤め先の弁当工場を突然クビになり生活は大ピンチ! プロレス好きだったヒデオは、武藤敬司率いるプロレス団体「WRESTLE-1(レッスルワン)」の広報が人員募集している事を知り、彼女の職探しをアシストする。しかし新天地でイキイキと働きだし、自分を構わないカナコを、浮気していると勘違いして嫉妬に狂ったヒデオは、とんでもない事件を起こしてしまう。事件のケリをつけるため、K-1チャンピオン和希(武尊(たける))との一騎討ちを命じられたヒデオ。果たして、愛するカナコのために、ヒデオはリングに上がるのか?

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